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大動脈解離と閃輝暗点

2014-10-04 01:12:06 | 健康・病気
 大動脈解離の手術後、集中治療室(ICU)で麻酔からさめた時、白い壁にギザギザの歯車の模様のようなものが点滅して見えたのを記憶している。その模様は、しばらくすると消えてしまい、その後、自覚症状も全くなかったのであまり気にしなかった。退院後、その現象が月に数回現れることがあったので、ネットで調べてみたら、閃輝暗点[1]ということがわかった。
 閃輝暗点が現れた後、頭痛を伴わないものは、血栓による一過性の脳循環障害が原因である可能性があると、参考文献[1]に記載がある。大動脈解離の手術で人工血管に置換した場合では、たとえ抗血小板剤[2]を服用していても、血栓ができやすくなるのだろう。この血栓が原因となり、脳循環障害を引きおこし、まるで脳の視覚野がしびれているような感覚(模様)が現れるのが閃輝暗点だと理解すれば、一応自分なりに納得できる。
 最近、大動脈解離の手術後の方で、閃輝暗点の記録を公開しているブログ[3]を見つけ、私だけではなかったのだと安心した。
 この閃輝暗点、私の場合は、たまに現れることがあるが、しばらくすると消えてしまい、自覚症状もなく、生活上も困らないので、医師とも相談し、特段治療もせずにそのまま放置している。

参考文献
(1)閃輝暗点-Wikipedia
(2)抗血小板剤-Wikipedia
(3)のんびりいこか。閃輝暗点

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