
地元のピアノ講師のグループが開催している
演奏会「楽興の時」に出かけてきた。
この「楽興の時」というイベントは単なる演奏会じゃなく、
室内楽セミナーの要素が多分に含まれている。
むしろセミナーの方がメインかもしれない。
NHK交響楽団の特別コンサートマスターが
3日間にわたり、小中学生に直接指導する。
それは音楽をやっている子供にとっては夢の時間にちがいない。
野球に例えるなら、
巨人軍の4番バッターが指導に訪れるようなものだろう。
音楽には疎いが、この数日間で、
子供たちの感性の扉が魔法のごとく広がるのだと思う。
特筆すべきは、このイベントが今回で5回目を数えること。
大分県という地理的条件を考えると、
関係者たちの努力は並大抵なものではない。
僕が力になれることなど少しもないけど、
なんとか継続してほしいと思っている。
今年で僕は3回目の鑑賞だった。
歳のせいなんだろうな。
部外者にもかかわらず、涙腺が崩壊しそうになった。