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『ブーリン家の姉妹』フィリッパ・グレゴリーの続編『愛憎の王冠』。相変わらず女性向けのロマンス小説のよう。架空のキャラ、道化ハンナを中心にヘンリー八世亡き後のドロドロぶりを描く。エリザベス一世が女王になるまでの権力の駆け引き。信じられない経緯。興味は尽きない。
『ウルフ・ホール』ヒラリー・マンテル。トマス・クロムウェルを中心にチューダー王朝を描く。読みやすい。台本じみている。読むとクロムウェルのファンになる(かなりの確率で)。
TVシリーズ「THE TUDORS〜背徳の王冠〜」ヘンリー八世と六人の妻をエロチックに描く。“エロチック”を強調したいらしい。全部は観てないんだけど。
「レディ・ジェーン/愛と運命のふたり」は9日間だけ女王だったジェーン・グレイの映画。ヘレナ・ボナム=カーターが若かった…
エリザベス一世を描いたドラマ、映画は数えきれない程あるし。
ブラッディ・メアリー、スコットランドのメアリーもそれぞれ題材になるし。
(メアリー多すぎ…)
死んだ後まで闘争の火種を残したヘンリーは罪深い。本人にこの史実を突き付けたい気持ちにかられる。
エリザベスは、勝ち抜いたというか、生き残ったというか。それはそれで凄い。
『王子と乞食』マーク・トウェイン
史実を交えたフィクション。
エドワード6世が乞食の少年と入れ替わってしまう。
二人の少年のそれぞれの経験を通して人間の心の持ち方を描く秀作。
映画「わが命つきるとも」、「1000日のアン」を観ようと思う。