島の駅で「ソールフード」と書かれたコーナーがあった。
そこで目についたのが「カチューユの素」
カチューユがインスタントになっていることにも
驚いたが売られていることにもビックリ。
カチューユーとは「カツオ汁」という意味。
沖縄の人なら馴染みのある汁物。
作り方はいたってシンプルで、一掴みのカツオブシを
ドンブリに入れてお湯を注ぐ。たったこれだけのこと。
船の上でもよく作るが、二日酔いで食欲のないときや
夏バテしているときによく作る。
そもそも、カツオ汁そのものがインスタントのような物である。
しかし、このカチューユは奥深い…
作る人や地域によって少し違ってくるし、体調不良で
薬としていただくときにも症状によってアレンジされる。
カツオブシに醤油を足したり、味噌や塩を入れて
作るものもある。また、ニンニクや梅干しをトッピング
していただくカチューユもある。
最近では、ラー油入りもなかなか美味しかった。
キムチの素を入れてみたりとカチューユは
今も進化し続けている。
そういえばオバァもカチューユの事を
「ヌチグスイ(命の薬)」と言っていた。