SIDEWALK TALK

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エッフェル塔の日

2008-03-31 11:33:09 | ブログ
Eiffel_towerきょう3月31日は、「エッフェル塔の日」らしい。
ネタ元は、TV だったか?新聞だったか?ネットだったか?おぼえてないけど、
ともかく今朝ほどそれを知った。


最後にパリを訪れたのは10年以上まえだし、
フランスやエッフェル塔に個人的な思い入れがあるわけじゃないから、
以前の僕だったら、このトピックはどこにも引っかかることなく、受け流していただろう。


この記念日が心にとまったのは、ブログのお陰だ。
ここ一両年、フランス在住のブロガー うさたろう さんのブログを訪れることが日課のひとつになっている。
その彼女のブログに、時たま、エッフェル塔の画像がアップされている。
それで、らしくもなく、「エッフェル塔の日」に反応してしまったんでしょう。


といっても、「エッフェル塔」について語るウンチクを僕はもっていない。
たしか、パリ万博の象徴として建造されたんじゃなかったかな?
それとも、フランス革命100周年の記念だったっけ?
あの鉄鉄したデザインは、建造当時は金属産業草創期だったから、
新しい産業のシンボル的な役割を果たしてたんじゃないだろうか?
これらはシロウトの当てずっぽうだから、真偽ほどは責任を負いかねます。


エッフェル塔は当時としては奇抜なデザインだったから、当然、反対派も数多くいた。
反対派の急先鋒だった文学者の某(名前は失念した)は、エッフェル塔1階のレストランによく通ったらしい。
その理由として、
「ここがパリの中で、あの忌々しいエッフェル塔を見なくてすむ唯一の場所だから」
と、言っていたそうである。


この故事(エピソード)から
「エッフェル塔の嫌いなやつは、エッフェル塔に行け」
という諺も誕生したらしいが、僕にはよくわからない。
「灯台もと暗し」…みたいな感じかな?


パリではきょう、何か記念のイベントがおこなわれるんだと思う。
また僕に、パリ or エッフェル塔を訪れる日がくるだろうか?


荒廃した都市の中に息づくイノセンス

2008-03-28 13:49:57 | 佐野元春
Hermann_hesse佐野元春が好きだから、そのことを書く。
とくに主題など設けずに、
福岡でのライヴの余熱みたいなものを綴ってみたい。


このひとが、1980年代、説得力に富んだ美学的ロジックでもって、
日本語ロックというポップソングを
一変させた人であることはいうまでもない。
当時の年齢は、まだ20代前半でしかなかった。
しかも、デビューして数年は鳴かず飛ばずだった。


といって、佐野さんに悲壮感はなかったように思う。
不遇時代のリリックもメロディもじつにあかるく、
世間(シーン)を呪うということもなかった。
それどころかその当時の楽曲は、「元春クラシックス」として、
今では絶大なる支持を得ている。


どうも、こんな境地は努力して得られたものじゃなく、
単に佐野さんの性分にちがいない。
このことも、ロック・グレイツになった現在からみれば、
ファンである僕たちには悲しみをともなうほど爽やかである。

だから、僕たちは佐野元春が好きなのだ。


先日、佐野さんが言うところの「ツアー(ロード?)最終日」…
'Sweet Soul, Blue Beat' 福岡公演に出かけた。
ライヴのレヴューは、このツアーの中津公演のときに書いたし、
他のブロガーさんたちの秀逸なものが数多くあるので、今回はパスする。


この福岡公演では、ライヴの他に楽しみがあった。
佐野元春ファンのブロガー Beat goes on...(以後 BGO)さんの面晤を得ることだ。


BGO さんとは中津公演がキッカケでネット上で知り合い、
その後、何度かお互いのブログを行き来した。
BGO さんは、佐野さんにたいする愛情が人一倍深いのにもかかわらず、
その多量の愛情の量に惑溺することなく、
佐野元春にまつわるクレバーでクールな論評を数多く自身のブログで発信しておられる。
完全無欠のリアル・ファンだ。
その BGO さんが、僕のシートまで挨拶にきてくれるというのだ。


そしてその夜、ついに BGO さんと対面した。
BGO さんは、その日、
以前 MWS ストアで限定販売していた
KingBird オリジナル・ネルシャツを身に纏っていた。
ひと目でそれとわかる出で立ちだ。


初対面の挨拶をし固い握手を交わしたあと、
BGO さんがおもむろに1冊の本を僕に差しだした。  
その本とは、
「 ヘッセからの手紙 -混沌を生き抜くために- 」
という、ドイツの作家(小説家・詩人)ヘルマン・ヘッセの書簡集だった。


ヘッセについて」 or 「ヘルマン・ヘッセと佐野元春について
は、以前このグロで触れたので、きょうは省く。
とにかく、リアルにお会いできるだけでも光栄なことなのに、
ヘッセの書簡集までいだたけるとは望外のことでただただ恐縮した。


