『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024/1/7分)

2024-01-12 19:23:25 | 日記

ウルトラマンブレーザー

第18話「そびえ立つ恐怖」は、ヒルマゲントの父としての葛藤に、焦点が当てられているストーリーになっていましたね。お子さんと一緒に、この『ウルトラマンブレーザー』を視聴しているお父さんは、自分は子供に気を遣わせていないだろうか、と不安が胸を過ったんじゃないでしょうか。

ゲントが「SKaRD」の秘匿性ゆえに、家族に事実を明かせないのは、実際、仕方ない所ではあるんですよね。けど、子供としちゃ、お父さんと触れ合える時間が少ないのは寂しいですし、奥さんも気を揉むでしょう。ゲントとしても、ジュンくんが作ってくれた腕輪を嬉しく思っていたんでしょうが、訓練中や怪獣と戦う現場で落としたり、無くしたり、壊したくない。だから、身に付けずにいたのかも。だけど、ゲントに内勤である施設課と嘘を吐かれている奥さんとしちゃ、そんな心情は、さすがに慮れません。

そんな腕輪が、今回は良い働きをしてましたね。ゲントが報道陣を助けているのを見た時、「おぅ」とは思ったんですよね。やっぱり、あの時、カメラにゲントが映っていたかぁ。しかも、腕に付けているジュンくんお手製の腕輪まで。まぁ、恐らく、それが無かったとしても、奥さんなら、旦那に気付いたでしょうけど、約束を守って、腕輪を付けてくれているのは嬉しかったかもな。そもそも、奥さんは、今回の一件よりも前に、ゲントが危険な任務に就いているかも、と察していたかも知れません。けど、奥さんは、誰かの為に、危険へ、真っ先に飛び込んでいくゲントの心の強さに惹かれ、結婚し、家族になったからこそ、今回は、危険な事はしないで、と言うに留めたのかも。

そんなゲントを筆頭にした「SKaRD」が、今回、対峙した怪獣は、汚染獣・イルーゴ。私の感性、品性の類がアレなせいなのか、その姿は、何と言うか、卑猥に見えてしまいました。まぁ、見た目の事はさておき、毒ガスを吐くってのは厄介極まりませんね。しかも、即死性のものじゃなく、地味に健康を害する程度のものってのが、嫌だわ。イルーゴが毒ガスを吐くのは、自分が活動しやすい空間を作る為ってのも、合理性が高い。逆に言えば、その毒ガスを除去してしまえば、イルーゴを弱体化させられる。そこで、「SKaRD」はアースガロンを巨大な空気清浄機として使う作戦に。

毒ガスの除去は最初こそ上手く行っていたものの、イルーゴだって、快適じゃない場所を奪われそうになりゃ、そら、抵抗の一つや二つ、してくる。でも、まさか、このタイミングで、ゲバルガが登場とは。やっぱり、イルーゴは「サード・ウェイブ」なのかな。実際、ゲバルガのように地球の環境に悪影響を齎したんだから、その感じか。ブレーザーも助太刀に入るが、もう一匹、イルーゴが襲い掛かってきて、これまた、窮地に。ここで、ナイスアシストを見せてくれたのが、あーくん。チルソナイトソードの電撃で毒を浄化する作戦を、ブレーザーに託すくだりは、絆を感じましたね。しかし、ラストで倒せたはずのイルーゴが大量に発生!? これは、どういう事態だッッ

 

王様戦隊キングオージャー

第43話「覇王の大罪」、もう、これは、制作陣に文句を言いたくなるものでしたね・・・どんだけ、私たちを感動させれば気が済むんだろう。しかし、手加減はしないで良い。もっと、泣かせに来い!!

