農業と闘牛の島、徳之島。ゴールデンウィーク期間中になんと五つの闘牛大会が開かれるという闘牛処。昨日、ウォーキング中に聴いたラジオ番組で徳之島の闘牛を紹介している。それによると現在のチャンピオン牛の名前が、もとやまたいほうというらしい。漢字で現すと元山大砲?かな。デビューの軽量級で、いきなりの4連勝。同じクラスに相手がいないのでランクを上げたところ連戦連勝で、現在は10連勝中だとか。はげぇ、見事な勝ちっぷりじゃ。かつて徳之島には福田喜和道(ふくだきわみち)号という最強牛がいたね、確か軽量級だと覚えているが・・・元山大砲号、今後の活躍は如何に?ワイド。
先日来の天候不順、やはり梅雨入りであった。例年より早く沖縄地方が入ったとは昨日の発表、奄美地方も2、3日以内でしょう。雨のために一週間延びた晴明を昨日済ませたが、やはり小雨そぼ降る中で親族が会した。お墓は首里の高台にあり遠くに中城湾を望むが、最近は宅地開発で墓地周辺に住宅が迫る。雨を凌ぐブルーシートを亀甲墓前に張り、線香を炊き一同が墓前に手を合わせる。天ぷら・カマボコ・三枚肉・ゴボウ・昆布巻き・こんにゃく・のり巻きなどを詰めた重箱を開き、果物や菓子も添えて晴明の賑わい。本降りになる前にお開きで、先祖に挨拶一礼。しかし今回は雑草が例年になく生い茂り、事前の草刈り作業に難渋した。さて、伊江島ゆり祭りが始まり、今日はリリーフィールド公園でのラジオ番組公開放送。今年は行けなかったが、会場は賑わいを博したことでしょう。昨年秋に植えた数万の球根が一斉に花弁開き、ほのかな香りが見物客を迎えてくれる筈。今朝のウォーキング中に写した百合の花は雨に打たれて瑞々しい。
抜けるように青く梅雨の晴れ間とみまごう晴天、南城市大里にある公園墓地のオープニング式典に出席する。場所は那覇市も遠望出来る高台、広々とした管理型の分譲墓地は本日、第2期の区画が完成。サトウキビ畑に囲まれた終の住家は永代供養法要などを執り行う墓苑を備えている。厳粛に式典挙行、懇親会で牛汁をいただく・・・久々に味わった。さて、先ほどラジオで『青い山脈』が流れて、沖縄ではフォークダンスで『青い山脈』を取り入れている話題になる。テレビ番組の全国ネットでも紹介される現象だが、他府県から見れば不思議なようだ。中高校生の頃に踊りました、いや!踊らされました。代表的な楽曲はオクラホマミキサー、マイムマイム、そして青い山脈であった。
先日来、勤務先の1階会議室を映像センターに賃貸ししている。南大東島で民謡グループに所属する少女の物語・映画「15の春 旅立ちの唄」の撮影スタッフが20名前後、連日のように部屋を出入りしている。衣装であろうか、セーラー服も目に付く。役者らしき人物も時折り見かける。一昨日辺りからは大き目のスーツケースが幾つも部屋に並び出した。そろそろ島に移動だな・・5月から撮影に入るそうな。島の民謡グループ・ボロジノ娘に所属する少女が高校進学のために親元を離れて沖縄本島へ旅立つというストーリー。配役が発表され、母親役に大竹しのぶ、父親役に小林薫、主人公の優奈役に新人の三吉彩花さん。なんと、ひーぷーこと真栄平仁も出演するそうな、オファーがあったのね。映画の公開は来年春らしい。ちなみにボロジノ娘の名前は南大東島を最初に発見したロシアの軍艦・ボロジノ号に由来する。数年前のメンバーは島唄「夢は大きく民謡歌手」で新唄大賞を見事受賞したのだ。
4月5日発行の朝日新聞「窓 論説委員室から」の記事は「大阪にある沖縄」のタイトル。タイトルからして大正区のことだなと気付く。戦前から沖縄の移住者が多く定住した地で、住民の四分の一にあたる1万7千人が沖縄県出身者といわれ、さながら関西の沖縄タウン、ウチナーンチュの街。今年、大正区制定80周年と沖縄の復帰40周年の節目を迎え、沖縄三大綱引きのひとつ、与那原大綱曳きを迎えるという記事。さらに1985年に出来た私設図書館「関西沖縄文庫」の役割についても触れている。開設以来、沖縄の歴史や文化を若い世代に地道に伝えてきたという。主宰者は復帰記念日などの節目にヤマトと沖縄の関係を見つめ続けている。基地を抱える沖縄だからこそ本土に住むウチナーンチュが沖縄の問題を常に提起している、「問われているのは私たちだ」と筆者が結んでいる。本土から沖縄を視る、そして問題の本質を見極めて欲しい。
いやぁ、参った。梅雨入りのような天候が続く。バイクで外出ままならず、日中は自宅で横になり縦になりしている。夕刻は朗読沖縄可否の会、ひとりサロン公演に招かれる。会場は浦添にあるベッテルハイム教会、朗読に触れるのは暫くぶり、再会する会のメンバーも達者で何より・・・さて、今日の朗読も文学作品の多様な語彙を受け止め、言葉の意味を理解するって新鮮な試みを得られた。この感覚に浸るのも朗読ならではで久しぶりに味わう。言葉は心の琴線を刺激する、朗読の空間に心の贅沢を堪能させて貰う。至福のひとときにお招き頂いた会の皆さんに感謝。やはり日本語は美しい。
晴明シーズンを迎えたが、天候が不安定。雨をついての墓掃除や墓参りは大変、週末は晴れてほしい。さて、うるま市石川で会合があり、自動車道の石川インターチェンジで車を降りる。すると山間からセミの鳴き声が聞こえる。クサゼミのような小さなセミであろうか、ジージーと間断ない。もうじき亜熱帯地方は若夏・うりずんを迎える。