SIDEWALK TALK

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年度末

2011-03-31 13:03:59 | 桐箱ブログ
Office2年度末だから、皆さん忙しそうだ。
弊社は2月決算だから、
世間一般の年度末の今日はノホホンとしている。


あさ銀行に電話したら、
「ただいま混み合っております」のテープ。
こんなのはじめて!?
いつもは無駄話をして帰る取引先さんも、
納品をすませるとそそくさと帰っていった。
急な用でもない限り、こざこざした連絡は明日にするか。


「お客様は神様です」かどうかの議論は別にして、
2~3日まえ、モンスター・カスタマーが登場した。
2年前の納品に対して、注文してないから返品するという。


けど、弊社は過去7年分のFAXを画像ファイルでとっている。
そのFAXをご覧に入れると、非を認めていただいた。
けど、その人はクレームを申し出た本人じゃなく、穏やかな老紳士。
おそらく最初TELしてきた女性は、今でも納得してないのだろう。


まっ、事なきを得たのでどうってことないんだけど、
「人の振り見て我が振り直せ」ってことなんだろうな。

お気楽なこと

2011-03-28 12:32:00 | デジタル・インターネット
110327sh1このブログもそうなんだけど、
会社のサイトFacebookTwitter でも、
震災以後、僕のコメントや記事はシリアスな方向に傾斜している。


あれだけ激甚な災害だったから、
安全地帯で惰眠を貪ってる僕でも、少なからぬショックがあったんだろう。
けど本来、楽しく繋がっていこうという目的ではじめたウェブや SNS だから、
そろそろお気楽なことでも綴ってみようかと思う。
悲嘆に暮れてるばかりじゃ、前には進めないもんね。


とはいえ、あらたまって「お気楽に」といわれても、なかなか思いつかないんだよな。
さしあたって今夜、焼き肉を食べにいくことにした。
これって、お気楽なことだと思う。


最近のお気に入りは、サムギョプサル。
もし事前知識なしで「サムギョプサル食べる?」といわれたら、
まちがいなく僕は断固として拒否をするだろう。


画像は、きのう集まった石巻への支援物資。
ご協力、ありがとうございました。


富士スカウト

2011-03-23 14:22:00 | まちづくり
Buckleきのう、ベンチャースカウトから一通のメールが届いた。
差出人は医学部1年生の太朗くんで、
彼はボーイスカウトの最高峰「富士章」を獲得している。


東北へ出発する、という内容だった。
4年前の英国での世界ジャンボリー(21WSJ)で知り合った
神戸隊の先輩、看護師、太朗くんの3人で向かうらしい。


メールには、こう書かれていた。

   今、この春休みでないとできない。
   自分は夏休みには 22WSJ に行かなければならない。
   だから今、行きます。
   他の2人も同じです。


居ても立ってもいられない、青年のピュアな気持ちが痛いほどわかる。
彼らの活躍を願わずにはいられない。


16年前の阪神淡路大震災のとき、
やはり当団の富士スカウト、章太郎くんが関西に住んでいて、
いち早くボランティアとして現地入りした。
彼は豚汁やカレーライスの具材を送るように僕に依頼し、
毎日それを調理しては被災者に配給した。


繰り返すが、章太郎くん、太朗くんともに富士スカウトだ。
彼らが付けているのは、ブリキの金メッキのバッジではなく、
本物の金のバッジだ。


誰に言われるでもなく、自発的に行動する。
僕は彼らを誇りに思う。
匹夫の勇や義侠心でスキルも知識もないのに被災地にいくことは無謀だが、
他のスカウトたちも自分にできることを考えて行動を起こしてほしい。


ベンチャー隊長などというエラそうな役職を拝命しているが、
スカウトたちに教えられたり、刺激を受けることの方が多い。
僕もスカウト活動に携わる身として、できることをやるつもりだ。


それを「希望」と名づけよう

2011-03-19 13:40:20 | ニュース
Tvルームエアコンの効いた部屋で、
純白のソファに身をうずめて、
チョコを肴にシングルモルトを飲みながら、
僕はTVの中の被災地の人びとを心配して目頭を熱くする。


これは偽善の涙なのだろうか?
それとも僕は、決まりきったお悔やみでも言いたいのだろうか?


確かにTV画面には悲惨な状況が映しだされてはいるけれど、
僕の部屋には、冷たい風も吹いてなく、焼け焦げた臭いもせず、
避難民の咳きもヘリのプロペラ音も聞こえてこない。
むろん、放射能の雨などとは無縁だ。


あの日から1週間が過ぎた。
あさ会社にいき、昼は資金繰りに頭を悩ませ、夜になると帰宅する。
毎食 何不自由なく食べ、毎日 熱い風呂に入り、毎晩 暖かなベッドで眠りにつく。
僕の日常は何一つ変わっていない。
そう、平穏なる残酷なクリシェ!


