酔いどれおやじの独り言

徒然草の現代版

酔いどれおやじの千三百七日目

2013-02-25 03:21:22 | Weblog
あまりにも無残な光景に私は夢でも見ているように近寄り惨状を見て周り呟いた。「どうしたんだよ皆、とうして倒れているんだよ‥、校長、佐藤、吉田、文恵、陽子、利、青野‥」そして子供をかばうように倒れている梅野先生をみつけた。「先生、先生‥、どうしたんですか、起きてください、起きてくれよ~」抱き起こした手には血がべっとりとつき私は狂ったように泣き叫んだ。「なんでこんな所まで‥、こんな所まで攻撃されなきゃならないんだー!」そまま私は気を失った‥。私は荒れ果てた校舎を眺めながら思い出していた。そしてこう呟いた。「帰ってきました、やっと帰ってきましたよ、梅野先生、校長、みんな‥」涙がこぼれ落ちた。すると校舎に人影が見えたような気がして私は近づいた。懐かしい玄関が私を誘い込むように「入って来いよ」と言ったのです、私にはそう聞こえたのです。私は不思議な力に導かれるようにがたついた玄関の引き戸に手をかけた‥。続く。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする