だまされる人も悪いとオバァは言う。
本土では悪評高い羽毛布団などの販売員が来たりする。
我が家では暇つぶしに大歓迎で迎えるが、こいつ達がお年寄り達を
騙すわけだ。
先日も、知り合いのオバァが20万円相当の羽毛布団を買って
しまった。息子も知り合いで、(息子と言っても60過ぎている)
私に[「何とかならないか?」と相談された。
「諸費者相談センターに相談してみれば」というしかない。
しかし、高い羽毛布団を買ったオバァは、まったく後悔して
いないそうだ。息子は「オバァ、騙されたんだよ」と言っても、
オバァはそれでもいいと言う。
「販売に来た青年も、こんな遠くまで来て、売れなくて困って
いたんだから買ってやっただけだ。」と言っているそうだ。
島のオバァらしいではないか。
私の知り合いの住む集落では、カラオケがない家はないと言われて
いる。今から20数年前に、カラオケセットを販売にやってきた
一人の青年が村全部の家に売ったそうだ。その当時の青年は今は
販売の会社をやめ、それでも毎年、宮古島にやってきては、
簡単なメンテナンスを、つい数年前までしていたと言う話を
聞いたことがある。売れたはいいが、やはりどこかで心が
傷んだのだろう。
そんな販売員ばかりならいいのだが。
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