KIMUKAZU blog

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R100Sのメンテナンス(2)

2022-01-17 11:37:25 | 機材
ヤフオクで入手した中古の反射望遠鏡:R100S[1-2]のメンテナンス(斜鏡および主鏡の光軸調整)を行った結果を記す。

(1)反射望遠鏡のメンテナンス(斜鏡および主鏡の光軸調整)概要
 a.斜鏡の光軸調整[3-9]
  ・使用物品
   -IoSystemsInc 光軸修正アイピース 31.7mm径 アメリカンサイズ Chesire(チェシャ)型
   -プラスドライバー等

 b.主鏡の光軸調整[3]
  ・使用物品
   -プラスドライバー等

(2)反射望遠鏡のメンテナンス(斜鏡および主鏡の光軸調整)結果
 a.斜鏡の光軸調整
  ・光軸修正アイピースをR100Sの接眼部に取り付け、アイピースの小さな穴から覗きながら、斜鏡の光軸調整ネジを調整する
  ・具体的には、アイピースの十字線、主鏡のセンターマーク、斜鏡に映った十字線が重なるように、斜鏡の光軸調整ネジを調整した[6]


  光軸修正アイピースから覗いた斜鏡の光軸調整の様子
  ※光軸がほぼ合った状態

 b.主鏡の光軸調整
  ・主鏡の光軸修正は、必ず斜鏡の光軸修正が完了した後に行う[6]
  ・R100Sをポルタ経緯台に取り付け、恒星(今回はリゲル[11]を使用)を視野に導入する
  ・ピントをずらした状態で、その像を確認しながら、参考文献[3]の情報をもとに主鏡セルの引きネジ、押しネジを調整する


  主鏡調整後のピントをずらした状態の恒星像(1280x768)
  OLYMPUS E-PL6, R100S 600mm x2(バロー)x2(デジタルテレコン) F12(合成値)
  動画撮影モード, 600mm x2(バロー) x2(デジタルテレコン), F12(合成値), 自動露出, 1920x1080, 29.97fps
  ※バローレンズ:IoSystemsInc Tネジ付 2X マルチバローレンズ 31.7mm径[10]
  ※主鏡の調整なしの状態で、光軸はほぼ合っていた


  主鏡調整後のリゲル(640x480)
  OLYMPUS E-PL6, R100S 600mm x2(バロー)x2(デジタルテレコン) F12(合成値)
  動画撮影モード, 600mm x2(バロー) x2(デジタルテレコン), F12(合成値), 自動露出, 1920x1080, 29.97fps
  ※リゲルB(矢印)が確認できる

  ・口径:100mm
  ・ドーズの分解能:1.16"
  ・イメージセンサ分解能:1.29"相当
  (イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm)

(3)まとめ
中古の反射望遠鏡:R100Sのメンテナンス(斜鏡および主鏡の光軸調整)を試みた。
R100Sの斜鏡、および、主鏡の光軸調整する手順を確認するとともに、実際にその光軸調整を試行した。
今後は、メンテナンス後の中古のR100Sを用いて、都内のベランダから天体観察を行っていきたい。

参考文献:
(1)ビクセンNEWポラリスR-100S
(2)ニュートン式望遠鏡-Wikipedia
(3)光軸の合わせ方
(4)4-5.R-100Sの光軸調整と鏡の洗浄
(5)R150Sの整備
(6)反射望遠鏡の光軸調整
(7)反射望遠鏡の主鏡をクリーニングする
(8)洗うこと以外で大変だったR200SS主鏡洗浄
(9)光軸調整 ポチったけれど、この封印が目に入らぬか!
(10)バローレンズ-Wikipedia
(11)リゲル-Wikipedia
(12)R100Sのメンテナンス-goo blog
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BME280とArduinoを用いた気圧の測定(トンガでの火山噴火による気圧変化)

2022-01-16 23:45:02 | Arduino
Arduino温度・湿度・気圧データロガー[1-5]を用いた気圧の測定結果を記す。


2022年1月15日の気圧測定結果(都内)
※トンガでの火山噴火による気圧変化[7-9]が、20時~21時頃にわずかであるが観測された。


上記の一部拡大図

参考文献:
(1)BME280とArduinoを用いた温度・湿度・気圧の測定-goo blog
(2)BME280とArduinoを用いた温度・湿度・気圧の測定(2)-goo blog
(3)BME280とArduinoを用いた温度・湿度・気圧の測定(3)-goo blog
(4)BME280とArduinoを用いた温度・湿度・気圧の測定(19)-goo blog
(5)カテゴリー 気象-KIMUKAZU blog
(6)気象庁
(7)全国で気圧上昇、津波との関連調査 気象庁「経験ない」
(8)トンガでの火山噴火による衝撃波か日本各地で急激な気圧変化
(9)トンガ海底火山噴火、大気介し伝播? 「普通ではない」津波メカニズム
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R100Sのメンテナンス

