うんたま森のキジムナー

ムーチー

沖縄では、一年で最も寒いと言われる「大寒」の日に、
モチを食べる習慣がある。本土では、もち米を突いて餅を
作るけれど、この日に食べる餅は餅粉を練って作る。

黒砂糖や紅芋を一緒に混ぜ合わせて色や味を
つけたもので、その餅を月桃の葉で包む。
チマキのようなもの。

大寒の日に食べるので大寒の寒さをムーチービーサー
という。この「ムーチー」は「モチ」がなまった言葉だと
思っていたが、漢字で書くと「鬼餅」と書く。

沖縄の大里村に伝わる話が由来になっている。
昔々、首里から大里村に移り住んだ兄が、夜な夜な
鬼になって、家畜を襲うのでその男の妹が鉄の塊を入れた餅を
鬼に食べさせ崖から突き落として退治した。
このような昔話。

以前は、オバァが毎年、作ってくれたけれど、
チマキや柏餅を知っているので
それほど甘くない。そして何よりも味がない。
甘いものはそれほど好きではないが
甘さをほとんど感じない(つまりおいしくない)
甘いものが少なかった時代には、ごちそうだったそうだ。

今の沖縄の子供たちは、甘いものに慣れているので、
あまり喜ばないと思う。


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