前回、自分の命を賭して、ギラと共にダグデドを討ったラクレスは、ヒメノたちが力を尽くしてくれたおかげで、自分の足で立って、裁判に出廷できるほどの回復をしていた・・・ヒメノの治療が凄いってのもあるんだろうが、元々、ラクレスが鍛えていたってのもあるのか。そんなラクレスが、この裁判で語るは、自分を含むシュゴッド歴代の王たちが、くそったれに最悪なダグデドに対して抱いていた怒り、積み重ねてきた悲しみ、そして、必ず、コイツを倒す、と言う野心。

ダグデドを倒す、その計画を本格的に動かしたのが、ラクレスとギラの父であるコーサス。彼を演じたのが、夏の映画で初代・ライオニールを演じた中村獅童さん。当然と言えば当然なんですけど、役者としての厚みが別格でしたね。映画の敵役だった時も凄味がありましたけど、父として、王として、人として苦渋の決断を下すコーサスのキャラは、中村獅童さんにしか出せません。こりゃ、相当に台本を読んで、コーサスがどんな生き方をしてきたか、をしっかりと考えてくれたんだな。

コーサスは、ダグデドに絶対的な忠誠を誓いながらも、コイツを倒す野心を秘めており、その為に滅びの力を望み、結果、ギラが妻の身に宿った。ダグデドの力を宿した赤子だったからなのか、そこは判らんし、考えたくもないが、コーサスの妻、ラクレスの母はギラを産んで、すぐに亡くなってしまったらしい。そんな事情を知らぬラクレスにとって、ギラは可愛い弟。兄として惜しみない愛情を注いでいた。コーサスの方も、ギラに対しては情を抱いていたようだけど、父としての愛は、ダグデドを討つ為に殺し、ギラをその為の道具にする、非情な決断を下す。そんなコーサスの企みに勘付いていたのか、兵士に化けて侵入していたカメジムに、真っ先に気付いたのは、武よりも知が優れているボシマールだった。しかし、ボシマールは自分の非力さも承知で、ギラを守るためにカメジムに単身で立ち向かった・・・男だよ、アンタ。そんなボシマールに化けたカメジムとグローディと、オオクワガタオージャーに変身したコーサスは激闘の末に命を落とす。もしも、彼の身が病魔に冒されていなかったら、グローディは厳しいにしろ、カメジムは倒せていたかなぁ。

コーサスの死によって、ラクレスは王を受け継いだ。その時、彼は父から、怒りも継承し、ありとあらゆる手段を用いてでも、ダグデドを倒す、と覚悟を決めた。ただ、この時、ラクレスは父とは違い、ギラを戦いの道具にする事はせず、人として暮らせるよう、「レインボージュルリラ」の摂取によって記憶を失った彼を養護院に預け、自分の戦いから遠ざけようとした。しかし、そんなラクレスの思いとは裏腹に、ギラは戦いに、自らの意思で飛び込んできて、男としても、人としても、そして、王としても、ここまで強くなった。だからこそ、今、ラクレスがすべきは、己の罪を受け入れて潔く死ぬ事じゃなく、ダグデドを倒すために犠牲にしてしまった民への償いとして、生き足掻き、復活したダグデドと戦う、これだ。ようやく、兄弟は一緒に戦えるんだな・・・あ、やべ、泣きそう。

 

仮面ライダーガッチャード

第17話「ムーンブレイク・メッセンジャー」は、まさか、こう来るかぁ、と驚きで全身がブルブルしました。『王様戦隊キングオージャー』の面白さに負けないぞ、って気概が、一切、空回りせず、しっかりと結果を出してくれていますね。

いきなり、オチに言及しちゃうのもどうかと思うんですが、ミナト先生の行動は、本当に衝撃的でした。主人公サイドにいて、しかも、主人公を成長させる役目を担っている存在が、敵組織の一員だったり、何らかの理由があって裏切るのはお約束。それだけに、ミナト先生が裏切らないか、と不安はあったけど、大丈夫だろう、と思いたかった。でも、こうなってしまった・・・あくまで、私個人の予想っつーか希望が入ったものだけど、ミナト先生は、宝太郎たちを守ろうとしているのかも。

グリオンが本格的に動いた事で、戦いは激しさを増し、敵も強くなった。宝太郎も仮面ライダーとして強くなっているが、これからの戦いで、大怪我を負う、いや、命を落とす可能性もある。当然、りんねたちも危険になる。だからこそ、アトロポスがりんねと交わした「一般人には手を出さない」の約束を利用して、守ろうとしているんじゃないかな。また、ミナト先生自身が、グリオンと何らかの関りがあるのか。アカデミーに侵入したグリオンは、妙な懐古感に浸っていたし、ミナト先生を昔から知っているような口振りだった。可能性としては、グリオンが、ミナト先生の知り合いの体を乗っ取っているとか? 

