といっても、あの広大な国土を知りつくしてるわけもなく、
それどころか北京も上海も訪れたことがない。
僕がいくのは、もっぱら河南省だ。
河南省 (かなん / ホーナン / Henan )
教科書ふうにいうと…
中華人民共和国東部の黄河中・下流域にある省。
省域の大部分が黄河の南にあることから河南と名づけられた。
古来、世界の中央にあたると信じられていたため、「中州」 or 「中原」ともよばれる。
北・南・西の三方を山にかこまれ、東部には黄淮平原が広がる。
省都は鄭州(ていしゅう / チョンチョウ / Zhengzhou )。
人口約1億人。
有名な地名としては、
殷周の都「安陽」、漢から長く都が置かれた「洛陽」、三国志の曹操の魏都「許昌」、宋の都「開封」など、
中原と呼ばれるだけに歴朝の首都が多い。
観光地としては、殷墟や少林寺、杜甫の生家、三大石窟のひとつ竜門石窟、
五大名山(五岳)のひとつ嵩山などを有している。
けど僕は、ほとんど観光したことなどない。
河南省(鄭州)をはじめて訪れたのは、20年ほど前だったかな。
当時は、モロ発展途上国って印象で、
食べ物も口に合わず、何よりもトイレの不衛生さには閉口した。
もう2度と来たくない、というのが正直な感想だった。
が、その願いとは裏腹に、その後、毎年のように訪れることになる。
僕はよほど河南省に縁があるのか、きょうも二人の河南省人と出会った。
弊社の河南省の取引先とも面識があり、(もちろん日本語で)話が弾んだ。
2~3ヶ月以内に河南省を再訪するつもりなので再会を約してお二人とは別れたんだけど、
かねてより中国(人)について疑問に思っていたことをきけばよかったと、今ごろになって後悔している。
その疑問とは、中国の住宅のことだ。
中国は、今も昔も建設ラッシュ。
高層ビル建設が引きも切らずおこなわれている。
僕の印象では、そのほとんどが高層マンションだ。
反面、田舎の農家はべつにして、都市部の一戸建て住宅というものをまったく目にしない。
あんなに広大な土地があるのに、どうして中国人はマンションに住みたがるんだろう?
僕の想像では、香港への憧れがそうさせてるんじゃないかな。
周知のように、香港島と九龍半島には高層ビルがひしめいている。
土地の面積が限られてるからだ。
中国本土の人びとは香港への憧憬が深く、だから住まいも香港スタイルを好むのかもしれない。
でも、この僕の理論は非常にもろい。
なぜならば、香港のブルジョアは一戸建てに住んでいるからだ。
今度、中国人にあったら、かねてからのこの疑問をぶつけてみようと思う。
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