『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(20205/2/16分)

2025-02-21 21:23:34 | 日記

ウルトラマンアーク

第24話「舞い降りる夢幻」は、最終回一つ前って事で見所がバッチリでしたね。

ウルトラマンに限らず、特撮系で重要になってくる展開の一つとなったら、やっぱり、正体バレ、と言っても過言ではない気がします。最後までバレずに終わるってパターン、これはこれで私も好きですけど、やっぱり、どちらかと言ったら、仲間が正体を知った時の反応を見る、それが楽しみで、特撮作品を観ちゃってますね。

シュウさんは持ち前の勘の良さで、前回が何と無しにユウマが秘密を抱えており、また、体が不調に蝕まれている事も気付いていたからこそ、彼と共に逃げる事を選択したんでしょう。そして、今回、ついに、ユウマがウルトラマンアークである、と確信に到りました。SKIPにやってきた当初こそ、冷徹な仕事人間でしたけど、ユウマたちと交流し、共に怪獣と戦ってきた事で、確かな仲間意識が芽生えたからこそ、トリゲロスとの戦いに、とっくに限界の体で向かったユウマを止められなかった自分の決断を後悔していました。ギルバグとの戦いに赴かんとするユウマを制止する際、これまでのように君付けでなく、「ユウマ」と激しい感情も露わに呼び捨てしていたシーンにグッと来たのは、私だけじゃないでしょう。

自分の技に恐ろしいレベルで対応してきていたトリゲロス相手に、まさかの0距離光線をブチかまして辛勝したアーク。もちろん、そんな無茶をすれば、ただじゃ済みません。謎のダメージによって体がボロボロである今であれば、なおさら。そんなユウマに対して、ちゃっかり生きていたスイードが仕掛けてきたのは精神攻撃。まさか、これまでの十六年間、仲間との交流、怪獣たちとの激闘、それら全てが夢幻だった、そう言いくるめて、ユウマとルティオンの絆を引き裂こうとするとは・・・まぁ、卑怯ではないですかね。勝つ為なら、あらゆる手段を使う、それ自体は、悪側として、何ら間違ってません。スイードに落ち度があったとするなら、ユウマが築いてきた友情を甘く見ていた事でしょうね。

そんなユウマの体を蝕んでいた謎エネルギー、それは、やはり、オニキスでした。私は、ザディーメ戦でギャラクシーアーマーを構築するためにオニキスを取り込んだ事で、その膨大なエネルギーが、ただの人間であるユウマの体には負担をかけているのかな、と推測していたんですが、どうも違うようです。再び、ユピーの口を借りたビオルノ曰く、オニキスをアークが吸収した事を知ったゼ・ズーが、それを利用し、毒素を送り込んできていたんですね・・・卑怯とは言いませんけど、やり口が陰湿だな。自分が住んでいる銀河を守る為なら他の銀河がどうなろうと構わんって精神構造の奴らしいけど。

とにもかくにも、まともな戦いが出来る状態でないのに、覚悟ガン極まりでギルバグとの戦いに挑むウルトラマンアーク。果たして、ウルトラマンアークは、この窮地をどう突破して、自分が守りたいモノを、どう守るのか、最終回が楽しみですね。

 

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

第1話「救世主ナンバーワン!」を見て、この『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に抱いた率直な感想、それは、どちゃくそカオス、でした。

いや、どシンプルに面白かったんですよ、この第1話。文句なしに最高です。掴みとしては、バッチリでした。

まず、主人公もといレッドであるゴジュウウルフに変身する遠野吠のキャラ、これが実にしっかりと立っていました。何のバイトをしても、持ち前の不器用さと考え無しで体が動いちゃう所為で長続きせず、短期でクビになってしまうってトコや、夢も願いも持たず、自分の命を軽んじた行動を取る一方で、受けた恩をしっかりと返すまでは死ぬ気はない、と無茶をする熱さも持っているようです。