いずれにしろ、ミナト先生は、グリオン側に付き、仮面ライダードレッドの変身者になったか。体力はクロトーに劣るかも知れないが、体技のキレは負けていないし、ケミーに対する知識も深いから、レプリケミーカードを使った戦術も活かせる。スパナが、スランプ中でなかったとしても、ミナト先生が変身したドレッドに勝つのは難しかったかも。だからこそ、やはり、スパナは仮面ライダーに変身しなきゃいけない。このまま、負けっぱなしで終わるような男じゃない、と信じているぞ、私は。

もう一つ驚かされたのが、前回から参戦した仮面ライダーガッチャードデイブレイクの声が、あのDAIGOさんってこと。まさか、ではあるにしろ、違和感っつーか、物足りなさはない。むしろ、45歳って年齢で、好い感じの渋みがデイブレイクの声に詰まっていて、宝太郎を成長させるキャラとして、最高の働きをしてくれそうな期待を持たせてくれる。そんなデイブレイクだが、言動から鑑みるに、やっぱり、未来線の宝太郎なのかな・・・一つの選択を誤ってしまったがゆえに、強大な力は得たが、大切な人を失う事になった未来から、自分が消えるのも覚悟で、この時間にやってきて、過去の自分、現在の宝太郎に選択をさせに来たかな? ミナト先生の裏切り、そのショックから立ち直った宝太郎が、デイブレイクによって、どんな決断を下すのか、楽しみだ。

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今日の出来事(13-1-7)

2024-01-07 21:36:22 | 日記

COMICアンスリウム(2024/1)一言感想・その①

断ち切るほど、恋しくて(前編) 大島あき

元気付けている方が、相手に意外と依存し、心の平穏を保っているってのは珍しい事じゃないよな・・・

パパのこと好きになるとかありえない 有村大根

世の中、有り得ない事なんて有り得ないんだよ、ねぇ、柑奈ちゃん。

おしえて! 黒ギャルちゃん 夢見てぇる

やっぱり、がり勉くんと黒ギャルの組み合わせは至高だな。

えちえち成長記録(7) 丸居まる

正直、このオジさんに嫉妬すべきか、同情すべきか、迷うわぁ。

まな板にノせられて まめもち

こういうヒロインをとことん気持ちよくさせるマッサージ系、大好きなんで、もっと増えて欲しい。

やせたいやりたいやめられない ぷらむ

この年齢で、ぽちゃむちの良さを理解しているとはデキる子だな、夕真くん。

聖職者vs性食者 よこやまんじろう

神父の強いチ〇コにサキュバスがKOされちゃう展開、ベタだけど、キライじゃない。

だって強火カレシ担 マラ嬢ダイ輔

こんくらいの独占欲を発揮されたら、男としちゃ嬉しくもなるわな。

性豪召喚〈第6話〉 天野雨乃

相手の性癖にしっかりと合わせられる、このオッサン、やっぱり、有能だよな。

推しの為 板場広し

推しが生き甲斐になるのは良いけど、金銭感覚がバグるほどハマるのはよくねぇな。

 

今週の食事

12月25日(月)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(鰹昆布×2)、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、茄子、白菜、モヤシ・麻婆もやしの素【辛口】)、豚汁、烏龍茶

 

12月26日(火)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、レモンティー

昼食

カツサンド(トンカツソース)、キャベツの千切り、茹でブロッコリー、烏龍茶

間食

大学芋、烏龍茶

夕食

ごはん、肉野菜炒め(豚こま、白菜、茄子、ブロッコリー・回鍋肉の素)、豚汁、烏龍茶

 

