花婿の父 3

2012年05月02日 | 雑記

いやぁー GWですね♪
 今回はうまく休めれば、なんと!頭に“超”の字が付く、超豪華連続9連休のGWになるそうだ。うらやましい限りです。 お出かけには、いー季節です。

 
さっ 山や海に出かけましょう♪

とわ、言うものの・・・ おかげで行楽地はどこも渋滞。私のブログは停滞中 ^^;
わたしと言えば、365日、一年まるまるGW♪
なのになぜか滞る ^^;

さて本題の息子の結婚式。
今日の絵は先日下書きで描いた息子たちのウエディング姿を書き直したものです。
結婚しても、式はしないという若い二人の続き、『花婿の父3』

「費用が掛かるのでもったいない」、「人前での、さらし者」、等々と難くせ言っては避けていた若者ふたり。なるほど言い分を聞けば一理ある。
しかしこちらとしても、世間のしがらみっうもんがある会う、はいそうですかと納得もでき、まずない。
やるの、やらないのの押し問答。
それで一考、「将を得ずんば馬を射よ」。先ず、新しくわが娘となる彼女にモーアタック。

「若いとき式あげなかったからと、50歳過ぎてからも、ウエディングドレス姿で写真撮る人多いよね、やっぱ“ 花嫁衣装姿”は、女の宝♪」。なんだよね
なかには成人式迎えた息子とパチリ。そうそう、この間なんかテレビでお孫さと一緒にと、 ウエディングドレス姿のおばあちゃんが写真撮ってた。
花嫁って、何歳になっても綺麗だね♪でも、なんって言っても、皮膚ピチピチの若いときのすがたが一番♪ ねっ着たいでしょ♪
まっ朴念仁の息子には、こんな若い女性の気持ちは察しないでしょうな。
と、新しきわが娘となるむ彼女を、舅となるわたしが口説く。

その後何日かして、私の口説き文句が良かったのか、息子が挙式・披露宴をやると言ってきた。会場は二人の住居、勤め先等の位置を考慮して、千葉の浦安、デズニーのオフィシャルホテルにもなってる某ベイホテル。
日時は、息子が初めて嫁を我々に「籍入れるから」と紹介された四月から、丁度一年後のこの四月。(入籍は昨年八月)

“やれ”とは言ったものの、式場の内見会にに言ってびっくらこいた。金が無いのに、よりによって、なにもこんな高そうなホテルで・・・ T〇T
ウエディングドレスは、借り賃一着30万超とか!確かに私は言った、“花嫁衣装姿は女の宝”ってね。
持病の悪化で、現在リタイア人生、しかも年金支給年齢には手が届かず、じいちゃん入退院の繰り返しで貯えの切り崩し人生。
おまけに、そのじいちゃんが2月に亡くなり、急きょの葬儀。四十九日法要・納骨は・・・ げっ!結婚式とかぶる四月中旬。あわてて寺に連絡して三月と。
山でカッコウ鳴いても、私の財布は閑古鳥、いつも“ピーピー”泣いてます。
ああ・・・ 金が無い TOT

あのぉ・・・ お金 って言ったら、「なるべくお金は使わない、切りつめられるものは切りつめて、自分たちで出来るものは自分たちで♪
金がないのは初めから、『金がなければ汗流せ』は亡くなったじいちゃんがよく言ってた言葉。 それを聞いていたかどうかは別にして、例えば式の最中に流すビデオの制作、席札、席順表、招待状も自分らで制作と、涙ぐましい努力。

  

「お願い、とうちゃんはウェルカムボード作って」
なんと無謀な要請、何でも、このナントカボード、業者さんにお願いすれば3~4万掛かるそうだ。しかし私らのころはこんなボード無かったし、我が家の婚礼は私ら以降、彼らが初めて。
「普段描いてる似顔絵でいいから」との条件で作ったものの、依頼されて数か月は放ったらがし、彼らと会うという日の前日、急きょ作成。素材はホームセンターより買ってきたペラペラの画用紙、一個四百円の額。一番高かったのは、ねえちゃんが買ってきて、外側に貼り付けたデコシール数千円、〆て一万にも満たぬ粗末さ。 
しかしだよ、結婚式あげる新郎の父が自らボードせいさくとわ・・・ そんなこと聞いたことないよ ^^。;

式場出口で見送る私に、帰るお客さんが「いー式でしたね」と一言

うん、いー式だった♪。
しかし、あれはまずかった。式の最後に花嫁から両親への感謝の言葉
隣で聞いてて、お涙ちょうだいの名文句。
式は一挙に盛り上がる♪
と・・・ 司会者が「ここで花婿からもご両親に感謝の言葉」
え?聞いてない、息子からの一言なんて・・・
初めは笑って聞いてたが、そのうち涙がとめどなくあふれ出てきた

・・・中学・高校と、この頃僕はとうちゃんに背を向けてまし
思春期・反抗期 なんにつけてもとうちゃんに背を向けていた
無視続けていっる内に、その大きかった背中が、次第に丸くなり小さくなっていく
・・・ 中略 ・・・
でも好きです
大きかったとうちゃんの背中も好きですが
小さく丸まった今のとうちゃんの背中ももっと好きだ!

めでたい席で、それももらう方の父親が泣いてどーするの
でもねこの言葉
この二月に月に亡くなった時じいちゃん(父)を納棺した時に、ふと想ったのと一緒じゃないか。
昔は大きくがっしりしてた背、病で小さく丸まったじいちゃんの背
認知で最後は看取る自分の息子の顔さへ判らなく、年老いて小さくなった背
その背を見て心の中でそっとじいちゃんに語ったことば・・・

涙にかすむ息子にポツリとひと言
お前・・・ そりゃ反則だ T0T


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