老兵は死なずⅢ

2009年01月04日 | 雑記

病院送りとなった(いや、”した”だな)のピンチヒッターのVAIO君、当時最新鋭といわずも先端の一翼を担ってた。
だが、95世代のだけあって現代社会で活躍するにはちと荷が重い。
なんしろ画面は15インチながらTFT、PentiumⅢで600MHz、メモリー64MBにHDD12GBで、今では過去のものになりつつあるFDDにCD‐ROM登載機種。
一応メモリー増設してXP機にはしてあるのだが、今流行のXP登載5万円機種にも遠く及ばぬ低性能、本来ならば粉砕され溶かされ、貴重なレアメタル資源の材料となる運命なのだがメール専用として事務所の片隅で余生を過ごしてた。
それが急遽第一線へ引っ張り出されたわけである。

日のあたる場所は風当たりも強い。
スイッチONと同時に流れ込む情報量と設定変更の嵐!
64のメモリーと12のHDD、それと600のPentiumはパニック寸前、まるで老いた私に若い女性のピチピチモモを見せるが如し。
そぅ、なにがなんだか、かにがかんだか・・・

コト コトコトト

しばらくして動き始める画面

冷静さをとりもどしてきたのか、それまで遅々と進まぬ更新画面に現れる変化。
老いたりといえども、メール専科なれども、LANカードよりのびた一本のコード、こいつが世間様との途絶を避けていたみたい。
そう こいつが夜な夜なこっそりと老いたと睦み事を繰り返してたようで、思ったよりも少ないアップデート量。

コト コトコト

時間はかかるが処理をこなしていく。

うん こいつは人間社会でもいえるな。
退職までいくらバリバリで第一線で活躍していても、退職後何一つ趣味なくやることなくなれば老けが早くなるという。
金があってもなくともお迎えが来るまで働ける意欲、行動力がある人は頭の老いがこないと聞いた。
そーいや 健康で長生きした人間に「俺は若いとき働くだけ働いたから後はもーいいや」と楽隠居してた人は少ない。
楽隠居=世間との隔
死ぬまで第一線勤め、こりゃ大いに結構♪
働けるだけ働きなよ♪
いや ゲートボールだっていいじゃないか、囲碁将棋だっていい、ゴルフも結構
釣り 大いに結構♪
とにかく生きた人間との交流を絶やさないこと
これが一番♪

と古いPCと格闘しながら、この老いたPCと近所の長生老人たちの姿が妙に重なった昨夜。

でも・・・

使うなら やっぱ 最新式がいいな♪ (笑)


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