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AZ-GTi赤道儀化マウント(2)

2021-01-27 17:02:57 | AZ-GTi
以前のブログにて、"AZ-GTi赤道儀化マウントⅡ"の組み立てと、Android端末によるWiFi接続コントロールまで記した[1]。
しかしながら、望遠鏡を搭載した運用前の試験において、Android端末とAZ-GTiのWiFi接続が途中で切断し、AZ-GTiが暴走する事象に何度か遭遇した[2-4]。
このため、AZ-GTi赤道儀化マウントに望遠鏡を搭載した実運用を躊躇する結果となった。
今回、上記課題の対策として、Android端末のスリープ時間を設定変更[5]したところ、WiFi接続が対策前より安定したので、その結果について記す[3]。

(1)使用したAndroid端末とSynScanProアプリ
使用したAndroid端末とSynScanProアプリは、次の通りである。
・Android端末:ALLDOCUBE iPlay7Tタブレット、Android OS バージョン9
・SynScanProアプリ:パージョン1.17.0

(2)Android端末のスリープ時間設定
・Android端末の画面スリープ設定時間を最長の30分に設定
・開発者向けオプションメニューで「スリープモードにしない」を設定

上記の対策を行った結果、約4時間の試験時間において、WiFi接続が安定し、SynScanProアプリでAZ-GTi赤道儀化マウントを安定的に制御できた。

(3)まとめ
Android端末のスリープ時間設定変更により、AZ-GTiとのWiFi接続が安定し、SynScanProアプリで、AZ-GTi赤道儀化マウントの制御の見通しが立った。
今後、AZ-GTi赤道儀化マウントを活用し、様々な天体の自動導入(GoTo)&自動追尾の運用を開始したい。

補足:
これまで遭遇したAZ-GTi暴走の根本原因は不明であるため、上記対策は、必ずしも再発防止の歯止めにはなっていないようだ。
従って、WiFi接続等の安定性をさらに向上するために、次の対策も加えることを、今後、試みてみたい。

・Android端末を機内モードに設定し、WiFi接続のみONとする。
・Android端末において、過去に通知のあったアプリの通知機能をすべてOFFにする。

参考文献:
(1)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(2)AZ-GTi(自動導入経緯台)-鹿角平天文台通信
(3)AZ-GTiの接続が不安定 -ほしぞloveログ
(4)Synscan Pro(AZ-GTi)またもや絶不調
(5)Androidのスリープ設定を極めよう!設定時間/スリープさせないのは可能?
コメント (2)
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