12月27日(水)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(鰹昆布×2)、烏龍茶

間食

おにぎり(午房若布御飯)、烏龍茶

ドライアップル、レモンティー

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、白菜・焼肉のたれ)、豚汁、烏龍茶

 

12月28日(木)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(鰹昆布、焼肉)、烏龍茶

間食

ドライアップル、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、白菜、茄子・ポン酢)、豚汁、烏龍茶

 

12月29日(金)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(鰹出汁塩ご飯、鰹昆布)、烏龍茶

間食

おにぎり(鰹昆布)、烏龍茶

ドライアップル、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、白菜、茄子・青椒肉絲の素)、豚汁、烏龍茶

 

12月30日(土)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(鰹昆布、焼肉)、烏龍茶

間食

ドライアップル、烏龍茶

夕食

ごはん、叉焼、レンチン野菜(モヤシ、韮、人参)、豚汁、烏龍茶

 

12月31日(日)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(おかか午房御飯、鰹昆布)、烏龍茶

間食

おにぎり(鰹昆布)、烏龍茶

夕食

天麩羅饂飩(野菜の掻き揚げ)、烏龍茶

 

1月1日(月)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

間食

おにぎり(味付け海苔)、烏龍茶

昼食

おにぎり(おかか昆布御飯、鰹昆布)、烏龍茶

間食

ドライアップル、烏龍茶

夕食

ごはん、肉野菜炒め(鶏皮、オクラ、大蒜の芽・中華ドレッシング)、ブロッコリースプラウト、豚汁、烏龍茶

 

1月2日(火)

朝食

おかか若布御飯、烏龍茶

昼食

麻婆豆腐丼、烏龍茶

間食

大学芋、烏龍茶

夕食

焼うどん(ウィンナー、キャベツ、人参、モヤシ・めんつゆ)、豚汁、烏龍茶

 

1月3日(水)

朝食

若布御飯、烏龍茶

昼食

おにぎり(梅紫蘇若布御飯、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

天麩羅饂飩(野菜の掻き揚げ、午房の掻き揚げ)、烏龍茶

 

1月4日(木)

朝食

ちりめん山椒御飯、烏龍茶

昼食

おにぎり(梅ちりめん御飯、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

豚汁饂飩、肉野菜炒め(鶏皮、モヤシ・醤油ステーキソース)、烏龍茶

 

1月5日(金)

朝食

午房若布御飯、烏龍茶

昼食

おにぎり(若菜若布御飯、鰹昆布)、烏龍茶

間食

大学芋、烏龍茶

夕食

稲荷寿司、カップ焼きそば(ペヤング大盛)、レンチン野菜(モヤシ、人参、キャベツ、ピーマン)、味噌汁(若布、キャベツ、青梗菜、人参、油揚げ、葱)、烏龍茶

 

1月6日(土)

朝食

おにぎり(鯛、鮭)、烏龍茶

昼食

稲荷寿司、干瓢巻、烏龍茶

間食

干し芋、烏龍茶

夕食

ごはん、回鍋肉(豚こま、キャベツ、ピーマン、人参、モヤシ・回鍋肉の素)、中華スープ(若布、キャベツ、青梗菜、人参、葱)、烏龍茶

 

1月7日(日)

朝食

餅入り善哉、烏龍茶

昼食

天麩羅おろし饂飩(野菜の掻き揚げ、烏賊の天麩羅)、稲荷寿司、煎茶

夕食

ごはん、肉野菜炒め(豚こま、白菜・ステーキ醤油ソース)、中華スープ(若布、キャベツ、青梗菜、人参、葱)、烏龍茶

 

今日、読んだ本

著者 : 雷句誠
クラーケンコミックス
発売日 : 2023-04-14

藤田先生、雷句先生が面白い漫画を描いて、私たちを虐めるんです、と泣きつこうか、と真面目に悩むくらい、この(2)も最高でした。

先シーズンも最高だったのに、このシーズンは更に良いんです。この成長力っつーのか、自分の代表作を新作で凌駕する実力の高さは、藤田先生の弟子だからか、と納得できます。

