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R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影

2021-12-24 00:05:54 | 星雲・星団
(1)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(オリオン座)
  オリオン大星雲(M42)[16,19-20]
  馬頭星雲(IC434)[17-18,19-20]
 ・機材
  望遠鏡:Vixen R100S 600mm F6[1,2] ※中古(ヤフオクで入手)
  ファインダー:6x30mmファインダー(アクロマート)[1]
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[3-5]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[6]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[7-10] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[11]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[12] Snapshot(png)、Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[13-14] 画像演算(左右反転、回転)、fits→tif変換
  画像処理:ImageMagick[15] tif→jpg変換、トリミング処理


撮影の様子

(2)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2021-12-15 21:46 オリオン大星雲(M42)
Neptune-C Ⅱ, R100S 600mm F6
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 8sec, WB(Auto)(B=238 G=0 R=342), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=38, Total Exp. 304sec
M42を自動導入後にプレートソルブと同期を実施、しかし、プレートソルビングに失敗(月あかりの影響かも知れない)


2021-12-15 21:59 馬頭星雲(IC434)
Neptune-C Ⅱ, R100S 600mm F6
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 8sec, WB(Auto)(B=233 G=0 R=363), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=38, Total Exp. 304sec
IC434を自動導入後にプレートソルブと同期を実施、しかし、プレートソルビングに失敗(月あかりの影響かも知れない)

・口径:100mm
・ドーズの分解能:1.16"
・イメージセンサ分解能:1.99"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x103(0.43°)

(3)まとめ
電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、R100SにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して、直焦点撮影を試みた。
月のある都内の星空において、オリオン座のオリオン大星雲(M42)、馬頭星雲(IC434)の撮影を試みた。
月あかりの影響のためかプレートソルビングは失敗したが、マニュアルで天体を視野に導入し、ライブスタック機能を活用することで、オリオン大星雲(M42)、馬頭星雲(IC434)を確認できた。

参考文献:
(1)ビクセンNEWポラリスR-100S
(2)ニュートン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(4)SONY IMX464LQR
(5)Player One - Cameras and Astrophotography
(6)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(7)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(8)AZ-GTi赤道儀化マウント(2)-goo blog
(9)AZ-GTi赤道儀化マウント(4)-goo blog
(10)AZ-GTi赤道儀化マウント(5)-goo blog
(11)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(12)SharpCap
(13)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(14)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(15)ImageMagick
(16)オリオン大星雲-Wikipedia
(17)馬頭星雲-Wikipedia
(18)IC 434-Wikipedia
(19)オリオン座-Wikipedia
(20)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.266-273.
(21)カテゴリー 星雲・星団-KIMUKAZU blog
(22)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(14)-goo blog
(23)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(18)-goo blog
(24)NewスカイステージとSV305を用いた直焦点撮影-goo blog
(25)NewスカイステージとSV305を用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(26)NewスカイステージとSV305を用いた直焦点撮影(3)-goo blog
(27)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(28)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(29)SVBONY CLSフィルター最強説「赤外域利用電視観望」で小宇宙を狙う-浮気なぼくら
(30)VIRTUOSOでプレートソルブは可能か?-浮気なぼくら
(31)VIRTUOSOを使いこなそう(その3): 電視観望に挑戦-ほしぞloveログ
(32)VIRTUOSOを使いこなそう(その5): 応用編-ほしぞloveログ
(33)冬 の星雲星団-天の川のほとりで星空散歩
(34)反射望遠鏡の光軸調整
(35)R150Sの整備
(36)光軸修正アイピース
(37)光軸の調整方法

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2 コメント

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10cm反射望遠鏡に関して (starskys2)
2021-12-24 07:00:57
新星空の友です。

オリオン大星雲の写真、拝見しました。
10cm反射を購入されましたね。
是非、今ならばレナード彗星に10cm反射を向けて撮影して頂きたく思います。南西の低空が見えれば。
どうぞよろしくお願いします。
練馬区で望遠鏡でレナード彗星を撮影している方が他にもいますよ。
返信する
Re:10cm反射望遠鏡に関して (KIMUKAZU)
2021-12-24 13:42:24
新星空の友 様

コメント、ありがとうございます。
電視観望を目的とした短焦点の反射望遠鏡(中古)をヤフオクで入手してみました。
かなり古い製品で、清掃や調整が必要なものです。
しかし、安価でしたので、気兼ねなく反射望遠鏡の分解、清掃、調整の練習が楽しめそうです。
うまく調整できれば、シリウスの伴星や、銀河、惑星状星雲などの観察に使用できればと考えています。
また、以前、ご指摘いただきましたQBPフィルタ応用などもマイペースで試行してみたいと思います。
今回、ご指摘いただきましたレナード彗星の撮影につきましても、参考にさせていただきます。
引き続き、ご指導よろしくお願いいたします。
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