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SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(19)

2021-12-12 00:03:00 | 星雲・星団
(1)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(ふたご座)
  M35[18,20-21]
  NGC2158[19,20-21]
 ・機材
  望遠鏡:SVBONY SV165 120mm F4[1-3]
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[4-6]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[7]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[8-11] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[12]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[13] Snapshot(png)、Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[14-15] 画像演算(左右反転、回転)、fits→tif変換
  画像処理:ImageMagick[16] tif→jpg変換、トリミング処理


撮影の様子

(2)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2021-12-10 23:01 M35
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=263 G=0 R=383), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※M35を自動導入後、プレートソルブと同期を実施


※M35付近をトリミング(1280x1024)


2021-12-10 23:17 NGC2158
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=258 G=0 R=388), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※NGC2158を自動導入後、プレートソルブと同期を実施


※NGC2158付近をトリミング(1280x1024)
「ほしぞらの探訪」には、”約1万6000光年かなたの散光星団で、M35(距離約2600光年)との一桁ちがいの距離の差を味わってほしい”との記述がある[21]。

・対物レンズ口径:30mm
・ドーズの分解能:3.86"
・イメージセンサ分解能:9.97"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x21(2.13°)

(3)まとめ
電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、SV165にNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載し、直焦点撮影を試みた。
月が沈んだ後のきれいな都内の星空の中で、ふたご座のM35、NGC2158の撮影を試みた。
プレートソルビング技術、および、ライブスタック機能を活用することで、M35、NGC2158を確認できた。

参考文献:
(1)SVBONY SV165 コンパクトガイドスコープ 30mm/120mm F4
(2)SVBONY 天体望遠鏡ファインダー ミニガイドスコープの紹介
(3)ガイドスコープをSV305に組み合わせテスト
(4)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(5)SONY IMX464LQR
(6)Player One - Cameras and Astrophotography
(7)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(8)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(9)AZ-GTi赤道儀化マウント(2)-goo blog
(10)AZ-GTi赤道儀化マウント(4)-goo blog
(11)AZ-GTi赤道儀化マウント(5)-goo blog
(12)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(13)SharpCap
(14)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(15)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(16)ImageMagick
(17)Stellarium-Web
(18)M35 (天体)-Wikipedia
(19)NGC 2158-Wikipedia
(20)ふたご座-Wikipedia
(21)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.290-295.
(22)カテゴリー 星雲・星団-KIMUKAZU blog
(23)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影-goo blog
(24)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(14)-goo blog
(25)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行
(26)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(27)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(28)電視観望に挑戦してみよう-ほしぞloveログ
(29)EVO GUIDE50EDとSV305-SJでの電視観望、もう少し突っ込んでみる-ほしぞloveログ

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