雷句先生自身は、まだまだ、と思っているんだろうけど、少なくとも、私の中じゃ、雷句先生は安西信之先生や福田宏先生と同じように、師匠と同じリングで、真っ向からぶん殴り合えるだけの猛者になっています。

この(2)の前半では、清磨&ガッシュvsギル&ワイグの激闘に決着が付きました。

ワイグは、そこそこ・・・いや、まぁ、結構なクズな性格をしていますが、戦士としての実力は本物で、また、矜持も持ち合わせていました。その矜持があるからこそ、清磨とガッシュの強さを認め、彼らに対する恐怖に打ち克って立ち向かい、自らの体が崩壊する切り札を出してでも勝とうとしました。

ロデュウにしてもそうですけど、こういう品性が捻じ曲がっていながらも、決死の覚悟を決められるキャラってのは、最後の最後に、好印象を読み手に与えてきますよね。

ワイグに関しちゃ、ガッシュが、相手が死ぬ気で挑んできており、出来れば、殺したくない、と思いながらも、ワイグが民にした残虐な行いや、自分自身が王として背負っている無念、何より、ワイグの覚悟を、一人の男として受け止めたが故に、ザケルガで討ったってのも大きいですね。

そんなガッシュと清磨のコンビに負けないほどの絆を、この(2)で魅せてくれたのが、表紙もドンッと飾っているフォルゴレとキャンチョメでした。

不死身か、コイツ、と思うキャラは、様々な漫画に出てきますが、フォルゴレもその一人でしょう。彼の場合は、マヂで不死身って訳じゃなく、自分を最強と信じてくれているキャンチョメのエールを受けた時に、敵が恐怖を覚えるほどの打たれ強さを発揮しています。心の力で強さを引き出す「魔本」に選ばれるのも当然の格です。

そのフォルゴレの姿に心を打たれ、恐怖に立ち向かう勇気を発揮できるキャンチョメもまた、カッコいいんですよね。フォルゴレとの絆がより一層に強まり、生き残るための力を欲した事で、新たに生まれたキャンチョメの新術「モ・ポルク」は、天才である彼の才能が遺憾なく発揮される、恐ろしくも、優しさがあるからこそ凄味が出るものでした。

 

この台詞を引用に選んだのは、先にも書いたが、ワイグのカッコ良さが、これでもかってくらい、出ていたので。

存在感のある敵を、単なるゲスで終わらせずに、ビカッと最期に光らせて退場させるテクニック、これは、実に勉強になります。

名作と言われる漫画は、主人公などの善サイドが単にカッコいいからだけじゃなく、その主人公らのカッコ良さを、揺るがないものを持っている悪が引き立ててくれるからなんですよね。

(ハッ、そうだ、お前は最初から、その目だったな?何の力も持っていない、最初からだ。どんな力にも、目をそむけず、オレという化け物と、ガッツリ戦った!!!最高の45秒だったぜ、お前達!!!あばよ!ギル!!)(byワイグ)

 

もう一つ、グッと来た台詞を紹介。

これは、パルコ・フォルゴレが、どんな漢か、を1stシーズンで知っているファンからしたら、思わず、嬉しくなっちゃうものでしたね。

「ハハハハハハハハハハハハハッ!!!カバさんは強いんだぞ!!!子供を守る時は!!!特に強いんだ!!!」(byパルコ・フォルゴレ)

 

こちらもまた、フォルゴレが、どんだけカッコイイ漢か、を感じさせてくれるものでした。

彼自身にも、敵に対する恐怖はあります。絶望も感じてしまいます。

ですが、それ以上に、彼にとって、恐ろしいのは、誰も守れない事。

そして、絶対にしないのが、守りたいモノを置いて逃げる事。

だからこそ、彼は、守りたいモノを守るために、どんな状況でも逃げず、体一つで立ち向かえるのでしょう。

そんなフォルゴレがいるからこそ、キャンチョメは、こんなにも成長できたんでしょう。

「フハハハハハハッ。キャンチョメ!!!怖がることなんてないぞ!!お前の隣には、誰がいる!!?ガッシュがいなくても!!ティオがいなくても!!術がとられても!!本がなかろうとも、関係ない!!!お前には!!!キャンチョメの無敵のパートナー!!パ~ルコ・フォルゴレ様がついてるんだぜ!!!」(byパルコ・フォルゴレ)

