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OLYMPUS E-PM2とMAK127SPを用いた直焦点撮影(5)

2020-08-03 17:02:49 | 火星
MAK127SP(1500mm F12)[1-4]にデジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2[5])をマウントし、火星[6]を直焦点撮影した結果について記す。

(1)MAK127SPを用いた直焦点撮影概要
MAK127SPを単焦点望遠レンズ(1500mm F12)としてデジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2)にマウントし、ポルタ経緯台に搭載した[7]。
火星の望遠鏡の視野への導入は、付属のファインダ(レッド・ドット式)を用いてアライメントし、デジタルカメラの液晶画面に火星が写ることを確認することで行った。
また、火星のピント合わせは、デジタルカメラの液晶画面に写った火星像を用いて行った。
火星の撮影は、Sモード(シャッター速度優先)で、セルフタイマー2sで行った。
撮影した画像13枚は、Mac OS環境で、Lynkeos[8]を用いて、スタック処理、および、Wavelet処理を行った。

(2)MAK127SPを用いた火星の撮影結果

2020-08-03 00:50 火星(等級:-1.1、視半径:7.4")[9]
OLYMPUS E-PM2, MAK127SP 1500mm x2(デジタルテレコン) F12
Sモード, ISO1600, 1500mm x2(デジタルテレコン), F12, 1/500sec, MF, 晴天
※Lynkeosでスタック処理のみ実施(撮影画像:13枚)
※ImageMagick[11]でトリミング


※Lynkeosでスタック処理、および、Wavelet処理を実施
※ImageMagickでトリミング


※LynkeosでのWavelet処理パラメータ例

・口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"[10]
・イメージセンサ分解能:1.03"相当[10]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[10])

(3)まとめ
MAK127SP(1500mm F12)にデジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2)をマウントし、火星の直焦点撮影を試みた。
また、火星の撮影画像のスタック処理、および、Wavelet処理は、Lynkeosを用いて行った。
今後は、AZ-GTi赤道儀化マウント[12]に望遠鏡を搭載し、惑星を自動追尾する撮影を試みたい。

参考文献:
(1)Sky-Watcher-Wikipedia
(2)Sky-Watcher Global Website
(3)Maksutov Cassegrains
(4)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(5)OLYMPUS PEN mini E-PM2 主な仕様
(6)火星-Wikipedia
(7)OLYMPUS E-PM2とMAK127SPを用いた直焦点撮影-goo blog
(8)Lynkeos
(9)今日のほしぞら-国立天文台暦計算室
(10)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(11)ImageMagick
(12)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(13)火星
(14)木星&火星(2020/05/15)
(15)火星を撮りました。


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