MAK127SP(1500mm F12)[1-4]にデジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2[5])をマウントし、木星[6]を直焦点撮影した結果について記す。
(1)MAK127SPを用いた直焦点撮影概要
MAK127SPを単焦点望遠レンズ(1500mm F12)としてデジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2)にマウントし、ポルタ経緯台に搭載した[7]。
木星の望遠鏡の視野への導入は、付属のファインダ(レッド・ドット式)を用いてアライメントし、デジタルカメラの液晶画面に木星が写ることを確認した。
また、木星のピント合わせは、デジタルカメラの液晶画面に写った木星の衛星像[15]を用いて行った。
木星の撮影は動画モードで行ったが、撮影時間は木星のカメラ視野内に収まる約20秒間(約600フレーム)である。
記録した動画は、Mac OS環境で、Lynkeos[8]を用いて、スタック処理、および、Wavelet処理を行った。
(2)MAK127SPを用いた木星の撮影結果
2020-06-28 22:32 木星(等級:-2.7、視半径:23.6")[9]
OLYMPUS E-PM2, MAK127SP 1500mm x2(デジタルテレコン) F12
動画撮影モード, 1500mm x2(デジタルテレコン), F12, 自動露出, 1920x1080, 29.97fps
※Lynkeosでスタック処理のみ実施
※ImageMagick[11]でトリミング
※Lynkeosでスタック処理、および、Wavelet処理を実施
※ImageMagickでトリミング
※LynkeosでのWavelet処理パラメータ例
・口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"[10]
・イメージセンサ分解能:1.03"相当[10]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[10])
(3)遊星號を用いた木星の撮影結果との比較
遊星號(800mm F16)にバローレンズを搭載して木星を直焦点撮影した結果[12-13]について、比較参考のため次に記す。
2020-05-14 03:30 木星(等級:-2.4、視半径:21.2")[9]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2バローレンズ F32(合成値)
動画撮影モード, 800mm x2バローレンズ x2(デジタルテレコン), F32(合成値), 自動露出, 1920x1080, 29.97fps
※Lynkeosでスタック処理のみ実施
※ImageMagickでトリミング
※Lynkeosでスタック処理、および、Wavelet処理を実施
※ImageMagickでトリミング
※LynkeosでのWavelet処理パラメータ例
・口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"[10]
・イメージセンサ分解能:0.96"相当[10]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[10])
(4)まとめ
MAK127SP(1500mm F12)にデジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2)をマウントし、木星の直焦点撮影を試みた。
また、木星の撮影画像のスタック処理、および、Wavelet処理は、Lynkeosを用いて行った。
さらに、遊星號にバローレンズを搭載(1600mm F32(合成値))して木星を撮影した結果と比較した。
今後は、AZ-GTi赤道儀化マウント[14]に望遠鏡を搭載し、惑星を自動追尾する撮影を試みたい。
参考文献:
(1)Sky-Watcher-Wikipedia
(2)Sky-Watcher Global Website
(3)Maksutov Cassegrains
(4)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(5)OLYMPUS PEN mini E-PM2 主な仕様
(6)木星-Wikipedia
(7)OLYMPUS E-PM2とMAK127SPを用いた直焦点撮影-goo blog
(8)Lynkeos
(9)今日のほしぞら-国立天文台暦計算室
(10)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(11)ImageMagick
(12)遊星號による天体観察(4)-goo blog
(13)遊星號による天体観察(5)-goo blog
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)Galilean Moons of Jupiter
(16)自宅で惑星写真
(17)MAK127SPによる木星撮影
(18)MAK127SP&E-M1MarkⅡ 木星撮影-YouTube
(19)火星を撮りました。
(20)CMOSカメラで惑星を撮影しよう
(21)OLYMPUS E-PM2とMAK127SPを用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(1)MAK127SPを用いた直焦点撮影概要
MAK127SPを単焦点望遠レンズ(1500mm F12)としてデジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2)にマウントし、ポルタ経緯台に搭載した[7]。
木星の望遠鏡の視野への導入は、付属のファインダ(レッド・ドット式)を用いてアライメントし、デジタルカメラの液晶画面に木星が写ることを確認した。
また、木星のピント合わせは、デジタルカメラの液晶画面に写った木星の衛星像[15]を用いて行った。
木星の撮影は動画モードで行ったが、撮影時間は木星のカメラ視野内に収まる約20秒間(約600フレーム)である。
記録した動画は、Mac OS環境で、Lynkeos[8]を用いて、スタック処理、および、Wavelet処理を行った。
(2)MAK127SPを用いた木星の撮影結果
2020-06-28 22:32 木星(等級:-2.7、視半径:23.6")[9]
OLYMPUS E-PM2, MAK127SP 1500mm x2(デジタルテレコン) F12
動画撮影モード, 1500mm x2(デジタルテレコン), F12, 自動露出, 1920x1080, 29.97fps
※Lynkeosでスタック処理のみ実施
※ImageMagick[11]でトリミング
※Lynkeosでスタック処理、および、Wavelet処理を実施
※ImageMagickでトリミング
※LynkeosでのWavelet処理パラメータ例
・口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"[10]
・イメージセンサ分解能:1.03"相当[10]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[10])
(3)遊星號を用いた木星の撮影結果との比較
遊星號(800mm F16)にバローレンズを搭載して木星を直焦点撮影した結果[12-13]について、比較参考のため次に記す。
2020-05-14 03:30 木星(等級:-2.4、視半径:21.2")[9]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2バローレンズ F32(合成値)
動画撮影モード, 800mm x2バローレンズ x2(デジタルテレコン), F32(合成値), 自動露出, 1920x1080, 29.97fps
※Lynkeosでスタック処理のみ実施
※ImageMagickでトリミング
※Lynkeosでスタック処理、および、Wavelet処理を実施
※ImageMagickでトリミング
※LynkeosでのWavelet処理パラメータ例
・口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"[10]
・イメージセンサ分解能:0.96"相当[10]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[10])
(4)まとめ
MAK127SP(1500mm F12)にデジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2)をマウントし、木星の直焦点撮影を試みた。
また、木星の撮影画像のスタック処理、および、Wavelet処理は、Lynkeosを用いて行った。
さらに、遊星號にバローレンズを搭載(1600mm F32(合成値))して木星を撮影した結果と比較した。
今後は、AZ-GTi赤道儀化マウント[14]に望遠鏡を搭載し、惑星を自動追尾する撮影を試みたい。
参考文献:
(1)Sky-Watcher-Wikipedia
(2)Sky-Watcher Global Website
(3)Maksutov Cassegrains
(4)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(5)OLYMPUS PEN mini E-PM2 主な仕様
(6)木星-Wikipedia
(7)OLYMPUS E-PM2とMAK127SPを用いた直焦点撮影-goo blog
(8)Lynkeos
(9)今日のほしぞら-国立天文台暦計算室
(10)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(11)ImageMagick
(12)遊星號による天体観察(4)-goo blog
(13)遊星號による天体観察(5)-goo blog
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)Galilean Moons of Jupiter
(16)自宅で惑星写真
(17)MAK127SPによる木星撮影
(18)MAK127SP&E-M1MarkⅡ 木星撮影-YouTube
(19)火星を撮りました。
(20)CMOSカメラで惑星を撮影しよう
(21)OLYMPUS E-PM2とMAK127SPを用いた直焦点撮影(2)-goo blog
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