とにかくヴィンセント・ギャロが、僕は好きだ。
彼は、ミュージシャンであり、俳優であり、映画監督であり、画家でもある。
ギャロを好きだといっても、彼の作品にさほど精通しているわけじゃない。
画家としてのキャリアについては知らないし、興味もない。
初めてギャロを知った作品、彼が監督・主演を務めた映画『バッファロー'66』だけで、
好きな理由が充分すぎるからだ。
WOWOW で、そのギャロが主演した映画『エッセンシャル・キリング』が放送された。
ギャロの役柄は、敵である米兵をバズーカで爆破し、
米軍に攻撃されて捕えられたアラブ人テロリスト・ムハンマド。
どうやら、その際、聴覚を失ったという設定らしかった。
奇妙なのは、主役のギャロには台詞が一切なかった。
いわゆる逃亡モノなんだけど、ギャロが演るとギャロの世界観になるから不思議だ。
ラストシーンも、ギャロ的に模糊っとしててギャロっぽい。
『エッセンシャル・キリング』をみて、久しぶりにギャロ熱が再燃した。
ギャロが主演の他に監督・製作・脚本・撮影・編集・衣装・メイクまでも手がけた
『ブラウン・バニー』という作品がある。
この作品をもう一度みてみたいんだけど、TV じゃやらないだろうな。
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