すべては、この嘘からはじまった。
以来、ボタンを掛け違えたまま、事態が進行している。
尖閣映像の流出事件で、
YouTube に映像を投稿した主任航海士を擁護する世論がある。
わが国は、法治国家だ。
犯罪を犯せば、法と証拠に基づき厳正に粛々と処分をされなければならない。
この航海士をイタズラに英雄視することはできない。
では、「国益」について。
ビデオを秘匿した政府と、YouTube に投稿した航海士、
どちらが国益に適ってるんだろう?
法律論を横に置けば、後者のような気がしてならない。
「超法規的措置」というものが、ごく希にとられることがある。
クアラルンプール事件における三木武夫内閣、
ダッカ日航機ハイジャック事件における福田赳夫内閣
などが -悪例として- 挙げられる。
今回、菅内閣(政府は那覇地検の判断としているが)は、
騒動の発端となった違法行為が明らかな中国人船長を
処分保留のまま釈放した。
これは、「超法規」じゃないだろうか。
翻って、今回の航海士の処分はどうするつもりなんだろう?
繰り返すが、この航海士をイタズラに英雄視することは危険だ。
けど、他国の犯罪者を釈放して、自国の良民を拘束するとすれば、
この国の、この内閣の守るべきものとは、いったい何なのだろう?
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