まだ序盤どころか、第1話ですから、推測と呼べるほどではないにしろ、どうにも、吠は過酷な幼少期を送っていたようです。心を殺して生きなさい、そう言われるって、どんな境遇? もしかすると、彼は人間じゃないって可能性もありますね。種族は人間であったとしても、悪しき存在に利用されたらヤバいタイプの異能を持っているって可能性もありますか。

そんな吠が戦う力を得るまでの流れが、これまた、ハイテンション。まさか、戦士として変身する前に、巨大ロボに騎乗し、相手の巨大ロボとタイマンを張るとは、これまた予想の斜め上。しかも、テガソードとキングキャンドラーのデザインが、これまたカッコ良しで、戦い方も本能任せなようで、相手の動きを冷静に見極め、一瞬の隙を逃さずに必殺技を叩き込んで勝っていました。

いや、しかし、その吠のアルバイト仲間で、彼に命を救われた事に感謝していて、バンドナンバーワンを目指している、と豪語していた堤を演じていたのが、先週まで、私の心をバクアゲにしてくれていた『爆上戦隊ブンブンジャー』で主役を演じていた井内さんで、その堤が変身したのが、『王様戦隊キングオージャー』のクワガタオージャーって!? しかも、本家のキングオージャーが使っていなかったマントを活かした戦法・・・ここまでカオスが過ぎると、人間、目が点になっちゃうんですね・・・・・・井内さん、これからも、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に出続けて、吠と事ある毎に戦うのか。それとも、指輪を吠に託すのか・・・その点も含め、これから楽しみです。これから一年、よろしくお願いします。

 

仮面ライダーガヴ

第23話「ブロークン・スイーツ」・・・・・・毎度の事だけど、言わせてください、重いわッッ。子供向けじゃねぇって、このストーリー展開は。

いや、ほんと、今更だろ、と他のファンにツッコまれるのは百も承知ですよ、私だって。

けど、今回の内容、ヘヴィーすぎますって。前回、ショウマと絆斗が共闘できるくらい仲直り出来た、とホッとしたばかりなのに、すぐさま、二人の友情に亀裂を入れてくるって、容赦ないな、制作陣?!

絆斗のお母さんが溶解液に叩き込まれたシーンだけでも強烈だったのに、そのヤバさに輪をかけてくるのが、デンテおじさん。彼自身は、自分は兄が持ってきた素材で闇菓子を作っただけ、自分は何も悪くない、と本気で思っちゃいそう。確かに、諸悪の根源は誰かって論議するなら、デンテおじさんに謎の素材を渡した、ショウマの祖父であるゾンブだろう。けど、明らかに怪しい素材だったのに、兄を追求しなくて、なおかつ、自分の美味い菓子を作りたいって欲求を優先した時点で有罪なんだよなぁ。ショウマに戦う力を持たせる改造をしても、帳消しにならんレベル。

しかし、そんなデンテおじさんよりもヤバいのが、当然ながら、酢賀なんだよなぁ。序盤こそ、コイツ、もしかして、グラニュートなのか、と疑ってましたけど、今は、人間だからこそ危ないわぁ、と感じています。グラニュートは種族として、基本的に人間の存在を知らないか、人間を菓子の材料として見下しているか、のどっちかなんでしょうけど、酢賀の場合は、人間もグラニュートも、自分の研究材料であり、倫理観が完全に欠落してる。どう考えても、ダークショウマを量産しているのは、コイツだろ。絆斗に渡した新しいゴチゾウも、明らかに危険な代物っぽい。パワーアップさせる分、絆斗の寿命を削りそうだ。

先の個体よりも明らかに強くなっているビターガヴに追い込まれながらも、人間を守りたいってスタンスを崩さないショウマの強さも光ってましたが、やっぱり、今回の鬱屈した雰囲気を若干にしろ、確かに和らげてくれていたのは、幸果さんの聖母っぷり。ショウマから家庭事情を聞き、こうも本気で怒ってくれ、その上、ショウマとの関係性を崩さない努力をしてくれる、最高ですわ。ショウマが、仮面ライダーと知った事で、サポート役を頑張ると決意した幸果さんが、これから、どんなファインプレーをしてくれるのか、楽しみ。


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