![Beatles Beatles](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/7e/db183848bf29ae91242d03b2cdb0ad36.jpg)
このタイトルは、吉田拓郎の楽曲にあったと思う。
僕よりひと世代上のミュージシャンだから、
曲の内容はよく覚えてない。
「もっと自由でいいんだよ」
ということをビートルズから教わったという曲だったかな?
昨夜、見るとはなしにチャンネルを替えてたら、
BS フジ「プライムニュース」でビートルズについての検証をやっていた。
先月、元春レイディオショーでも「ビートルズ DNA」という特集をやってたし、
ロンドン五輪の開閉会式でも、キーになる部分にはビートルズの楽曲がセットされていた。
デビュー50周年ということも相まって、最近はビートルズ音楽に触れる機会が多い。
ゲストのアメリカ文学者、佐藤良明氏がおもしろい切り口でビートルズを評していた。
「ビートルズは革命だった」
これはありがちな評なんだけど、
「その革命以来、今もビートルズ幕府が続いている」
なるほど!と腑に落ちた。
ビートルズ以降の様々な音楽ムーヴメントは、
所詮、ビートルズ幕府の統治下での出来事だというのだ。
僕が本格的にビートルズを聴きだしたのは、中学に入ったころだと思う。
親父のだったんだろうか?
幸運なことにビートルズのオリジナルアルバムのボックスセットが
家のレコード棚にあった。
もちろん、ブラックビニールの 30cm LP 盤だった。
ビートルズのスゴさは、ロックンロールをろくに知らない田舎のガキにも響いたこと。
そして彼らが僕に教えてくれたのは、ロックンロールだけじゃなかった。
ビートルズは、僕に英語も教えてくれた。
当時は中1だったからほとんど英語は解さなかったけど、
歌詞と対訳をみながら熱唱していたから、
その単語・慣用句が教科書にでてくるとすぐに身についた。
過剰にビートルズに傾斜して神扱いすることは、彼ら自身も本意ではないだろう。
けど、半世紀の時を経ても色褪せない説得力。
ビートルズ幕府を革める次の革命は、僕の生存中にはないかもしれないな。