SIDEWALK TALK

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宇宙開発の意義

2008-03-12 14:42:38 | ニュース
Space_shuttle宇宙飛行士の土井隆雄さんが乗るスペースシャトル「エンデバー」が打ち上げられた。
土井さんは、ロボットアームを遠隔操作し、
日本初の有人実験棟「きぼう」を国際宇宙ステーションに据え付ける
という、難作業に従事するらしい。
今回のシャトル打ち上げは、日本の宇宙開発の大きな節目になるといわれている。


「宇宙開発」ときくと、いかにも夢やロマンにあふれたプロジェクトのように感じる。
しかし、宇宙空間は人間にとって多くの面で好ましくない環境であることはいうまでもない。


まず、呼吸ができない。
そして、なんの保護もうけていない人間の身体は、
真空の宇宙空間では数秒のうちに爆発的な減圧によって破壊されてしまう。
また、惑星の影になった部分は絶対零度に近づくし、
太陽放射を直接あびれば致命的な高温になってしまう。
要するに生身の人間は、数秒間も宇宙空間にいることができない。


どうして人類は、宇宙開発をするのだろうか?


宇宙開発の初期、
その動機は、駄々っ子のケンカみたいな、米ソの見栄(意地)の張り合いだった。
ソ連の有人ロケット打ち上げに成功の報せにアメリカが必要以上にジェラシーを燃やし、
10年以内に月に人類を送るという「アポロ計画」を半ばムリヤリ打ち出した。


アポロ計画中止の後は、軍事目的だった。
東西冷戦構造のもと、
軍事衛星やミサイル防衛などの開発に、大国が異常なまでに傾斜した。
莫大な国費を投じた開発合戦だったが、
結果として、科学技術の進歩に相当な役割を果たした。


現在は、何のために宇宙開発をおこなってるのだろう。
僕は、批判してるんじゃない。
宇宙開発は人類の将来のためのプロジェクトだろうし、
その実験のメインターゲットだけじゃなく多くのスピンオフ(副産物)を僕らにもたらしてくれるだろう。


メディアは、打ち上げに成功したことだけを伝えるんじゃなく、
宇宙開発の意義についてもう少し精緻に報道してほしい。
じゃないと、僕のようなド素人には他人事みたいになってしまう。


ジーク・ジオン!

2008-03-09 12:33:00 | まち歩き
我々は、一人の英雄を失った。
しかし、これは敗北を意味するのか。
否、始まりなのだ!


Zeon2


地球連邦に比べ、我がジオンの国力は30分の1以下である。
にも関わらず、今日まで戦い抜いてこられたのは何故か?
諸君、我がジオン公国の戦争目的が正義だからだ!
これは、諸君らが一番知っている。
我々は、地球を追われ、宇宙移民者にさせられた。
そして、一握りのエリートが、宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して50余年。
宇宙に住む我々が、自由を要求して何度連邦に踏みにじられたか!
ジオン公国の掲げる、人類一人ひとりの自由のための戦いを、神が見捨てる訳はない。
私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ。…何故だ?


新しい時代の覇権を、我ら選ばれた国民が得るは歴史の必然である。
ならば、我らは襟を正して、この戦局を打開しなければならぬ。
我々は、過酷な宇宙空間を生活の場としながらも、共に苦悩し、練磨して、今日の文化を築き上げてきた。


Zeon


かつて、ジオン・ダイクンは「人類の革新は宇宙の民たる我々から始まる」と言った。
しかしながら、地球連邦のモグラどもは、自分たちが人類の支配権を有すると増長し、我々に抗戦をする。
諸君らの父も、子も、その連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ。
この悲しみも怒りも、忘れてはならない!
それを…ガルマは、死を以って我々に示してくれた!


我々は今、この怒りを結集し、連邦軍に叩きつけて、初めて真の勝利を得ることができる!
この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる。
国民よ! 悲しみを怒りに変えて、立てよ国民よ!
我らジオン国国民こそ、選ばれた民であることを忘れないで欲しいのだ。
優良種たる我らこそ、人類を救い得るのである!


ジーク・ジオン!


蕎麦と麦酒

2008-03-08 13:28:45 | まち歩き
Soba先日、車で FM を聞いてると、ある番組のゲストに
F-BLOOD(藤井フミヤ・尚之兄弟)がでていた。
「休日の過ごし方」といった話題だった。


若いころは、休日の前日に痛飲してしまい、
当日はドロドロで台無しだったらしい。
でも近ごろは、歳のせいか、酒量も落ちたとのこと。


で、最近の休日の楽しみは、昼からビールを軽く飲むことらしい。
「それも、そば屋がいい」
と、兄弟そろって語っていた。


もちろん二人で出かけるわけじゃないだろうけど、
「そば屋での昼酒は、粋で格別だ!」
と、声を揃えて力説していた。


ひとり、そば屋で、昼ビール
粋で、通で、そしてヒューマンタッチ!


