「祇園祭・山鉾巡行」は、この回で最終です。
黒主山は、中京区室町の山鉾です。
「巡行くじ改め」の様子です。 巡行の順番に間違いのないことを確認します。
「黒主山」は、謡曲”志賀”にちなみ、大伴黒主が桜の花を
仰ぎ眺めている姿を表しているそうです。
「浄妙山」は、六角通烏丸西入の山鉾です。
平家物語の宇治川の合戦から取材。 台座上の人形は、
一来法師が僧兵・浄妙の頭上を飛び越える様子。
いよいよ殿をつとめる「大船鉾」の登場です。
前祭り(17日)の「船鉾」が、出陣船鉾と称されるのに対し、
後祭り(24日)の「大船鉾」は、凱旋船鉾といわれています。
これで後祭の「山鉾巡行」は終わりです。 初めて見る私達にとって、
迫力満点の美しい時代絵巻でした。
祇園祭は、7月1日の神事はじめ(吉符入り)にはじまり、
7月2日の「くじ取り式」(山鉾巡行の順番を決める)、
宵山(14~15日、21~22日)、
八坂神社の3基の神輿(六角、四角、八角)が繰り出す
神幸祭(17日)、還幸祭(24日)
そして、沢山の「山鉾巡行」で華やかな「前祭(17日)」、
少し数が減るけど、今回の「後祭(24日)」
などです。 7月の京都は、”祇園囃子”とともに、祭りいっしょくです。
「山鉾巡行」は終わりですが、次回は24日後祭りの、「花傘巡行」を掲載します。
また見てね!