2022-01-16 00:00:25 | 機材
ヤフオクで入手した中古の反射望遠鏡:R100S[1-2]のメンテナンス(斜鏡および主鏡の洗浄)を行った結果を記す。

(1)反射望遠鏡のメンテナンス(斜鏡および主鏡の洗浄)概要
 a.斜鏡の洗浄[3]
  1.斜鏡の洗浄
  ・使用物品
   -精製水[9]、無水エタノール[10]、ベンジン[11]
   -キムワイプ[12]、割りばし、綿棒等
   -エアダスター等

 b.主鏡の洗浄[4-7]
  1.主鏡セルの取り外し
  2.主鏡の洗浄
  3.主鏡へのセンターマーク記入
  ・使用物品
   -精製水、無水エタノール、ベンジン
   -綿棒、キムワイプ等
   -エアダスター等
   -プラスドライバー等

(2)反射望遠鏡のメンテナンス(斜鏡および主鏡の洗浄)結果
 a.斜鏡の洗浄
  1.斜鏡の洗浄
  -斜鏡の脇から無水エタノール、またはベンジンなどを用い清掃した[3]
  -具体的な清掃には、綿棒を割りばしにねじりっこ等で固定したものを用い、綿棒に無水エタノールを染み込ませ、斜鏡周囲の汚れを清掃した
  -新しいキムワイプを割りばしにねじりっこ等で取り付け、それに精製水を染み込ませ、斜鏡の汚れを洗浄した
  -新しいキムワイプを割りばしにねじりっこ等で取り付け、それに無水エタノールを染み込ませ、斜鏡の精製水を無水エタノールに置換し乾燥した
  -斜鏡の曇り(汚れ)がなくなるまで、上記の精製水と無水エタノールの清掃を繰り返した(3回程度)
  -斜鏡の乾燥と埃除去には、適宜エアダスターを用いた


  洗浄前の斜鏡の様子(周囲に白い汚れあり)


  洗浄後の斜鏡の様子

 b.主鏡の洗浄
  1.主鏡セルの取り外し
  -主鏡セルの引きネジ位置と鏡筒位置に、テプラで番号を付与し、組み立ての際に再現できるように準備した[3]
  -主鏡セルの引きネジを全て取り外し、主鏡セルを取り外した[3]


  R100Sの鏡筒セル底面(テプラで番号を付与)

  2.主鏡の洗浄
  -主鏡の汚れは、主鏡周囲のわずかな箇所のみであった
  -主鏡は主鏡セルに取り付けたままにし、綿棒に無水エタノールを染み込ませ、主鏡の汚れを清掃した[3]

  3.主鏡へのセンターマーク記入
  -R100Sの主鏡にセンターマークがないため、参考文献[7]の情報をもとに、マジックでセンターマークを記入した


  センターマークを記入した主鏡


  主鏡セル取り付け後の鏡筒

(3)まとめ
中古の反射望遠鏡:R100Sのメンテナンス(斜鏡および主鏡の洗浄)を試みた。
R100Sの斜鏡、および、主鏡の汚れを清掃する手順を確認するとともに、実際にその清掃を試行した。
今後は、清掃後のR100Sの光軸調整を試みる。

参考文献:
(1)ビクセンNEWポラリスR-100S
(2)ニュートン式望遠鏡-Wikipedia
(3)主鏡や斜鏡、レンズの洗浄
(4)反射望遠鏡の主鏡をクリーニングする
(5)主鏡の洗浄(反射望遠鏡)
(6)4-5.望遠鏡メンテ(反射鏡の洗浄)
(7)4-5.R-100Sの光軸調整と鏡の洗浄
(8)洗うこと以外で大変だったR200SS主鏡洗浄
(9)精製水-Wikipedia
(10)エタノール-Wikipedia
(11)ベンジン-Wikipedia
(12)キムワイプ-Wikipedia
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都内の星座(54)

