8月23日が二十四節気の「処暑」だった。
暦の上では暑さが和らぎ、秋の気配が漂い始める頃と
言われている。
突然二つの台風が現れたのに、沖縄地方は高気圧に
覆われて晴れていた。処暑の日、沖縄気象台全25観測地点で
30℃以上の真夏日となり石垣島では猛暑日を記録したという。
猛暑日とは最高気温が35度以上の日のこと。
日本の都道府県所在地で猛暑日が最も少ない都市は
最南端の沖縄県の那覇市だ。
気象庁の統計によると、過去30年間で最北の札幌市でも
猛暑日が7日あったのに対し、那覇は5日しかなかった。
毎日新聞社が気象庁のホームページで公開されているデータを
基に、1992年〜2022年までの都道府県所在地の
気温データを集計して猛暑日をまとめた。
集計によると猛暑日が最も少なかったのが30年間で5日の那覇市。
01年 03年 06年 に1日ずつ観測され、沖縄県が
記録的暑さとなった17年にも2日観測されたものの、
その後は観測されていない。
2番目に少なかったのは最北の札幌市94年 99年 00年に
猛暑日を観測。その後35度以上になる日はなかったが、
東京オリンピックのマラソンが行われた21年は熱波に
見舞われ、21年ぶりに猛暑日を記録して21年まで
猛暑日「7日」となった。
この記録をみても日本では最南端の沖縄が
「日本一の避暑地」ということになる。