佐野元春が、震災から2日後、自身の誕生日に寄せて、
それを『希望』と名づけよう
という一編の詩をオフィシャル・ファンサイトに掲載した。


はじめて目にしたときは、震災直後ということもあってか、
僕には悲しい詩に感じた。
けれど、時間が経ち、少し平静さを取り戻して読み返してみると、
こんなメッセージに思えてきた。


下を向くな!前に進め!そして共鳴しよう!


被災地の人びとには、偽善の涙も決まりきったお悔やみも必要ないだろう。
僕にできることをできるだけできるように、ありふれた日常を楽しんでいきたい。
今を嘆き悲しむよりも、明日もっとできることがきっとある。
それを「希望」と名づけていいんだよね。


余震は続く...

できることを できるだけやる

2011-03-14 13:19:44 | テレビ番組
Rescue2未曾有の大災害に戸惑っている。
けれど、思考停止はしていない。


国会議員の先生たちよ、
SNSで持論を吐くことがアンタらの仕事じゃないぞ!
無用な誹謗中傷は、何の問題の解決にもならない。
実質的に、直接的に、被災した人たちのための行動をとってくれ!

マスコミよ、
津波の映像を繰り返し流すのも、被災者にインタビューするのも、
もうやめてくれ。
悲惨なことは、もう十分に理解した。
現地のための給水や避難所の状況を優先的に、
そして被災地に親類などがいる方のための情報を報道してくれ!


けさ朝礼で、弊社の災害支援のスローガンを発表した。

「 できることを できるだけやる - We do all we can! 」

節電、献血、募金、仕事、そして祈り。


被災した面積、人口、GDPを考えると、
ヨーロッパの小国が丸々一国壊滅したくらいのダメージかもしれない。
さらに、関東での計画停電。
国力の低下は否めない。


いま僕らにできることは、
東北の人たちの分まで働いてこの国の経済力を落とさないこと。
復興に向けて莫大な費用がいる。
それを賄うためには強い経済が必要だ。


弊社の取り組みなど、毛ほどの効果もないにちがいない。
それでもこの国に暮らすものとして、じっとなんてしていられない。

瓦礫の中の Golden Ring

2011-03-12 10:48:59 | ニュース
Mother何から書けばいいんだろう?
何も書かない方がいいのかもしれない。
何か書いたところで、どうにもならない。
あまりにも無力だ。


今回の東日本大震災。
被災した範囲が広すぎるし、ダメージも甚大だ。
さらに原発も心配だ。
最終的にどれだけの被害になるのか、想像もつかない。


僕は、折に触れ、このブログで政治家に悪態をついてきた。
もう、しのごの言わない。
国民の生命・財産を守るのがアンタら国会議員の職責なら、
党派を超えてこの難局に当たってくれ。


日本の国力をみせてやれ。
日本人の忠良な民族性をみせてやろうぜ。
そして僕は、瓦礫の中の Golden Ring を信じたい。


いま僕にできることは、節電と
有益と思われる情報を Twitterで RT することくらいしかない。
微力(無力)なのはわかってる。
けど、やる!


軍事的天才

2011-03-10 17:28:39 | うんちく・小ネタ
Horse日本の歴史上で天才と思う人物が3人いる。
空海、源義経、世阿弥、この3人だ。
いつかこの3人の天才性ついての投稿をしたいと思ってるんだけど、
生来の不精者だから、なかなか勉強までこぎつけられない。


以下、義経について、
検証なしで思いつくまま語ってみたい。


画家や詩人、学問の才能は必ずしも希少ではない。
けれど軍事的天才というのは、それを持たない民族のほうがむしろ多い。


かつて司馬遼太郎さんが、エッセイか何かで軍事的天才について、
「日本史をみて、千数百年のあいだに3人ほどがやっと選びうる」
と、述べていた。
その3人が誰を指すのかはわからないが、
おそらく義経は入っているにちがいない。


義経の用兵は、後の世でいう騎兵だった。
義経は騎兵団を編成し、それを集団として運用した史上最初の人なのだ。
騎兵のもつ集団としての機動性、奇襲能力、突破力に日本史上はじめて着目し、
その戦術を創造し、それを成功させた。


むろん、それまでも馬をつかった戦闘はあった。
板東武者は、乗馬に習熟し、騎射にも優れ、馬上での格闘にも長けていた。
だが、それは馬術という個人競技であり、
騎馬隊を用兵として戦術として集団で使用するという思想もなかった。


また、騎兵による奇襲は、天才が運用してはじめて成功するともいわれている。
世界史を見回しても、その成功例は極めて少ない。
板東武者の新田義貞も、騎馬隊で鳴らした武田信玄も、これを用いず、
織田信長が桶狭間の戦いで使用したくらいだ。
その信長でさえも、それ以後、騎兵を用いた戦闘をおこなっていない。


