木のぼり男爵の生涯と意見

いい加減な映画鑑賞術と行き当たりばったりな読書によって導かれる雑多な世界。

無名なるイギリス人の日記

2012-08-28 23:10:05 | 日記


『無名なるイギリス人の日記』ジョージ&ウィードン・ダロウスミス
フィクションの日記。生真面目で、ダジャレ好きでちょっとセコイ。礼儀やら階級にこだわる割には、うっかり屋で、バカにされやすい。日本語の訳も上手く、かなり可笑しい。

『比類なきジーヴス』P・G・ウッドハウス
ああ言えばこう言う、口の減らない台詞のやりとりが最高。表現力が素晴らしくユーモラス。余りに可笑しくて震えながら読むシリーズ。訳ももちろん素晴らしい。

『まじめが肝心』オスカー・ワイルド
キュウリのサンドイッチからして、なんだか笑える。全員、自分勝手なところが面白い。嫌みと減らず口が満載。

『ボズのスケッチ』ディケンズ
特に前半がユーモアたっぷりで可笑しい。

『going solo』ロアルド・ダール
ダールの若かりし頃を綴った作品。カツラの人の話やら、船でのエピソードが笑える。アフリカでのエピソードは冒険譚としても秀逸。

『ボートの三人男』ジェローム・K・ジェローム
これも名作中の名作。最初の病に関する部分、爆笑もの。ユーモアとは、こういうものだという良書。そして最良書。

『THE BOOK OF BUNNY SUICIDES』アンディ・ライリー
イラストのみでブラックユーモアを楽しむ。その手の込みようや、気長さ、バカバカしさを堪能。


「〜君は本当に奥さんを連れ戻したいのかね?」
「ええ」
「独身のほうが、とても平和に暮らすことができるんですよ。」
「平和は求めていないんです──まだ。」
グレアム・グリーン『負けた者がみな貰う』より

やはり、イギリスのユーモアには、甚だしき魅力有り。


十七歳の若造ピットは入社してわずか六週間なのに、当方に向かって、
「まあ、かっかしなさんな」
なぞとほざく。
此方は会社に二十年も奉公している身だと教えてやったら、奴は無礼にも、
「そう見えますよ」とぬかす。
『無名なるイギリス人の日記』より。

映画で4コマ【バーン・アフター・リーディング】

2012-08-28 09:49:54 | 日記




『バーン・アフター・リーディング』(2008年)
ハリー( ジョージ・クルーニー)
『アリス・イン・ワンダーランド』 (2010年)
トウィードルダム/トウィードルディー(マット・ルーカス)
『ウォレスとグルミット/ペンギンに気をつけろ!』 (1993年)
お尋ね者のペンギン、マグロウ

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ
アルウェン(リヴ・タイラー)

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』 (2009年)
レミー・ルボー‘ガンビット’(テイラー・キッチュ)

『フローズン・タイム』 (2006年)
原題:CASHBACK シャロン(エミリア・フォックス)
『マイネーム・イズ・アール』(TVシリーズ)
アール(ジェイソン・リー)とランディ(イーサン・サプリー)