(1)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
・撮影対象(おとめ座)
M59[19,22-23]
M60[20,22-23]
・機材
望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
ファインダ:SVBONY SV182 6x30 十字線入り90°正立ファインダー[3]
※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照。
イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[8]
架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[14] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16]
・画像処理
パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] Live Stack(fits)
画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)
画像補正:ASTAP[12] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
画像処理:ImageMagick[13] append処理
(2)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果
2022-04-28 23:09 M59
Neptune-C Ⅱ, MILTOL 200mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 330, Exp. 2sec, WB(Auto)(B=354 G=0 R=317), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=150, Total Exp. 300sec
※M59を自動導入後、プレートソルブと同期を実施(RAW16モードを選択)
※ASTAPで自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施
M59付近をトリミング(1280x1024)
※SN2022hrs[21]が確認できる
2022-04-28 20:46 M60
Neptune-C Ⅱ, MILTOL 200mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 330, Exp. 2sec, WB(Auto)(B=350 G=0 R=340), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=150, Total Exp. 300sec
※M60を自動導入後、プレートソルブと同期を実施(RAW16モードを選択)
※ASTAPで自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施
M60付近をトリミング(1280x1024)
※SN2022hrs[21]が確認できる
・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x34(1.28°)
(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、おとめ座のM59、M60を撮影した。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。
参考文献:
(1)MILTOL 200mm F4レンズ
(2)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(13)ImageMagick
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(17)今日のほしぞら
(18)Stellarium-Web
(19)M59 (天体)-Wikipedia
(20)M60 (天体)-Wikipedia
(21)SN2022hrs in NGC4647
(22)おとめ座-Wikipedia
(23)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.89-93.
(24)カテゴリー 銀河-KIMUKAZU blog
(25)MILTOL200mmとSV305を用いた直焦点撮影(28)-goo blog
(26)メシエ天体-NAOJ
(27)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(28)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(29)意外な伏兵、Kenko Miltol 200mm F4
(30)投稿:MILTOL200mmF4テレスコープモデルによる電子観望 2020/08/02-中川光学研究室ブログ
(31)超コンパクトな電視観望システム-ほしぞloveログ
(32)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(33)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(34)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
・撮影対象(おとめ座)
M59[19,22-23]
M60[20,22-23]
・機材
望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
ファインダ:SVBONY SV182 6x30 十字線入り90°正立ファインダー[3]
※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照。
イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[8]
架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[14] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16]
・画像処理
パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] Live Stack(fits)
画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)
画像補正:ASTAP[12] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
画像処理:ImageMagick[13] append処理
(2)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果
2022-04-28 23:09 M59
Neptune-C Ⅱ, MILTOL 200mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 330, Exp. 2sec, WB(Auto)(B=354 G=0 R=317), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=150, Total Exp. 300sec
※M59を自動導入後、プレートソルブと同期を実施(RAW16モードを選択)
※ASTAPで自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施
M59付近をトリミング(1280x1024)
※SN2022hrs[21]が確認できる
2022-04-28 20:46 M60
Neptune-C Ⅱ, MILTOL 200mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 330, Exp. 2sec, WB(Auto)(B=350 G=0 R=340), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=150, Total Exp. 300sec
※M60を自動導入後、プレートソルブと同期を実施(RAW16モードを選択)
※ASTAPで自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施
M60付近をトリミング(1280x1024)
※SN2022hrs[21]が確認できる
・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x34(1.28°)
(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、おとめ座のM59、M60を撮影した。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。
参考文献:
(1)MILTOL 200mm F4レンズ
(2)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(13)ImageMagick
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(17)今日のほしぞら
(18)Stellarium-Web
(19)M59 (天体)-Wikipedia
(20)M60 (天体)-Wikipedia
(21)SN2022hrs in NGC4647
(22)おとめ座-Wikipedia
(23)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.89-93.
(24)カテゴリー 銀河-KIMUKAZU blog
(25)MILTOL200mmとSV305を用いた直焦点撮影(28)-goo blog
(26)メシエ天体-NAOJ
(27)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(28)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(29)意外な伏兵、Kenko Miltol 200mm F4
(30)投稿:MILTOL200mmF4テレスコープモデルによる電子観望 2020/08/02-中川光学研究室ブログ
(31)超コンパクトな電視観望システム-ほしぞloveログ
(32)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(33)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(34)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
早速、M60銀河付近の写真を載せて頂きまして、ありがとうございます。
やはり板垣超新星、写っていましたね。
東京の空でも写るとは、ビックリしています。
もしかしたら東京の空でも新星捜索できるかもしれませんね。新しい星空テーマになるかも。
口径5cmF4のレンズと動画カメラの組合せで14等近く写ることにもビックリしています。
写真技術の進歩に驚いています。
一つ気になっていることがあります。
写真の中にいつも丸い影が写っていますが、丸いゴミが付着して写っているのでしょうか。
東京の板垣超新星を見せて頂きまして、ありがとうございました。
益々のご活躍を願っています。
コメント、ありがとうございます。
4/28は薄雲はありましたが、月は無く、条件が良かったためか、都内からも板垣超新星が確認できました。
ご指摘の丸い影ですが、イメージセンサ:Neptune-CⅡおよびSV305のいずれでも現れますので、鏡筒に依存する固定パタンノイズではないかと推測しています。
イメージセンサのダークやフラット補正を行えば、改善する可能性はありますが、当面は気にせず、春から初夏の星座の探訪をマイペースで楽しみたいと思います。
また、プレートソルビング技術の運用がこなれてきたら、口径の大きい長焦点の鏡筒での電視観望にも挑戦してみたいと思います。
引き続き、ご指導よろしくお願いいたします。