義経は、一ノ谷で、屋島で、騎兵隊を率いてことごとく奇襲を成功させている。
どういう着想で義経が騎兵という戦術を発明したのかは、僕にはわからない。
義経は、政治的には幼児のように無邪気で無知だった。
後白河法皇に翻弄され、最後は兄 頼朝に追捕され命を落としてしまう。


歴史に「if」は禁忌だが、
もし義経が凡将だったら、あの悲劇的な最後は避けられたにちがいない。
軍事的天才は、その天才性ゆえに、非業の最期を遂げてしまうのだろう。

愚者の楽園

2011-03-09 10:15:11 | ブログ
Nyutaishiki自衛隊入隊予定者の激励会に出席した代議士から聞いた話だが、
今年は志願者が多く、入隊はずいぶん難関だったという。
この国もいい意味での愛国心が醸成されてきたのかと思ったが、
そうではなく(それだけではなく)不況の影響だという。


実はきょう、弊社は入社希望者の面接日だ。
このマイナーな業界の零細企業に4名もの応募があった。
ひと昔前なら考えられないことだ。
これも、不況の影響だろう。


「桐箱屋は、景気に左右されなくていいですね」
などと、お気楽なことをよくいわれる。
桐箱(弊社)の場合、製品の用途の大部分はパッケージで、
中身(お客さまの商品)が売れなければ桐箱も必要ない。
さらには紙箱やレジ袋でもいいわけで、
コストカットの第一標的にされてしまう。


敢えていわせてもらえば、景気の影響をめちゃめちゃ受ける業種だ。
幸いにも今は忙しくフル稼働してるけど、
自分の業界、この国の経済成長、楽観できる要素はひとつもない。


ブログは楽しく運営していきたいから、
後ろ向きなことや政治的なエントリーはできるだけ避けている。
けど、今の国会(議員)をみると、
憤懣やるかたない気持ちになってしまう。


経営の不振を他者のせいにすることは、経営者にはタブー。
どんなに不況でも儲けてる会社はあるんだから、
天に唾する行為だ。
さりとて、あの先生たちの愚行によって、
どれだけの中小零細企業(国民)が不幸になっているか?
いまの国会は、愚者の楽園だ。

近ごろの若いヤツ

2011-03-07 14:55:34 | 悩み
Young_man「近ごろの若いヤツときたら」
こんなことを言いはじめたらオッサン、
いや、ジジイになったということ。


順送りだから、いつの時代でも若者の非常識さには、
年かさの人は眉をひそめたり、憤慨したりする。
とりわけ僕の世代は「新人類」なんて呼ばれてたから、
さぞ当時の大人は僕らに苛ついてただろうな。


今朝、専務が若い社員を厳しく叱責していた。
そんなに叱らなくてもと思い、止めるつもりで理由をきいた。
けど理由をきいた僕は、追い打ちをかけるように激しく叱責。


彼の行為は叱責に値するんだけど、
それよりも冒頭の台詞を使った自分に厭気がさした。
もし彼が「近ごろの若いヤツ」だとすると、
僕は完全に「今どきのオッサン」になったってことなんだよな。

I'm a big boy now!


ネット社会

2011-03-04 13:22:00 | デジタル・インターネット
Http2かつて、といってもほんの50年ほど前までは、
翌日に遠足や運動会があるとき、
子どもは母親に明日の天気をきいた。
場合によっては、自製のてるてる坊主を作って祈るという、
大げさにいえばリリジャスな体験をした。


そのことが、こんにちのネット社会では、母親もてるてる坊主も存在せず、
さらには仰いで頼み入る姿勢を必要とせず、
インターネットにキーボードで命ずれば用は完結する。
子どもにとって、ブラウザのテキストに対し尊敬したり感謝したりする必要はなく、
子どもはそのテキストを使用するだけで済む。


子どもが主人で、ネットは奴隷の立場にある。
子どもたちは万事、このような社会で暮らしているのだ。


今回のカンニング騒動、むろん許されるべきことじゃない。
しかし一方で、たかがカンニングじゃないか、とも思う。
カンニングくらいで警察沙汰というのは、どうだろう?


教育界は受験制度の根幹を揺るがす重大事件と眉をひそめ、
メディアはテロ事件並みの扱いで騒ぎ立てている。
いまの若者たちは、冒頭に述べたような、ネット社会で成長し、日々暮らしている。
彼らにとってネットを使ったカンニングなどは、
消しゴムに答えを書いてた往年のそれと同じようなものだろう。


保護の意味もあっただろうが、逮捕だと?
まさか起訴しないよな。