僕も最近、休みで家にいるときは、ブランチにビールを飲んでしまう。
昼酒は後からキツイし、晩飯をベスト状態で迎えられないのだけど、
誘惑に勝てず、思わずビールに手が伸びてしまう。


きょうの画像は、旅先の津@三重県でのお昼ごはん。
「イカゲソ天そば」
F-BLOOD の話を思いだして、
駅前のおそば屋さんで昼間っから飲んでしまいました。
なるほど、たしかにおそば屋さんでの昼酒は、
なかなかオツなものだった。

オトナモード

2008-03-07 11:32:55 | テレビ番組
ツボったー!
こないだ、深夜の TV 番組で偶然みた「オトナモード」というバンド。
コヤツら、若いのになかなかやりおるわい。


風になって 風になって

 オトナモード
 価格:¥ 1,050(税込)
 発売日:2008-02-06


近ごろはバンドというよりユニット的なグループが多いが、僕ら世代にとって、
[ リードギター ] [ リズムギター ] [ ベース ] [ ドラムス ] [ キーボード ]
という5人編成は、バンドの王道。
平均年齢23歳らしいけど、
彼らの音楽性は、最近流行りのレゲエやヒップホップ、ハウスなどにまったく迎合していない。
リズムよりもメロディ重視
というオーソドックスな(ストロングスタイル、というべきかな?)サウンド・プロダクションだ。


とにかく、聴いてて心地いい。
彼らがいう「オトナ」とは、
オフコースやチューリップ、はっぴいえんど、ナイアガラ・ファミリー、ユーミン、浜省…etc
を指すのだろう。


今回、この Maxi シングル「 風になって 」でメジャーデビュー。
アルバムは、インディーズ時代のミニアルバム3枚のみで、まだフルアルバムはない。
今後に期待したい。


ガンバレ!
オジサンは応援するぞッ。


Only the good die young

2008-03-05 13:46:37 | まちづくり
Chrysanthemum_2地元の大人(うし)であるKSさんが、お亡くなりになった。
その訃報に接したとき、僕は愕然とした。


KSさんと僕は、歳も離れているし、
とくに親しいわけでもなく、
ビジネス上のおつき合いがあるわけでもなく、
むろん身内でもない。
そんな僕でさえ、しばし茫然とした。
ご家族(とくにご内儀)のお嘆きは、察するにあまりある。


KSさんは先年、自身の対談集(非売品)を出版された。
その巻末に出会った人の名が全員列記してあるのだが、
不肖この僕の名前もあった。
そのご縁で、その対談集をKSさんから頂戴した。


その本の中で、KSさんは、
福沢諭吉は「一身にして二生」と言いましたが、
私の場合すでに「一身にして三生」と述べて、
自分の人生をことさらに面白がっておられる。


KSさんは、慶応義塾大学を卒業後、JALに就職した。
その後、中津出身でもないのに、中津にやってきて建材会社の社長を務めた。
さらに紆余曲折があり、中津市教育長の重職に乞われて就いた。
このとき社長職を辞しただけじゃなく、会社から一切身を引いたのは、
いかにもKSさんらしかった。
その後、体調を崩し、教育長を辞任された。


「サラリーマン」「経営者」「教育長」
つまり、この3つの仕事のことを、「三生」とおっしゃっているのである。


KSさんは、渾身クレバーで、
ウィットに富んだユーモアを持ちあわせ、
度外れた人情味がありながらもクールに思考し、
決断したことには必要以上の責任をもつという、
僕からみれば、スーパーマンだった。


KSさんが大病を克服し退院されたとき、
僕もその快気祝いの末席に加わらせていただいた。
すっかり完治したと安心していたのだけど、
病根は絶えてなかったのだろうか?


今夜、KSさんのお通夜がおこなわれる。
KSさんの長眠は、単に敬愛する人が亡くなったというだけじゃなく、
この地域にとっても大きな損失だと思う。
今は、静かにご冥福をお祈りするばかりだ。

まるで配給だ!

