『切り裂きジャックの日記』シャーリー・ハリソン構成。
怖い物読みたさで、うっかり読了。怖い怖い怖〜い。
ゾッと寒けで冷房は要らず。
が、しかし。
暗闇、いたたまれない。
電気消して寝る?無理、無理、ムリー。
で、節電になってな〜い…
『心臓を貫かれて』マイケル・ギルモア。もちろん、電気は消せません。
死刑になった兄を中心に、家族の暴力の歴史がおぞましい。
恐ろしいと同時に哀しく、辛い。
その、環境、境遇を目の当たりにするノンフィクション。実の弟が執筆した事で、事件を違う角度から受け止め、考えさせられる。
〈痛み〉を教えてくれた本。
重い内容にも関わらず、読んで良かったと思わせるホンモノ。
『ガラパゴスの怪奇な事件』ジョン・トレハン
実録もの。奇妙で不可解、気味の悪い事件。
こんなに少人数でも、殺人は起こる、という事実。
ユートピア目指しても、問題は場所ではなく、人格。
『悪魔と博覧会』エリック・ラーソン。実録もの。
読応えたっぷり。人に勧めたくなる面白さ(怖いけど)。
シカゴ博覧会の建築家達の攻防がエキサイティング。
意地や、威信、プライドの人間臭さと、熱意、努力、夢が入り乱れるも、きちんと人物を捉えてる著者の優等ぶり。
同時進行の殺人事件も怖いけど、当時の暮らしぶりが実に良く書けてる。
夢中で読了。
『チャイルド44』トム・ロブ・スミス。
悪夢のチカチーロ事件が元ネタ。
殺人も怖いが、政治体制が恐ろしい。
文章そのまま映画化出来そう。
脚色要らず。
電気を消して眠れない、などの、
読後後遺症に注意。