気分をかえて。
『結婚 二幕のまったくありそうにない出来事』ゴーゴリを読む。グズグズしっぱなしのグズーキンさんを結婚させようと、さんざ世話をやくセワーヤキンさんのお話。戯曲は読む度に想像力がふくらんで人物がハッキリしてくるのが楽しみの一つ。喜劇だけど、クスクス系な可笑しさ。
笑いたい。
『アルアル島の大事件』クリストファー・ムーア。設定や状況は笑えるのだが。文章自体が面白い訳ではないな。アクションコメディ。
南の島繋がりで、『ノア・ノア タヒチ紀行』ポール・ゴーガン。言葉足らずというか、あっさりした表現。土着の伝説部分にページ数を費やしてる割には、薄い本だな。
と、ここへきて『月と六ペンス』モーム。好きな作家なんだけども。この本は、あまりシックリこない。画家をよく描けてるとも思えない。台詞や表現にユーモアが有るのは、さすが。
“紳士と作家と二股をかけるのは、なかなか難しいぞ”byモーム『お菓子と麦酒』
読んでて、思わず吹き出す作家の一人。
あぁ、笑いたい。
『お行儀の悪い神々』マリー・フィリップス。確かに楽しいのだが。予想以上に盛り上がるクライマックスもたいしたものなんだけど。う〜ん…舞台化してみたらどうかな?
『高慢と偏見とゾンビ』ジェイン・オースティン&セス・グレアム=スミス。タイトルに偽り無し。オースティンのウイットと忍者とゾンビが楽しめる、あっぱれな作品。「高慢と偏見」の部分は、もちろん面白くて笑える。「ゾンビ」の部分も違う意味で笑える。悪ノリ、絶好調。