2008-03-02 11:02:24 | まち歩き
Naiku伊勢といえば、伊勢神宮。
こういう表現は不遜かもしれないけど、
神道(神社)の総本山といったところだろうか。
伊勢神宮の社域は清らかで、
僕のような人間でも神意みたいなものを感じて厳かな気分になる。


神道は、宗教なのだろうか?
教祖もなく、教義もなく、教典もなく、
したがって宗教特有のドグマのようなものがない。
神道は、四捨五入すると、神意を感じる場所を掃き清めるだけで事足りるんじゃないだろうか。
その場所は、こんもりした森(鎮守森)だったり、平野にポコンと隆起した山(神南備山)だったりする。


以上のように、本来、神道はシンプルなものだと思うけど、
明治の太政官政府が国家神道を発明したことにより、事情がややこしくなった。
このことを述べると煩雑になるので、きょうは触れない。
とにかく神道は、僕ら日本人にとって、理屈抜きに清楚な何かしらを感じさせてくれる。


Akafukuさて、伊勢土産といえば、例の「赤福」だ。
例の事件以来、希少価値が高まったのか、店舗には長蛇の列ができていた。
さすがに並んでまで買う気はしなかったが、
その光景は同じ商売人として正直うらやましくもあった。


とにかく、商品は1アイテムしかないのだ。
お客は列に並び、順番がくると必要な数量を店員に伝える。
店員は、オーダーされた数を袋に入れて渡す。
これじゃあ販売じゃなくて、まるで配給だ。


復活赤福の売れ行きはすさまじく、4時には完売していた。
TV の謝罪会見でみた若社長が店頭で、売り切れで買えなかったお客さまに謝罪をしていた。
僕はひねくれてるから、
流行を追いかけるのに怯みをおぼえるし、有名店の行列に並ぶのもバカらしいと思ってしまう。


でもヨソ者の僕がみるところ、
赤福の復活はこの地域にとっては必要不可欠なものだと感じた(もちろん伊勢神宮にとっては必要じゃない)。
赤福の経営状態は知る由もないけど、お伊勢参りをする全国の人びとのために伝統を守ってほしい。
次回のチャンスがあれば、赤福をお土産に買って帰ろうと思う。


でも、僕は行かない。

2008-03-01 16:25:27 | まちづくり
Freeway僕の住んでる中津市は、大分県北部の地方都市で、
鉄道は JR しかなく(もちろん新幹線などない)、高速道路は通ってない。
いわゆる高速交通体系のカケラもない地域だ。


東九州自動車道の早期完成をめざして、
官主導だけじゃなく、経済界や JC なども地道に粘り強く運動をおこなっている。
また先年、ダイハツの自動車工場の誘致に成功し、
近い将来、年産50万台に達するという。
身贔屓じゃなく、
中津における高速道路は、「真に必要な道路」どうかはともかく、「必要な道路」といっていいと思う。


話は変わるけど、
僕はガラにもないことを幾つか、世の中のシガラミで断り切れずにやっている。
そのひとつに、商工会議所の議員というのがある。
現在2期目を迎えているけど、今でも
「mf 議員さん」
などと声かけられると、身の毛がよだつ思いがする。
僕のような何のヴィジョンも主義主張もない人間が、議員と呼ばれる役を務めるのは
社会悪以外の何ものでもないと、自分でも思う。
唯一の救いは、市議会議員とちがって会議所議員はむろん給与などなく、
逆に自ら多少のおカネをだしてること。
これによって、僕はこの役を拝命している言い訳としている。


その商工会議所から FAX が届いた。
その FAX とは、

道路特定財源の堅持と「東九州自動車道・中津日田道路」早期整備を求める緊急決起大会

という、いかにも役人が名づけたという雰囲気満々のイベントへの参加要請だ。
一方的に、2名の参加者の実名をだせ、という。


僕は JC 時代、高速道路の誘致活動にかかわってきたし、
前述のようにわが中津市にとって高速道路は「必要な道路」だということも承知している。
このエリアに道路を建設しても、税金の無駄遣いには当たらないと思う。


でも、僕は行かない。


国会の議論をみても、メディアの報道をみても、
道路特定財源の使い方には疑問を感じざるを得ない。
ましてや、わが国は借金まみれの状態だ。
官にも民にもツライ選択だけど、1年間くらいガソリン暫定税を凍結したほうがいいと思う。
それくらいしないと、この国は変わらないんじゃないだろうか?


東九州自動車道や中津日田高規格道路は、中津の経済には必要だろうけど、
僕個人はなくてもガマンできる。
そして、道路特定財源も抜本的に見直すべきだと思っている。
この見解は、身勝手で現状認識に欠けている。
僕一人が、抵抗しても何も変わらないうだろう。


でも、僕は行かない。


民主主義は、いろんな意見が湧出し、違う意見でも尊重し合うことにその意義があるし、
違う意見をぶつけ合うからこそ思わぬ化学反応が起きたりもする。
会議所議員だからといって、一方的にこんな FAX を送りつけてくる。
この辺のデリカシー欠如も、前時代的だと思う。


だから、僕は行かない。