1989年に公開された原田知世主演の日本映画で
「彼女が水着に着替えたら」からダイビングをする人が
一気に増えたと言われている。
時代は平成、バブルの絶頂期でクルーザーの
船上パーティから始まる。
映画の設定にもかなり無理があり舞台は相模湾であるのに、
ドボンと海に飛び込めばそこは沖縄の海の中の映像だった。
実はこの映画が公開される1年前にも沖縄慶良間が舞台の
「マリリンに逢いたい」という映画が公開された。
この映画の影響で慶良間の海が全国的に知られるようになり、
又、ダイビングを始める人のきっかけになったと言われている。
この映画制作で海の中の雑用仕事で阿嘉島にいたことがある。
映画の台本のあらすじを見て驚いたのが、ついこの間のようだ。
慶良間の阿嘉島の民宿で飼われているシロという
オス犬がいる。
阿嘉島には他に犬はいないので隣の座間味島で飼われている
メス犬マリリンに逢いに行く。
マリリンに逢うためにフェリーで15分かかる距離を
シロは泳いで行く。
シロはマリリンとデートをして、そして帰りはフェリーに
乗って阿嘉島に戻ってくる。
動物の映画の場合は動物専門のプロダクションから
訓練された犬が吹き替えでくるが
この映画は本物のシロが演じた。
今でも阿嘉島にはシロの銅像があるらしい。
この二つの映画からダイビングを始める人が爆発的に
増えたと言われている。
確かにあの映画で若い女の子が増えた。
今から34〜5年前の話。
私も若かった。