台風が通過すると、その後、海藻が流れてくる。
その海藻の下には手のひらサイズの魚がいて、
海藻ごと網ですくいあげると数匹の魚がとれる。
台風のあとの楽しみの一つだった。
流れてくる海藻はホンダワラが多い。
今年のはじめ頃から船で走っていると、目立って漂流している
海藻が増えてきている。台風が通りすぎたあとに流れ着いた海藻が
ビーチを覆い尽くした。
今までに見たことがないほど大量の海藻が流れ着いた。
今までどこから流れてくるのか気にもしなかったが、
この海藻の発生源は大西洋だそうだ。
海面を覆い尽くすこの海藻の事を「サルガッスムベルト」という。
今年はこのサルガッスムが異常発生して5
000マイル(8000キロ)に及んでいる。
海藻の発生としては世界最大級の規模で、その重さは2000万トン、
アメリカ大陸の約2倍、宇宙からも確認できるそうだ。
流れてついた海藻はフロリダとメキシコの観光産業に壊滅的な
被害を及ぼしているという。
その一部が地球をぐるりと回って太平洋まで流れてきた。
海藻は普段ならほとんど無害で、魚に住処を提供し、二酸化炭素を
吸収するなど多くのメリットがある。
しかしそれがアメリカ大陸の2倍となると大きな被害をもたらすこと
が心配されている。
南西諸島でも大きなこの海藻のかたまりが流れてきていて、
小さな船だと船を止めてしまうこともある。
昨年は軽石が流れ着いたことで大きな問題となったが
新たな自然災害が起こりそうな気配がしている。
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きじむな
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