都内で撮影したレナード彗星[8]のFITS画像[4]を用い、天文用FITS画像処理ソフト:マカリ[1-3]で画像解析を試みた。
ここでは、RGBカラー画像解析[3-4]を試みた結果を記す。
(1)処理手順概要
・画像解析:マカリ[1-3] 画像演算(左右反転、回転)、fits→tif変換、カラー画像処理、コントア機能
・画像処理:ImageMagick[5] tif→jpg変換、append処理
(2)RGB画像解析の試行結果[3-4,12]
・RGB画像解析
左:B画像、中:G画像、右:R画像
2021-11-29 04:52 レナード彗星(C/2021 A1)[17]
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=251 G=0 R=389), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=45, Total Exp. 180sec
左:B画像、中:G画像、右:R画像
2021-12-05 05:03 レナード彗星(C/2021 A1)[18]
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=286 G=0 R=380), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
・RGBコントア画像解析
左:Bコントア画像、中:Gコントア画像、右:Rコントア画像 (4レベル)
2021-11-29 04:52 レナード彗星(C/2021 A1)
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
左:Bコントア画像、中:Gコントア画像、右:Rコントア画像 (4レベル)
2021-12-05 05:03 レナード彗星(C/2021 A1)
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
RGBそれぞれのコントア画像の比較結果は、次の通りである
・Bコントア画像:撮影日による大きさの違いはあるが、いずれも球状という特徴がある
・Gコントア画像:撮影日による大きさの違いはあるが、いずれも丸い水滴状という特徴がある
・Rコントア画像:B、G画像のコントア画像に比較して小さく、いずれも細長い水滴状という特徴がある
参考文献[3-4]には、彗星のRGB画像プロファイルについて、次の記載があり、上記の特徴と一致した。
・B、G画像は、彗星のコマ(薄い大気:炭素二量体、シアンラジカル)の発光(紫、青、緑)に起因し、ガスのため球状に大きく広がる特徴がある。
・一方、R画像は、彗星の核(水、二酸化炭素)やダストテイルからの反射光(白色)に起因し、ダストはガスよりはるかに質量が大きいため、広がりが小さくなる特徴がある。
(3)まとめ
都内で撮影したレナード彗星のFITS画像を用い、マカリを用いてRGBカラー画像解析を試みた。
参考文献:
(1)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(2)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(3)鈴木文二・洞口俊博 編、あなたもできるデジカメ天文学 "マカリ"パーフェクト・マニュアル、発行所 恒星社恒星閣、2015年11月15日初版1刷発行、pp.52-55、p.104.
(4)鈴木文二・秋澤宏樹・菅原 賢 著、”彗星の科学 知る・撮る・探る”、発行所 恒星社厚生閣、2013年9月15日初版1刷発行、pp.6-7、pp.100-105.
(5)FITS-Wikipedia
(6)ImageMagick
(7)Stellarium-Web
(8)レナード彗星 (C/2021 A1)-Wikipedia
(9)彗星-Wikipedia
(10)2021年12月 レナード彗星が5等前後-AstroArts
(11)Comet C/2021 A1 (Leonard)-COBS
(12)分光法-Wikipedia
(13)彗星-NAOJ
(14)レナード彗星(C/2021 A1)
(15)ぐんま天文台で撮影・分光したニート彗星(C/2001 Q4)
(16)カテゴリー 彗星-KIMUKAZU blog
(17)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(18)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(12)-goo blog
ここでは、RGBカラー画像解析[3-4]を試みた結果を記す。
(1)処理手順概要
・画像解析:マカリ[1-3] 画像演算(左右反転、回転)、fits→tif変換、カラー画像処理、コントア機能
・画像処理:ImageMagick[5] tif→jpg変換、append処理
(2)RGB画像解析の試行結果[3-4,12]
・RGB画像解析
左:B画像、中:G画像、右:R画像
2021-11-29 04:52 レナード彗星(C/2021 A1)[17]
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=251 G=0 R=389), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=45, Total Exp. 180sec
左:B画像、中:G画像、右:R画像
2021-12-05 05:03 レナード彗星(C/2021 A1)[18]
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=286 G=0 R=380), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
・RGBコントア画像解析
左:Bコントア画像、中:Gコントア画像、右:Rコントア画像 (4レベル)
2021-11-29 04:52 レナード彗星(C/2021 A1)
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
左:Bコントア画像、中:Gコントア画像、右:Rコントア画像 (4レベル)
2021-12-05 05:03 レナード彗星(C/2021 A1)
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
RGBそれぞれのコントア画像の比較結果は、次の通りである
・Bコントア画像:撮影日による大きさの違いはあるが、いずれも球状という特徴がある
・Gコントア画像:撮影日による大きさの違いはあるが、いずれも丸い水滴状という特徴がある
・Rコントア画像:B、G画像のコントア画像に比較して小さく、いずれも細長い水滴状という特徴がある
参考文献[3-4]には、彗星のRGB画像プロファイルについて、次の記載があり、上記の特徴と一致した。
・B、G画像は、彗星のコマ(薄い大気:炭素二量体、シアンラジカル)の発光(紫、青、緑)に起因し、ガスのため球状に大きく広がる特徴がある。
・一方、R画像は、彗星の核(水、二酸化炭素)やダストテイルからの反射光(白色)に起因し、ダストはガスよりはるかに質量が大きいため、広がりが小さくなる特徴がある。
(3)まとめ
都内で撮影したレナード彗星のFITS画像を用い、マカリを用いてRGBカラー画像解析を試みた。
参考文献:
(1)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(2)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(3)鈴木文二・洞口俊博 編、あなたもできるデジカメ天文学 "マカリ"パーフェクト・マニュアル、発行所 恒星社恒星閣、2015年11月15日初版1刷発行、pp.52-55、p.104.
(4)鈴木文二・秋澤宏樹・菅原 賢 著、”彗星の科学 知る・撮る・探る”、発行所 恒星社厚生閣、2013年9月15日初版1刷発行、pp.6-7、pp.100-105.
(5)FITS-Wikipedia
(6)ImageMagick
(7)Stellarium-Web
(8)レナード彗星 (C/2021 A1)-Wikipedia
(9)彗星-Wikipedia
(10)2021年12月 レナード彗星が5等前後-AstroArts
(11)Comet C/2021 A1 (Leonard)-COBS
(12)分光法-Wikipedia
(13)彗星-NAOJ
(14)レナード彗星(C/2021 A1)
(15)ぐんま天文台で撮影・分光したニート彗星(C/2001 Q4)
(16)カテゴリー 彗星-KIMUKAZU blog
(17)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(18)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(12)-goo blog