2022-01-15 00:03:24 | 新星
都内で撮影したカシオペヤ座新星(V1405 Cas)[13]のFITS画像[4]を用い、天文用FITS画像処理ソフト:マカリ[1-3]で測光[5-6]を試みた。
ここでは、カシオペヤ座新星の色等級図[3,7-9]の作成を試みた結果を記す。
また、これまで観察したカシオペヤ座新星の光度をグラフにプロット[10-11]した結果を記す。

(1)処理手順概要
 ・画像解析:マカリ 画像演算(左右反転、回転)、fits→tif変換、測光機能

(2)色等級図の試行作成結果[3]
 ・使用画像(FITS画像)

2022-01-12 19:28 カシオペヤ座新星(V1405 Cas)(矢印)[18]
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 2sec, WB(Auto)(B=311 G=0 R=291), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=150, Total Exp. 300sec
※M52付近をトリミング(1280x1024)

上記のFITS画像を、次の2種類の画像として、マカリに読み込み、それぞれ保存した。
 読み込み方法:グレースケール画像、プレーン選択:第2プレーン(G)
 読み込み方法:グレースケール画像、プレーン選択:第3プレーン(B)

 ・測光


マカリでの測光画面例
上:B画像、下:G画像
測光モード:開口測光、自動モード
※恒星の測光測定順は、B画像とG画像で同じにする必要がある

マカリでの測光結果


ここでの比較星はNGC7654 842を用い、その等級(g等級)はStellarium-Webの値(9.00等級)を用いた[12]。
上記より、2022-01-12では、カシオペヤ座新星は10.0等級と試算された。


カシオペヤ座新星(V1405 Cas)の色等級図
縦軸:g等級、横軸:色指数 b-g(g等級とb等級の差)
赤●:カシオペヤ座新星(V1405 Cas)
青●:測光に用いたカシオペヤ座の恒星


カシオペヤ座新星(V1405 Cas)の光度(観察結果)[14-19]

(3)まとめ
都内で撮影したFITS画像を用い、マカリでカシオペヤ座新星(V1405 Cas)の色等級図の作成を試みた。
また、これまで観察したカシオペヤ座新星の光度をグラフにプロットした。

参考文献:
(1)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(2)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(3)鈴木文二・洞口俊博 編、あなたもできるデジカメ天文学 "マカリ"パーフェクト・マニュアル、発行所 恒星社恒星閣、2015年11月15日初版1刷発行、pp.60-63.
(4)FITS-Wikipedia
(5)測光 (天文)-Wikipedia
(6)等級 (天文)-Wikipedia
(7)色指数 (天文)-Wikipedia
(8)主系列星-Wikipedia
(9)ヘルツシュプルング・ラッセル図-Wikipedia
(10)gnuplot-Wikipedia
(11)gnuplot homepage
(12)Stellarium-Web
(13)カシオペヤ座V1405星-Wikipedia
(14)都内の星座(23)-goo blog
(15)都内の星座(30)-goo blog
(16)都内の星座(32)-goo blog
(17)都内の星座(36)-goo blog
(18)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(5)-goo blog
(19)カテゴリー 新星-KIMUKAZU blog
(20)特集 2021年3月~ カシオペヤ座の新星V1405 Cas-天体写真ギャラリー
(21)発見から6か月、増減光を繰り返すカシオペヤ座新星-AstroArts
(22)AAVSO-WebObs Search Results-V1405 Cas
(23)AAVSO-Showing 15,465 observations for V1405 Cas from 241 observers
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武蔵関公園の野鳥(3)

2022-01-14 00:05:50 | 野鳥

武蔵関公園(ボート乗り場)[1]


お休み中のゴイサギとその幼鳥(芦の島)[2]


カワセミ(芦の島・富士見池)[3]


アオサギ(芦の島)[4]


オオバン(富士見池)[5]


カルガモ(富士見池)[6]

参考文献:
(1)武蔵関公園-Wikipedia
(2)ゴイサギ-Wikipedia
(3)カワセミ-Wikipedia
(4)アオサギ-Wikipedia
(5)オオバン-Wikipedia
(6)カルガモ-Wikipedia
(7)渡り鳥-Wikipedia
(8)留鳥-Wikipedia
(9)カテゴリー 野鳥-KIMUKAZU blog
(10)晩秋の武蔵関公園の野鳥-goo blog
(11)年末の武蔵関公園の野鳥-goo blog
(12)武蔵関公園の野鳥-goo blog
(13)武蔵関公園の野鳥(2)-goo blog
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