福井晴敏氏のベストセラー小説を映画化した話題作『亡国のイージス』を WOWOW で鑑賞した。
映画にするまでの必要があったかな？
２時間 TV ドラマでもよかったんじゃないかと。
原作は読んでないのだけど、
あれだけのベストセラーだから、小説のデキはきっと素晴らしいんだと思いますが…。
もうちょっと２・２６事件的な切迫感とか背景があったら、もっとよかったと思う。
とりあえず、真田広之演じる専任伍長が、やたらスーパーマンじゃないとこはよかった。
専任伍長っていう役職（階級？）は、海自の自衛艦でどういう役回りか知らないが、
伍長だからオフィサーじゃなく下士官なのだろう。
その総務的（ある意味、雑用係）の知識をいかして敵を翻弄するってのは、よくできたプロット。
防衛庁の秘密機関の工作員 如月の高度な戦闘能力との対比がうまく描かれててオモシロかった。
おそらくイージス艦の内部とかが見られるってことで、
ミリタリーマニアにはたまらない映像がふんだんなんだろうな。
映画にしょうもないツッコミは不粋だけど、
値段が１４００億円、その維持費が年間４０億円以上っていわれる
イージス艦が東京湾のど真ん中で炎上沈没するだけでも世界的ニュースで、
内閣がぶっ飛んじゃうくらいの大事件なんだけどな。
無事に収束してよかった的な…
