気の広場

気の世界あれこれ・・・
  日常雑感あれこれ・・・

めぐみの雨 ・・・ 3.大切

2010-10-06 07:35:57 | Weblog
資源に限りがあるから 物を大切にするのではありません。



私たちが生きるために消費しなくてはならない

  食物 衣類 住居など さまざまな「モノ」は 物質ではなく

       ・・・ 「恩恵(めぐみ)」なのです。


めぐみの雨 といいます。

雨は 水という物質です。

しかし

その雨が 穀物のいのちとなる力をもっているから

       ・・・ 「恩恵(めぐみ)」なのです。


・・・ 大切なのです。

  


  (再掲)

  身につつしみなくして

    国(よ)の施物(ほどこし)を食うことなからん (法句経)





めぐみの雨 ・・・ 2.つつしみ

2010-10-06 06:52:56 | Weblog
私たちの物の考え方は どこか歪んでいるようです。


足りないから 乏しいから 「大切」にする

そうした発想で物質と人間のかかわりを割り切ってよいのでしょうか。



釈尊ののことばは ・・・ その正反対です。


「身につつしみなくして」物質を消費することは許されない

  ・・・ と いうのです。


物があるかないかは 後まわしの話です。


どんなに豊富に資源があっても

これを費やす人間の側につつしみがないなら ・・・

  抑制と感謝する心ももてず

  物を受けとり 穀物 魚肉を口にする資格はない

  ・・・ と いわれるのです。



いま 私たちにもっとも欠けている「価値観」は これです。


ですから

オイルショック(旧い例で失礼)が過ぎると

  もう ハイウエイは車でいっぱいです。


もしインフレでもなかったら

使い捨ての風習は

  老人から幼児まで 果てしなくひろがっていくことでしょうね。

  


  (再掲)

  身につつしみなくして

    国(よ)の施物(ほどこし)を食うことなからん (法句経)





めぐみの雨 ・・・ 1.浪費

2010-10-06 06:22:39 | Weblog
身につつしみなくして

  国(よ)の施物(ほどこし)を食うことなからん (法句経)



物を大切にしよう といわれています。

なぜでしょうか。


地球の資源が乏しいから といいます。

では

資源が有限でなければ勝手放題

  好きなように物を消費していいのでしょうか。



浪費は敵だ といいます。

どうしてですか。


日本は無資源国で

  石油や穀物の輸入が減ったら大変だからだ といいます。

では

外貨がたまり 資源国の農作物が豊作で 鉱物の埋蔵量も豊かで

  どんどん輸出してくれるなら

・・・ 浪費はかまわない ということになるのでしょうか。






苦しみ ・・・ 4.少欲知足

2010-10-06 06:00:05 | Weblog
八正道とは「中道」のことです。



中道とはなにか。


ここでは 渇愛を去るために

釈尊が 「無欲」ではなく

    「小欲」 「知足」を説かれたことを

      ・・・ 忘れてはならないでしょうね。



はげしい欲望 ・ 貪欲のいとなみを

  「あますことなく滅し 捨て 去り 脱す」には

その欲を薄め 足るを知る知恵をもて ・・・と いわれたのです。


禁欲ではありません。

「禁欲は極端だ」 ・・・ と 彼はいいます。


「少欲」でよいのです。



人間には 本源的欲望として「渇愛」があります。

その欲望をほっておけば 人間を「苦」へひきずりこむ。


そうした欲にたいする無知 ・ 無思慮を去って

  欲望を制御し 「少欲」とする知恵をもちなさい

             ・・・ と 教えたのが釈尊です。





苦しみ ・・・ 3.苦をなくすには

2010-10-06 05:04:04 | Weblog
どうしたら苦をなくすことができるか。


苦が 「渇愛(タンハ)」から生じている以上

  ・・・ これを滅するほかありません。



「渇愛を捨て 去り もはや執することなきにいたるなり」

  それ以外ないではないか ・・・ と 釈尊は明快です。


あまり明快なので

  人は 逆に 来世に向かって極楽を想定したり

    むしろ 財宝に執着しようとしたり

   あるいは 禁欲主義にとびこんだりしますが ・・・

釈尊は そうした試みを ・・・ 一切無意味としてしりぞけます。



そして 渇愛を捨て去り

苦を滅するために ・・・ 八正道 という実行方法を示すのです。






苦しみ ・・・ 2.原因

2010-10-06 05:02:32 | Weblog
釈尊は なぜ

  ・・・ その「苦」を わざわざ強調されるのでしょうか。


それは

  「苦」の原因に ・・・ めざめさせるためです。

そして

この苦を克服するにはどうしたらよいか

  ・・・ 処方箋を示して下さるためです。



釈尊は 人間の苦を八つにまとめられました。


生 ・ 老 ・ 病 ・ 死

愛別離苦

求不得苦

怨憎会苦

五蘊盛苦 ・・・ といいます。


五蘊盛苦(ごらんじょうく)とは

  五体が活動旺盛なための苦しみです。

性欲の苦しみも ここにふくまれます。



そして この苦は どこからきたのかをさぐります。


原因は 「渇愛(タンハ)」にある ・・・ 指さします。


「激しい欲望のいとなみ」 です。



「こは苦の生起なり」 ・・・ と おっしゃってます。






苦しみ ・・・ 1.苦が先

2010-10-06 05:01:52 | Weblog
すべての行(もの)は苦しみなり

                    (法句経)



