気の広場

気の世界あれこれ・・・
  日常雑感あれこれ・・・

往く路はひとり ・・・ 3.孤独に耐えよ

2010-10-17 06:04:20 | Weblog
私たちは

友人や先輩に相談もし 批評も受けます。

それはそれでよいのです。


しかし

それは あくまでも助言であって ・・・

最後に自分の道を決定するのは

  ・・・ たったひとりの「自分」なのです。



自分の自由意志と判断で選んだ道だからこそ ・・・

どんな結果がでようとも 人を怨むことなく

  ・・・ 自分で責任をとることができるのです。



大勢の仲間にかこまれ 埋もれてしまう人は

  自分自身の正体(ちから)を発見することはできません。



他人の真似をする必要もない

堂々と孤独にうちむかって進む

  ・・・ それこそが人生の素晴らしさです。





* 2010.10.10 上海 結婚式当日
    ・・・ 夕刻 ホテルの結婚式場 ・・・ 階下を見おろす







  

往く路はひとり ・・・ 2.甘えを断て

2010-10-17 05:28:00 | Weblog
釈尊は

仲間づれで一つ路を往(い)ってはならない ひとりでゆけ

  ・・・ と教えます。


自分のゆく手に どのような苦難の運命が待ち構えていようとも

自分の手一つで切り拓(ひら)いてゆけ ・・・ というのです。



ふたりにて一つ路をゆくことなかれ   (律大品) 再掲



この釈尊の言葉は

六十一人の若い弟子たちを伝道の旅に立たせるとき

  ・・・ 説かれた戒めの教えだといわれます。


六十一人の若者たちは おたがいに仲がよい。

また いつまでも釈尊という師のもとで

  いろいろ指図してもらいたい という気持を強くもっていた。

うっかりするといつまでも 彼らは一人立ちしようとせず

かりに伝道の旅にゆかせても
 
仲間づれでなくては 何一つやりとげられない

  ・・・ 「甘えた人間」になってしまうかもしれない。


釈尊は

  そうした依存心の危険を 深く読みとっておられたのでしょう。


自分の手もとから 世間へ遊行へと送り出し

しかも ひとり往(ゆ)け と

  ・・・ きびしく突き放したのも そのためです。



「甘えを断て 孤独に耐えよ」

このきりっとした心構えこそ自己開拓の道であり

  その勇気があってこそ青年なのだ。

お前たちは 話し相手も欲しいだろう

  頼りになる相談相手のなかまも欲しかろう。


しかし それはいけない。

一つの道を ひとりでゆけ。

本当の道は たった人だけの世界にある。


・・・ イエスの山上の垂訓にも似た

              釈尊の根本の教え といえましょう。





* 2010.10.10 上海 結婚式当日
    ・・・ 夕刻 ホテルの結婚式場 ・・・ 受付もスタンバイ



 



往く路はひとり ・・・ 1.人間は弱い

2010-10-17 05:27:13 | Weblog
ふたりにて一つ路をゆくことなかれ   (律大品)



人間にとって 独りぽっちになるくらい恐ろしいことはありません。


私たちが この世の中で苦しいつらい目にあいながらも

  なんとかふんばって生きてゆけるのは

頼りになる相手や 相談にのってくれる友人
 
  先輩のはげましがあるからでしょう。


もし そうした仲間がひとりもいないとしたら

  ・・・ これほど心細いことはありません。



人間は 弱いものです。


弱いから 群れのなかに身をおいて ホッとします。

人のいきする 人臭い中へ入っていこうとするのも

  それが孤独ををまぎらわし 安らぎを与えてくれるからでしょう。


現代人は

「人ごみ」を離れて生きてゆくことができない

  ・・・ とさえいえるかもしれません。





* 2010.10.10 上海 結婚式当日
    ・・・ 新家族で喜びの記念撮影