『スティーヴンソン怪奇短編集』ロバート・ルイス・スティーヴンソン
強烈な印象を残す[ねじけジャネット]。ねじけたり、かしいだり、ゆがんだり…この描写が映像的。思わず想像してしまいゾワっ。
[びんの小鬼]どんどん値段が安くなっていくという変わった恐怖。瓶の中で蠢いてる感触がゾッとする。
[声の島]展開が読めない。一難去って、また一難。気が付くと良くない方向に進んでます。ストーリーテリングの上手さ。
[マーカイム]突然現れる助っ人の、得体の知れ無さ。穏やかで落ち着いている所が余計怖い。
『M・R・ジェイムズ怪談全集1・2』モンタギュウ・ロウズ・ジェイムズ
謎の生き物の全体像が解らない怖さ。
ベッドの下から、毛むくじゃらの手がチラッと見える。その恐ろしさ。
正体が解らない恐怖を楽しむ。
怖〜い短編で、優秀なものは数あれど。
個人的に印象に残ってるのは。
『信号手』ディケンズ
『手』モーパッサン
『黒い玉』トーマス・オーウェン
などなど。
短編集は一気に読むとどれがどれだったやら解らなくなるので(私の場合は)。
一編読んでは、他の本を読みという風にしてますけど。
それでも、覚えてられない…
細かくメモッとくしかないかなぁ。
覚えてなければ、また新鮮な気持ちで読めるからいいや。