SIDEWALK TALK

プラットホームにて

Platformきのう、2008年8月9日午前11時2分、
僕は、小倉@北九州での結婚式に出席するために、
中津駅のプラットホームで電車を待っていた。
その電車は、定刻11:01発だったのだけど、何かの原因で2分ほど遅れていた。


プラットホームで電車の到着を待ってる間、
披露宴でのスピーチの草稿を練ったり、
今夜、家に帰ってから見ようと思っていた北京オリンピックの番組などに想いを馳せていた。


その刹那(後から思えば午前11時2分)、
呑気に電車を待ってる僕の耳にサイレンが聞こえた。
そう、きのう8月9日は「長崎原爆の日」だった。
僕は迂闊にも、僕ら日本人にとって重要極まりないこの日を忘れていた。


このことを他人(ひと)のせいにする気は毛頭ない。
ただ、オリンピックの開会式に浮かれている自分自身や世間に厭気がさした。


有名無実なことは薄々みんな気づいているが、
オリンピックを平和の祭典などと無邪気に持て囃すのなら、
「長崎原爆の日」のプライオリティは五輪ニュースよりも高くなければいけないと思う。


僕ら日本人は戦争による人為的な被爆という、不幸極まりないけど、
平和に対してもしかしたら何かができるかもしれない貴重な経験知をもっている国民なんだ。
だから、原爆投下の記憶を風化させてはならないという責任を有していると思うのだけど、
どうだろう?

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「まち歩き」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2023年
人気記事