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三大特撮感想(2023/12/24分)

2024-01-05 17:53:03 | 日記

ウルトラマンブレーザー

第17話「さすらいのザンギル」は、種族や立場の差を超えた友情にグッと来るストーリーになっており、個人的には、かなり上位に来る回でした。

これまで、「SKaRD」やブレーザーと戦い、倒されてきた怪獣の姿が各地で確認される事態が発生。何故か、その怪獣には実体がなく、建物や人などを擦り抜けるので、被害と呼べるものはないが、不安を煽る事は事実。ゲントたちは、原因解明のために、タガヌラーの幻像が出現している現場に赴く。すると、謎の男がタガヌラーに斬撃を飛ばし、幻像は跡形もなく消えてしまうのだった・・・怪獣の幻に加え、その幻を消して回っている謎の男、混迷が増してきた事態に、首を捻ってしまうゲント。そんな折、まさか、謎の男がゲントに接触してきた。それだけでも面食らうってのに、男が宇宙人で、しかも、何故か、エセ侍を彷彿させる喋り方をするもんだから、ゲントはますます、参ってしまう。謎の男ことザンギルと共に、ゲントは風情のある喫茶店へ赴く。ザンギルは、コーヒーもお気に入りらしいが、知識が、やっぱり、妙な感じだ。

ザンギルはゲントの中にブレーザーがいる事も見抜いており、今回、彼らに接触を図ってきたのは、自分の手に余る怪獣を倒すのに力を貸してもらうためだった。かつて、己の強さに驕り、敵を斬る事だけを求めていたザンギルだが、本当の強さを持つ者に敗れ、これまでの罪を償う旅を続けて来たらしい。倒された怪獣の残留思念を祓う、その行いで贖罪を続ける中で、ザンギルは確かな力を備えていき、その旅も終わりが近づいていたのだが、最後の最後で、彼はとんでもない存在にカチ当たってしまった。それが、一度は、ゲントとブレーザーに黒星を付けた、あのニジカガチだった。荒神と崇められていただけあって、よりにもよって、このニジカガチ、実体を得てしまったらしい。

復活したと言っても良いニジカガチを、ザンギルの力を借りて、再び、倒したブレーザー。しかし、ニジカガチの怨念は桁違いだったらしく、両断された状態から、ザンギルの肉体に憑依する荒業をやってのける。まさか、ザンギルが自分に襲い掛かってくるとは思ってもいなかったブレーザー。しかし、戦わなかったら、自分がやられる。それほどの強さなのだ、ザンギルは。一方で、自分にニジカガチ(怨霊態)を倒すのに力を貸してくれたザンギルも倒したくない。だからこそ、ブレーザーはザンギルの中にいるニジガカチの怨念だけを斬った、チルソナイトソードの峰で・・・まあ、あの部分も峰と言えば峰か。何にせよ、ザンギルにダメージを与えずに救う事が出来たのは良かった。

ついに、108体の怨霊を斬り祓い終えたザンギル。再び、喫茶店でテーブルを共にしたゲントは、これから、どうするのか、とザンギルに問う。すると、ザンギルはやりきった表情で、自分に、これからはない、と告げる。実は、ザンギルもまた、未練が残る残留思念であり、霊石の力で実体を得ていたに過ぎなかったのだ。すべき事を終えた以上、もう、この世にはいられない。最期に、コーヒーが飲めない、それだけが残念だ、と冗談っぽく言って美しい逝き方を見せたザンギル。一人残されたゲントは飲んだコーヒーに、いつも以上の苦味を覚えたんでしょうねぇ。

 

王様戦隊キングオージャー

第42話「ラクレス王の秘密」・・・・・・もう、これ、感動した、の一言で済ませた方が良いですかね?

