たまたま目についた新聞の求人欄 「ホテル清掃 時給1500円〜」
パートさんの給料の目安はスーパーの時給になっているようだ。
スーパーの時給が950円ほどなので1500円〜は破格の時給だ。
沖縄は農業、漁業、公共工事、観光産業が基幹産業である。
しかしそのどれもが安定しているとはいえない。
農業、漁業は天候に左右され、国の公共工事も一年を通して
安定していない。
観光業はシーズンが限られてくる。
沖縄では期間従業員が多く、沖縄での仕事がなくなれば
本土へと出稼ぎに行く。
それは過去の話しで今はどこも人手不足が深刻になっている。
建設業界では職人の数がたらずに日当5万円以上
というところもある。島内だけでは人が足らないので沖縄本島や九州、
本土から職人を呼ぶ。
職人さんが見つかっても島内には宿泊するところが無いという
状態のところもある。
コロナ前は沖縄本島から毎日飛行機で通勤している人も出ていた。
宮古バブルが起こる前は求人欄に時給や日給、月給や待遇というのは
書かれていなかった。
仕事の内容さえ書かれていないのも珍しくなかった。
よくこんな電話がかかってきた。
「新聞に募集があるけど、おまえの知り合いじゃない?
本土の名前だし、レジャーみたいだから、いくらか聞いてくれない?」
沖縄は血縁やコネ社会が濃いので直接聞くより、
間に誰かを立て用とする。
頼まれれば断れないないので職種や給料を聞く。
そんなとき必ず返ってくる給料の値段については
「あんたがわかるさぁ」
給料を決めるのは雇用側ではなく雇用される側で、そんな時代だった。
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