・・・ そんなバカなことがあるか

  人生には楽しみがある。

  笑いがある。

  歓喜がある ・・・ というかもしれません。



しかし 人間が

  悦楽を求め

  明るさや朗らかさを追うのは

  ・・・ その裏側に苦があるからではありませんか。



私たちは 「死」という

  どうしようもない「苦」があるから

  ・・・ 生命の歓喜を唱うのではないでしょうか。


老苦があるから青春を

病苦があるから健康を ・・・ 讃えるのでしょう。


苦が ・・・ 先です。



ひとことでいえば

「諸行無常の苦」 こそ ・・・ 人間の根本命題なのです。






チョッと気になる(再掲) ・・・ 2.上海万博日本舘の愛称

2010-10-06 03:09:48 | Weblog
今月で上海万博も閉幕 ・・・ 。 
  開幕当初に書いたものを再掲します。


 
 唐突な書き出しですが ・・・ (①はお読みいただけたでしょうか?)


 『源氏物語』は「気」と「色」の物語です。
その中心の色気は<紫>です。

 中国思想では、紫は赤と黒の混合で色の最高位を占める陰陽を混ぜた色で、赤と黒を混合すると、深い紫が出来るのです。

 つまり、深い紫ほど高い位を象徴するということで『源氏物語』に登場する人物のほとんどが、紫色に関係しています。
 紫の花を咲かせる桐と藤の「桐壺」「藤壺」「若紫」長じて「紫の上」、桐も藤も若紫もみな紫でも深い色ではなく・・・薄紫、つまり高貴な紫ではないですが、紫にこだわった物語であると言えるでしょう。

 紫色は、西洋では非処女、身持ちの悪い女であり、誰とでも交わる女の色です。

 そして日本でも、女でない女の色、「歌舞伎」の「女形」や御小姓さんの着物の色で、一般の女性が着る色ではなかったのです。

 アメリカでも、ゲイの人たちのことをパンジーと呼びますが、パンジーも紫。性別の境界線が曖昧な人たちが好む色なのです。

 お殿様が病気のとき、頭に巻いている鉢巻の色も紫。
そして、紫は細胞死を招く紫外線の、怖いパワーの気を呼び寄せる色でもあるのですが ・・・ 。


 さて、上海万博日本館の愛称は ・・・ 「紫蚕島」
日本側で公募し、日本側の有識者が選考して決まった愛称のようです。

 その形状とその色が「薄紫」であることからでしょうが ・・・ チョッと気になるのは私だけでしょうか。
 何か「揶揄(やゆ)されている」ような気がしてならないのです ・・・

 選考した有識者については、ま、そんなものでしょうが ・・・ なぜか、カノ国の名付け親(ご婦人)が未だ表に出たがらない ・・・ というのも気になるところです。


 ハイハイ、またまた、考え過ぎですね ・・・ 。




 

 



チョッと気になる(再掲) ・・・ 1.上海万博日本舘の愛称

2010-10-06 03:08:52 | Weblog
今月で上海万博も閉幕 ・・・ 。 
  開幕当初に書いたものを再掲します。
  2.も お読みいただければ幸い ・・・ です。



本日 上海万博が華々しく開幕されました ・・・ 。

 我が日本館もまた はなばなしくオープン ・・・ 
その愛称は「紫蚕島」。

だが、チョッと気になることが ・・・ 。


① <2010年上海国際博覧会日本館公式サイト>では、

3,588通の応募中から、愛称は“紫蚕島”に決定(上海)
2009年4月20日

上海国際博覧会の公式参加機関である日本貿易振興機構(ジェトロ)は、4月8日、中国2010年上海国際博覧会に出展する日本館の中国語の愛称を3,588通の応募の中から、“紫蚕島”(zǐ cán dăo)に決定しました。

選考は、元中国大使・財団法人日中友好会館副会長の谷野作太郎氏を委員長に、有識者で構成される審査委員会が行いました。

選考理由として、大きく3つのポイントが挙げられます。

1.“紫”が日本館建築の外観に近い色彩であるとともに、日本中国両国において大変高貴な色であること。
2.日本館建築の形状が“蚕”の繭に似ているとともに、“蚕”は中国において不老不死の象徴であること。
3.“蚕”の繭を原材料とする絹の製法は中国から日本に伝来したものであり、中国と日本の「つながり」の1つの象徴でもあること。
以上の点から、会場内で日本館を探していただく際に“紫蚕島”と覚えておいていただくと便利であるだけでなく、未来に向かって、理想高く、永続的に成長、発展していく日本館としてのメッセージをも表すネーミングとなっています。

なお、今回の愛称募集は、日本館に対して中国の方々に親近感を持ってもらうことを目的として展開したもので、誰もが口に出して呼びやすく、日本館に行ってみたいという気持ちを持っていただけることを期待して企画したものです。 ・・・ と伝えています。


② また <中国通信社>は

・・・ 親しみやすい愛称を募集するため、日本側は今年3月から日中両国人民を対象に日本館の愛称募集を始めた。わずか1カ月の間に3588人が応募。そのうちの96%は中国人からの応募で、「紫蚕島」はその中の一つ。

 塚本氏は次のように話している。中国の国民が日本館に親しみを感じ、期待していることを示すものだ。愛称が決まった日本館の人気が高まるものと信じている。紫蚕島という愛称を応募した人物は、個人情報を公開しないよう求めている。・・・ と伝えています。


  * 長い引用で申しわけありません。この続きは、後発の②をご覧ください。