このライヴのアンコールの MC で、佐野さんは、
「僕たちオトナにできることは、次の世代の子どもたち-KIDS-に希望を与えることだ」
という内容のコメントをしていた。
その希望を謳った楽曲の代表曲が「 SOMEDAY 」であることはまぎれもない。


「 SOMEDAY 」は、佐野さんのソングライティングにおける初期のテーマ
「荒廃した都会の中に息づくイノセンス」の完成型であり、
このテーマのナンバーで「 SOMEDAY 」を超えた楽曲を僕はまだ知らない。


いきなり話が変わるようだけど、
ここのところ理解不能な理由でもって、ひとの命を奪う事件が続発している。
犯人(容疑者)たちにその人たちをコロス理由はなく、
「誰でもよかった」
と、異口同音にほざいている。
これでは、凶刃に倒れた人たちは浮かばれない。


「 SOMEDAY 」は25年以上もまえに書かれた楽曲だけど、
今こそこの楽曲のテーマが見直されるべき時代になった。
だから佐野さんは、ひととき封印していたきらいのあるこの楽曲を
最近のツアーではセットリストに復活させたんじゃないだろうか?


この夜の「 SOMEDAY 」は、意図的なのだろうか?
TT Sisters の歌声を、彼女たちがマイクから離れた位置に立っているのにもかかわらず、
全篇にわたり際どくひろっていた。
佐野さんのメインヴォーカルと相まって、僕には何かレリジアスな賛歌のようにきこえた。


そう、僕は信じたい...
この荒廃した国のどこかの片隅で、イノセンスがまだ息づいていることを。
There's an innocence on the edge of town...

パワーストーン

2008-03-24 13:41:02 | アート・文化
Power_stone香港で、取引先からいただいたお土産。
パワーストーン…とのこと。
にぎにぎすると、パワーがみなぎってくるらしい。


取引先の王宏魁さんは鄭州@河南省在住だから、
原材料はたぶん翡翠(ヒスイ)じゃないかな。
以前も、翡翠を彫った印鑑をいただいたことがある。
中国では古代、翡翠は「玉」(ぎょく)呼ばれ、金よりも珍重されたこともあった。


僕はパワーストーンの効能など信じてないけど、
ものの本によると、翡翠のそれは「腐敗の防止」と「富貴」らしい。
モチーフの豚に何の意味があるかは不明だけど、
道教(風水や陰陽五行)か何かに基づいてるんだろうか?


とにかくデスクの上に常備して、にぎにぎしてみようと思う。


海外流失

2008-03-19 11:25:39 | アート・文化
Hongkong4仏師 運慶が制作したとみられる「木造大日如来坐像」が、
ニューヨークでオークションにかけられ、
三越百貨店が1280万ドル(約12億5000万円)で落札した。
海外流失の可能性がひとまずなくなったことで、
関係者は胸をなで下ろしているらしい。


僕としては、海外流失することに頓着はない。
だれが落札するか…が問題だと思っていた。
落札者が日本人であろうと海外の収集家であろうと、
この如来像が今後、多くのひとの目に触れる機会がなくなることや、
美術史の研究に活かされないことの方が重要だと思う。
そういう意味では、今回の落札者はよかったんじゃないかな。


なぜ、国宝級の作品がオークションにかけられたのか?
この如来像が個人蔵だったため、オークション出品を止められなかったらしい。


国宝級の仏像が個人蔵になったのは、明治政府の神仏分離政策が原因だと思う。
神仏分離令は仏教排斥を意図したものではなかったけど、
結果的に、これをきっかけに全国各地で廃仏毀釈運動がおこり、
各地で寺院や仏具が打ち毀たれた。
このとき、多くの国宝級の文化財が流失したと思われる。
日本の仏教史・美術史にとって、不幸な出来事だった。


さて、話はガラッと変わって…

明日から海外出張…香港です。
3泊4日です。


ここんとこ中国からの輸入についていろいろ取り沙汰されてるけど、
弊社も中国製品を輸入している以上、対岸の火事というわけにはいきません。
その件と、30年来輸入でお世話になってるブローカーの方がご高齢を理由に引退するというので、
そのご夫婦をご招待しての慰労会です。


フードマイレージ

2008-03-17 11:08:39 | まちづくり
Hanamibento所属している NPO の事業で、
「春の花見弁当」コンテスト
というイベントが開催された。


不肖この僕も、審査員の末席に名を連ねさせていただいた。
審査方法は、
「味」、「彩り」、「オリジナリティ」
の3つのカテゴリーで採点。
もちろん試食はお弁当丸ごと食べることはできないので、作品中のウリの一品だけを食べて審査する。
とはいっても、37作品もあるとさすがにお腹イッパイになり、
申し訳ないけど、途中からはちょっと苦痛を感じた。
作品はアイデア満載の力作揃いで、美味しゅうございました。