いや、良くないのは、私自身が最も分かっているんですよ。ただ、それ以外の感想、出てきましたか、皆さんは。

あれから何度も見返し、その度、ラクレスの覚悟を肌に感じ、スズメの愛に心が震え、ギラとラクレスの兄弟の絆に魂が滾ります。回を重ねるほど、余計な事は、一ファンとして書けなくなるっつーか、語彙力が乏しくされていきます。

これまでも、これぞ神回、と言われる話で打ちのめされてきましたが、それらの比じゃないほど、今回は凄まじい展開でした。

ギラとラクレスの、これまでのぶつかり合いがあったからこそ、しっかりと息の合った共闘によって、不死身のダグデドは敗北しました。しかし、コイツが、簡単に死ぬだろうか、ってのは甚だ疑問です。幹部を倒していないのに、ラスボスが先に退場ってのは、なんか、こう、スッキリしないっつーか、もう一つ、どんでん返しがあるな、と予感します。ミノンガンの中身もそうですけど、あのカメジムの胡散臭さっつーか、間抜けな策士っぷりが却って、腹に一物を抱えてやがるんじゃ、と・・・

 

仮面ライダーガッチャード

第16話「クライシスXmas!オロチ事変」は、『王様戦隊キングオージャー』第42話があまりに凄すぎて、やや霞みかけるも、怒濤の新展開で、しっかりとファンを滾らせてくれました。やはり、仮面ライダーシリーズでは、クリスマスに何かが起こる。

しかし、一つ悔やむべきは、今回は、映画を観ておくべきでしたね。年末は仕事が思っていた以上に、早い段階で忙しくなってしまって、映画館に行けず、2024年になってしまいました。どうにか、来週は時間を作りたいものです。どうやら、りんねが、想像以上の活躍をしているっぽいのかな?

今回、ラケシスが取り込んだ・・・いや、強引に取り込む羽目になったケミーは、オカルトの8「ジャマタノオロチ」ですか。八つ首の蛇だからこそ、ナンバーが8なんでしょうね。ラケシスが取り込み、なおかつ、彼女らのボスとも言えるグリオンが関与している、何より、神話級の怪物をモチーフにしているだけあって、これまで以上にデカくて凶悪。生きた人間を石像にしてしまう能力が、実に恐ろしい。親友でもある加治木を始めとした、自分の仲間が、オロチマルガムによって、次々と石にされていく絶望的な展開に、宝太郎は悲しみ、そして、怒る。

そんな怒りを胸に、オロチマルガムへ果敢と立ち向かうガッチャードだが、オロチマルガムは、あまりにもデカすぎる。変身解除に追い込まれ、それでも、足掻こうとする宝太郎に迫る攻撃。それから、彼を守ったのは・・・謎の仮面ライダー!? しかも、ガッチャードに姿は似ているけど、色は異なり、何よりも、強さが段違い! 変身者が誰かは、現時点じゃサッパリだけど、少なくとも、ケミーを101体全て回収しているからこその強さに到達しているようだ。その強さは、オロチマルガムを圧倒し、人型(?)を巨体を覆い隠していた黒雲の中から引きずり出せるほど。このまま、この色違いのガッチャードが倒すのか、と思いきや、彼(彼女?)は、驚いている宝太郎に、「自分で戦うか、私に任せるか」の選択を迫った。当然、宝太郎が選んだのは、自分でケミーを回収する道。ド根性で立ち上がった宝太郎はガッチャード に変身し、エックスレックスとユーフォーエックスの力を借り、見事にオロチマルガムを撃破。何だかんだで、クロトーとラケシスは、宝太郎に命を救われたな。

オレンジ色のガッチャードの正体、グリオンの今後の動き、ミナト先生の抱えているもの、りんねのテレビ本編での活躍、スパナの成長、そして、宝太郎が変身するガッチャードのパワーアップ、色々な要素が楽しみになる回でした。

 

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