こういう表現は不遜かもしれないけど、
神道(神社)の総本山といったところだろうか。
伊勢神宮の社域は清らかで、
僕のような人間でも神意みたいなものを感じて厳かな気分になる。
神道は、宗教なのだろうか?
教祖もなく、教義もなく、教典もなく、
したがって宗教特有のドグマのようなものがない。
神道は、四捨五入すると、神意を感じる場所を掃き清めるだけで事足りるんじゃないだろうか。
その場所は、こんもりした森(鎮守森)だったり、平野にポコンと隆起した山(神南備山)だったりする。
以上のように、本来、神道はシンプルなものだと思うけど、
明治の太政官政府が国家神道を発明したことにより、事情がややこしくなった。
このことを述べると煩雑になるので、きょうは触れない。
とにかく神道は、僕ら日本人にとって、理屈抜きに清楚な何かしらを感じさせてくれる。
さて、伊勢土産といえば、例の「赤福」だ。
例の事件以来、希少価値が高まったのか、店舗には長蛇の列ができていた。
さすがに並んでまで買う気はしなかったが、
その光景は同じ商売人として正直うらやましくもあった。
とにかく、商品は1アイテムしかないのだ。
お客は列に並び、順番がくると必要な数量を店員に伝える。
店員は、オーダーされた数を袋に入れて渡す。
これじゃあ販売じゃなくて、まるで配給だ。
復活赤福の売れ行きはすさまじく、4時には完売していた。
TV の謝罪会見でみた若社長が店頭で、売り切れで買えなかったお客さまに謝罪をしていた。
僕はひねくれてるから、
流行を追いかけるのに怯みをおぼえるし、有名店の行列に並ぶのもバカらしいと思ってしまう。
でもヨソ者の僕がみるところ、
赤福の復活はこの地域にとっては必要不可欠なものだと感じた(もちろん伊勢神宮にとっては必要じゃない)。
赤福の経営状態は知る由もないけど、お伊勢参りをする全国の人びとのために伝統を守ってほしい。
次回のチャンスがあれば、赤福をお土産に買って帰ろうと思う。
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