この花見弁当のテーマは、「地産地消」と「地元産品の愛用」の推進。
地元産品を使うことによって、地域経済の活性化を図ることはもちろん、
フードマイレージを意識して環境にも配慮しよう
という狙いもあった。


「フードマイレージ」とは、
生産地から食卓までの距離が短い食料を食べた方が輸送に伴う環境への負荷が少ない
であろう
という仮説を前提に、
「食料の量 × 距離」(たとえば、トン × キロメートル)
で算出する。


わが国のフードマイレージは、総量でも国民1人あたりでも、世界中でダントツ。
これについてある農水省幹部は、
「現代の日本人は、歴史上のどの時代における、どの国の王侯貴族よりも贅沢な食事をしていることになっている」
と、コメントしている。


もちろん、フードマイレージは万能の指数じゃない。
輸送に必要なエネルギー消費や所要時間、生産効率などは考慮に入れておらず、
矛盾点も指摘されている。
けど、食糧問題を考える上で、重要な指標であることは否定できないと思う。


結論を言えば、
「なるべく季節の旬の地物を摂る」
という、かつては世界中の人びとが当たり前にしていたことを励行する、ということじゃないだろうか。
僕は、できてるだろうか?


悪意の矛先

2008-03-15 10:25:43 | スポーツ
Tibet「この世に、軍隊など存在しないほうがいい」
美論のようにきこえるが、
残念ながらオプティミストの戯言といわざるを得ない。
世界中の国民は、自身の生命と財産を守るために、
国家に暴力の装置を保有することを不本意ながらも辛うじて容認しているのだ。


言うまでもないことだが、
国軍が、その武器や兵器をもって、自国民の生命を奪うということはあってはならない。
先般、わが国ではイージス艦と漁船が衝突するという不幸な事故が起こったが、
たとえ事故であってもこのことは変わらない。
軍隊が自国民の生命を奪うことは、どのような理由があろうとも、許されることではないのだ。


前置きが長くなった。

隣の大国がまた、この禁忌を破った。
世界の屋根の北側でチベット仏教を静かに信奉している人びとに国軍を差し向け、
さらに発砲し、ついには聖職者の命を奪った。


その地域は、この大国からの独立を願っている。
しかし大国の方は、そこは自国領だという。
もし自国領なら、国軍を自国民に差し向けたことになる。


牙をむく相手をまちがっている。まさに、「悪意の矛先」だ。
これは、国民が国家に軍隊を保有することを許可している最低限の約束を破ったことになる。
こんな国軍なら、それこそ必要ない。


この大国はことし、平和の祭典といわれているオリンピックを開催する。
オリンピックと政治をリンクすることはよくない
という意見もあるけど、これは政治問題じゃなくて人権問題だ。


この大国の国家主席が、ちかぢか来日するという。
その返礼として、
オリンピックの開会式に、皇太子殿下(or 秋篠宮殿下)に出席していただく
というプランを外務省は練っているらしい。


U.K チャールズ皇太子は、いち早くオリンピックへの不参加を表明し、大国政府に肘鉄を喰らわした。
わが国の皇室と U.K の王室とはその立場も成り立ちもちがうから単純比較はできないが、
外務省の言いなりになって、わが国の皇室が世界の笑いものなることは日本人として忍びない。


この自国民への暴挙。
わが国の政府は、毅然とした声明をだすべきだし、今後の対応も弱腰であってはならないと思う。


ホワイトデイのプレゼント…であります

2008-03-14 13:34:45 | アニメ・コミック・ゲーム
Pepper人間は社会的動物である以上、
世の中のシガラミや義理・人情と無縁で生きていくことはできないのであります。
だから、バレンタインデイにチョコをもらってぬか喜びした男性諸氏は、
「ホワイトデイ」という20年そこそこの歴史しかない日本独自の奇風習を
忘れてはならないのであります。


かく言う我輩は、バレンタインデイにチョコをもらうのを楽しみにしているのであります。
女子からのプレゼントということもあるけど、
それ以上に、単純(純粋)にチョコ好きだからであります。
ふだん口にすることのない高級チョコに舌鼓を打つ … まさに、至高のときであります。


チョコをいただくのはウレシイのでありますけど、
ホワイトデイに何をお返しするか、毎年迷ってしまうのであります。
バレンタインデイはチョコ、と決まってるのに、
ホワイトデイに定番プレゼントがないのはどうしてでありましょうか?
まっ、気持ちの問題だから、シンプルにクッキー or マシュマロでいいんでありましょうけどね。


ことし、僕が選んだプレゼントはコレ、であります。

Chef'n うさぎのソルト&ペッパーミル
点天のひとくち餃子
Afternoon Tea のステンレスボトル
洋菓子(ケーキとかプリン)
クッキー

けっこうアタマ痛めたであります。