シュークリーム報告記

「歌いたい!描きたい!コスしたい!」コミュ障で中二病なアラサーカフェっ子の自分の為の日記DEATH

試写会『プライド』感想

2009-01-10 01:08:18 | Weblog
今日は『プライド』の試写会を母と見てきました!
一条ゆかり原作の映画です!舞台挨拶に主演2人と監督さんが来てました。

映画の感想としては、私は原作を持ってるので原作のイメージとの違いがいちいち目につきました笑。以下はネタばれも含まれると思うので読みたくない方は読まないでください。

まず、蘭ちゃんが男の子すぎる!!漫画では、女装してもそれと気づかれないくらいの中性的な美貌なのですが、映画の俳優さんはずっと男の子らしかったです。中性ファンの私としては残念かな。あと蘭ちゃんがものすごく脇役扱いされてたのが不服!!まあ映画の尺があるし今回は主演2人にスポットが当たっていたからしょうがないのかもしれませんが。蘭ちゃんのピアノへの情熱みたいなのをもっと描いてほしかったな~という感じ。

及川みっちー演じる神野さんは、本当に漫画から飛び出て来たようでした笑!!誰がどう見てもあれは神野さんだ笑!!むしろ他の人には務まらないくらいのはまりようでした!!

少し原作とストーリーは変えてますが、大体同じ。シオがウィーンに、萌がミラノにこれから留学するというタイミングで映画は終りです。「これからどうなるんだ!?」という余韻を大いに残させる終わり方ですが、原作ファン(ファンではないけど)としては、変にエンディングをつくられるよりは、ずっと良いしカッコいい終わりだと思います。

私的に一番の見せ所である、史緒と萌が蘭ちゃんのピアノでプリマドンナで一緒に歌うシーン。本人たちも驚くほどの意外なほどの衝撃的なマッチ。そこが個人的に一番感動的?な見せ場なのですが、結構あっさりしてたのが残念です。本当に2人の歌がビリビリ来たら十分なのかもしれませんが、私はそんなにだったので、もっと視覚的に盛り上げられなかったのかな?という感じ。歌っている間、2人の正面からのショットと、それぞれの斜めからのショットだけ。もっと動きが欲しいなぁと思いながら見てました。あれじゃあ、2人のデュエットがどれだけ凄いのか伝わらない。歌った後でママが「すごいわね~」なんてびっくりしながら言っても、観客としては「へぇそんなにすごい、…って設定なの?」くらいにしか、失礼だけど私には思えなかった。2人が嫌い合いながらもなぜか一緒に歌うと息が合ってしまうっていう、周りの反応はもとい本人たちの驚きを見せてほしかった。それを描いて欲しかったかな。後に蘭ちゃんが「一番手ごたえを感じたのは自分たちでしょ?」みたいなセリフでしか描かれてなかったようだから。もっとも私の個人的な見どころであり解釈であるから、映画としてはそんなに重要なシーンじゃなかったのかもしれないけど。

萌が蘭ちゃんの伴奏で歌う時に背景が変わるのは結構好き。個人的に漫画みたいなありえない表現が好きだから、背景だけじゃなくて、実際に沖縄とかで歌って欲しいな~とも思ったけど。あとダイナミックに動くっていう画が好きだから、海の背景を静止させないで走らせてくれたら気持ち良いかも!とか思ったり。

一番心に突き刺さったシーンは、史緒がプリマドンナで萌の歌うのを見た後に、「(この前のセリフも響いたのに失念@@;)~、だけど一番カッコ悪いのは何もしないことだ。」みたいなことを思いながら歌い始めるシーン。自分を嫌いにはなりたくない。非力な自分を認めて、今やれることをやろう。一番ダメなのは何もしないことだ。みたいなそんな意味のセリフだったと思います。なんかあまりにも私にとってメッセージ性が強くて、ぐさー!!っと突き刺さりました。あぁ、優れている他人にひがんだり、惨めな自分を嫌いになって嘆いたりするのは愚かで無価値なことで、とにかく今の自分の現状を受け入れて、やれることから努力するしかないんだ、と思わせてくれるセリフでした。o(≧A≦)o

まあ言いたいことは山ほどですがこのへんで。いろいろ文句も書きましたが、愛ゆえに感想がいっぱいあります。原作を読んでいない母は、ストーリーが面白かった!って言ってました。母はとにかく史緒役の子のしゃくれ具合が気になったそうです笑。それ以外は最高だったって言ってました。原作読んだことある人は、思い入れもあると思いますが、その分違った見方できると思います。想像力の足りない私には、イメージを多いに具体化させるのに助かったりもしました笑。音楽も良いし、漫画とはまた違った良さがあって楽しいと思います。笑えるシーンもあったりでなかなか面白いです。興味のある人は見たら良いんじゃないでしょうか。

それでは長かったですが、終わり。
コメント
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