フジノン大型双眼鏡を上下できるように改造しました。とはいっても私ができるはずも無く、知り合いの鉄工所さんにお願いしました。
この双眼鏡は皆さんご存知のとおり素晴らしく良く見えるのですが、何しろ重い。架台と双眼鏡で30キロ弱になります。毎回の設置も大変ですが、対空式ではないので天頂付近は見るのも大変でした。
そこで潜水艦の潜望鏡みたいに昇降できないかと相談したら作ってくれることになり、本日完成しました。使い心地はすこぶる良く、動きも滑らか、頑丈に作ってもらったので揺れも無く、楽な姿勢で星空散歩ができるようになりました。
昇降機の無い状態
昇降機を架台の下に溶接で取り付ける。
結局70センチ上下することになり目盛環も使いやすくなりました。
ドームでの撮影の合間に双眼鏡で楽しむことができました。
天体写真を中心にしたブログなのに、UPできるような写真が撮影でき無い日が続いていました。
3月3日ひな祭りのおかげで、ようやく撮影できたました。
馬頭星雲、何回か撮影していますが、赤い星雲がノーマルカメラでは苦しくレベルを上げすぎています。
続いてメジャーなオリオン大星雲、画像処理の赤と青を無理してしまいました。
m101おおくま座の大きな渦巻銀河(私の大好きな渦巻)
いつもの主鏡望遠鏡では渦の全体像が収まらないので、今回初めて全体が分かる画角で撮影できました。
IC342キリン座の渦巻銀河、渦は大きいが、淡い渦で、無理をしてレベルを上げています。
昨晩はこれくらいでしたが、望遠鏡の自動導入のためのGPSの反応があまり宜しくありません。
設置して10年近くになるとややお疲れのようです。ごまかしながら腫れ物に触るようにやさしくなだめながら使っています。