台風15号が沖縄本島を通り過ぎたばかりなのに、現在は14号が与那国島や八重山、宮古など先島地方に少なからず影響を及ぼしつつある。抗しきれない自然の脅威に翻弄されるだけなのか、くれぐれもご注意下さい。夜も更けて近所から三線の音色が聴こえてくる、地域の青年会がエイサーの練習に取り組んでいるようだ、亜熱帯の島は間もなく旧盆を迎える。かつて、沖縄のわらべ歌を特集してラジオ番組を制作した折り、編成に多大なご協力を頂いた地元沖縄の音楽家、奥平潤さんから感想で承った一言を思い出した。『沖縄のわらべ歌には台風について歌った歌が一曲もないよね、これは不思議だよね』、う~ん同感する。(例えば・・てぃんさぐぬ花は、雄大な自然と親の深い情愛を歌い上げた教訓歌)。琉球の遥か昔から自然の厳しい摂理に向き合った沖縄、自然現象とはいえ、歌にして残すという発想には結びつかないのも道理・・かもしれない。確かに台風は歌に為りにくい、古今。
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