SIDEWALK TALK

明太子の日

Mentaikoあす、1月10日は「明太子の日」とのこと。
さっき車を走らせていたら、カーラジオで紹介していた。


「九州人、とりわけ博多っ子は毎朝、明太子を食べている」
と思われてるようだけど、そんなことはない。
メンタイは高価だし、塩分も高い。
もっぱらお使いものなんだよな。


僕ら小市民が食べるのは「切子」と呼ばれる、お得な形がくずれたメンタイ。
味はいっしょです。


辛子明太子を最初につくった(発明した)人はハッキリしている。
味の明太子 ふくや の創業者、川原俊夫氏だ。


引揚者だった氏は、子どものころ、朝鮮半島?で「メンタイ」を食べていた。
戦後、博多に居を構え、奥さまと食料品店をはじめた。
その店の目玉として、むかし親しんだメンタイを売りだそうと「辛子明太子」を開発した。
当初はうまくいかず、人気もなかったが、
創意工夫の末、ようやく現在の辛子明太子が完成した。


そして1949年(昭和24)1月10日、
商売の神様 十日恵比須神社の縁日にちなんで、
氏はこの日、はじめて苦心の作「辛子明太子」を店頭に並べた。


氏のすばらしさは、苦労してつくりあげた明太子のレシピを
惜しげもなく他社(人)に教えたことだ。
特許も出願しなかったし、ロイヤリティさえ要求しなかった。
「美味しいものを多くのひとに食べていただきたい」という純粋な心だったのだが、
結果として、このことが明太子が広く世間に知れ渡り、
博多名物になっていく大きな要因になった。


以上のことは、氏のご長男で現社長の川原正孝氏から直接きいた。
無私の精神とは少しニュアンスがちがうけど、
このエピソードは商売の本質の何ごとかをあらわしているように思う。


今夜は、会社の主任さんたちとの新年会。
メンタイを肴に一杯!
そっ!意外と九州人は、ご飯のお供じゃなくて、酒の肴としてメンタイを食すのだ。

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コメント一覧

mf >> 存在する音楽 さん
明太子は、大手メーカーもいいですが、
http://www.kiribako.net/
明太子は、大手メーカーもいいですが、
博多や北九州の料理屋さんが独自で作ってるのがオススメですよ。
金額もお手頃です。
存在する音楽
ふくや の明太子美味しいですねー
http://yaplog.jp/danke-moon-s0/
ふくや の明太子美味しいですねー
福岡のお土産に何度か頂いたことがありますが、納得の味付け。
切子でも丸子でも良いです。美味しさには変わりませんもの。

あつあつ ご飯を食べるときに一気に明太子で食べる喜びを思い出しました。
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