KIMUKAZU blog

健康とiMacに関する情報
最近は天体観察と公園散策の情報

コルキットスピカとSV305を用いた直焦点撮影(6)

2023-12-27 07:28:23 | 星雲・星団(b)
(1)概要
 ・撮影対象(カシオペヤ座)
  M103[18,21-22]
 ・機材
  望遠鏡:コルキットスピカ 420mm F11[1-2]
   ※接眼部の改造:SVBONY 望遠鏡レンズアダプター Tマウントアダプター
           SVBONY 望遠鏡マウントアダプター M42X0.75 1.25インチ接眼レンズアダプター
   ※アリガタ化:AstroStreet アリガタプレート 汎用スライドバー アリレール
  イメージセンサ:SVBONY SV305 CMOSイメージセンサ(SONY IMX290 1/2.8型 1920x1080 2.9μm)[4-6]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[13] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[15]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.1[8] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[9-10] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[11] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[12] トリミング処理、append処理

(2)撮影結果

2023-12-17 19:30 M103
SV305, コルキットスピカ 420mm F11
Gain 460, Exp. 4sec, WB(B=244 G=128 R=296), 1920x1080, RAW16, StackedFrames=105, Total Exp. 420sec
※M103を自動導入後、プレートソルブと同期を実施(ASPSを使用[15])
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


M103付近をトリミング(640x480)

・対物レンズ口径:40mm
・ドーズの分解能:2.90"
・イメージセンサ分解能:2.85"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x112(0.43°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、コルキットスピカにSV305を取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、カシオペヤ座のM103の撮影を行った。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

コルキットスピカは暗い鏡筒で、SV305ではプレートソルブを用いた天体の自動導入は難しい[26]。
今回、SharpCapのバージョンを4.1に上げてプレートソルバにSharpSolve[14]を用いた運用も試みたが、プレートソルブと同期は成功しなかった。
一方、プレートソルバにASPS[15]を用いた運用では、プレートソルブと同期が成功できた。

参考文献:
(1)コルキットスピカ
(2)コルキットの楽しみ方
(3)AstroStreet アリガタプレート 汎用スライドバー アリレール
(4)SVBONY SV305 CMOSカメラ 接眼レンズ 1.25インチアイピース 惑星観察
(5)SONY IMX290NQV
(6)SV305デジアイピースの使用方法
(7)SVBONY 1.25インチUV IRカットブロックフィルター
(8)SharpCap
(9)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(10)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(11)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(12)ImageMagick
(13)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(14)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(12)-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(11)-goo blog
(16)今日のほしぞら
(17)Stellarium-Web
(18)M103 (天体)-Wikipedia
(19)M103(散開星団:カシオペヤ座)
(20)M103-天体写真ナビ
(21)カシオペヤ座-Wikipedia
(22)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.225-230.
(23)メシエ天体-NAOJ
(24)カテゴリー 星雲・星団(b)-KIMUKAZU blog
(25)トラベルスコープ70とSV905Cを用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(26)コルキットスピカとSV305を用いた直焦点撮影(4)-goo blog
(27)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(28)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(29)Windows MiniPCでヘッドレスリモートEAA環境ようやく全て動作(かな?)
(30)プレートソルビングが失敗する場合の解決策 まとめ
(31)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(32)コルキット・スピカで遊ぶ-ひめてんの星空と遊ぼう
(33)ひめてんの星空と遊ぼう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(207)

2023-12-27 01:24:48 | 星雲・星団
(1)概要
 ・撮影対象(ぎょしゃ座)
  IC405(勾玉星雲)[19,22-23]
  IC410[20,22-23]
 ・機材
  望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
  ファインダ:SVBONY SV182 6x30 十字線入り90°正立ファインダー[3]
   ※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照。
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
  フィルタ:Player One UV IR-CUTフィルター[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[14] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.1[9] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[12] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[13] トリミング処理、append処理

(2)撮影結果

2023-12-13 20:52 IC405
Neptune-C Ⅱ(UV IR-CUT), MILTOL 200mm F4
Gain 230, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=226 G=0 R=393), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=165, Total Exp. 660sec
※IC405を自動導入後、プレートソルブと同期を実施(SharpSolveを使用[16])
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


2023-12-13 21:04 IC410
Neptune-C Ⅱ(UV IR-CUT), MILTOL 200mm F4
Gain 230, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=234 G=0 R=380), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=165, Total Exp. 660sec
※IC410を自動導入後、プレートソルブと同期を実施(SharpSolveを使用[16])
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施

・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x34(1.28°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、ぎょしゃ座のIC405、IC410を撮影した。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)MILTOL 200mm F4レンズ
(2)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(13)ImageMagick
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(10)-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(12)-goo blog
(17)今日のほしぞら
(18)Stellarium-Web
(19)IC 405-Wikipedia
(20)IC 410-Wikipedia
(21)勾玉星雲 IC405 & IC410(散光星雲、ぎょしゃ座)
(22)ぎょしゃ座-Wikipedia
(23)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.283-289.
(24)銀河系内の星雲・星団-NAOJ
(25)カテゴリー 星雲・星団-KIMUKAZU blog
(26)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(103)-goo blog
(27)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(29)-goo blog
(28)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(29)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(30)意外な伏兵、Kenko Miltol 200mm F4
(31)投稿:MILTOL200mmF4テレスコープモデルによる電子観望 2020/08/02-中川光学研究室ブログ
(32)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(33)プレートソルブトラブル解決集-ほしぞloveログ
(34)AZ-GTiでのプレートソルブのトラブル解決決定版-ほしぞloveログ
(35)SharpCapの新プレートソルブ「SharpSolve」-ほしぞloveログ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする