安倍政権はもはや末期症状、瀕死の状態だ。
ナントカ還元水からはじまった歴代農水大臣の一連の疑惑や閣僚の失言にとどまらず、
参院選惨敗を受けての内閣改造後も土石流なみの勢いで不祥事が続発して、
辞任(更迭)・離党・議員辞職のニュースが毎日ように飛び交っている。
政治にしろ何にしろ、事を成すにはそれ相応のカネが必要だ。
けっして許されることじゃないけど、政界には暗黙の了解があって、
とくにベテラン議員には説明のつかないおカネの流れが何かしらあると思う。
必要悪とはいわないが、そういう時代だったし、そうじゃなければ出世?できなかったのも事実。
そういう意味では、僕自身は、「政治とカネ」の問題について寛大な方だと思っている。
でも、時代は変わる。いや、変わった。
より透明性が求められる時代になった。
「1円の領収証などもらえない」とか「山手線初乗りの電車代(130円)の領収証はどうするのか」
などといった駄々事を平気でテーブルにあげる議員がいるようだけど、
それくらい経費で落とさなくて自分で払えと言いたい。
民間企業の出張でも、お土産代などを社員が負担しているケースは当然ある。
政党助成金や(公設)秘書給与も税金から捻出されてるんだから、あまりセコイことをいうのは見苦しい。
さらに情けないのが、不祥事発覚後の議員や官邸の対応。
まるで他人事だ。
あいかわらず、自分はあずかり知らぬこととして、その責任を秘書や会計責任者、地元に転嫁している。
仮にホントに自分が知らなくても、最終責任はつねに最高責任者(その上に立つ者)が負わなきゃいけない。
「法律に則って適正に処理をしてるので、公開する義務はない」
という、この厚顔無恥なコメントを、ここ数ヶ月で何回きいたかわからない。
極論をいえば、
法律とは、「人を殺しちゃいけない」とか「モノを盗んじゃいけない」といった
社会の最低限のルールを定めたもの。
法律さえ守ってれば何をしてもいいなどという考えでは、
立法府の議員や行政の最高執行者である大臣になる資格はない。
いうまでもなく国会議員は聖職で、民間人よりも純度の高いモラルが求められる。
最初にもどるけど、
好悪は別として、内閣や与党がこんな惨状じゃ国政は運営できない。
どう贔屓目にみても、いまの安倍政権には政権担当能力はない。
安倍首相が自ら命名した「政策実行内閣」というキャッチフレーズも、今となっては虚しく響く。
安倍晋三というひとは政界のプリンスで、ポジションに連綿とするするようなひとじゃないと思ってたけど、
国民の見立てちがいだったんだろうか?
一連の不祥事は安倍首相自身が火元じゃなく、閣僚やスタッフの落ち度。
多少、同情の念もある。
でも、総理大臣は国権の最高責任者。
「美しい国」「再チャレンジ」が信条の安倍首相。
事ここに至っては、首相自身が美しい出処進退で身を処し、再チャレンジの範を示すべきだと思う。
もちろん、国家と国民のために…。
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cityboy
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