おやじの遺訓

2012年02月26日 | 徘徊老人のつぶやき
先日、八十八で親父がこの世とオサラバした。
「ご遺影に使うお写真は・・・」と葬儀屋。
面倒くさがり屋で恥ずかし屋、ちゃーんと写した写真など一枚も無い。
で、親父の部屋を家探しすると、広告を切り束ねた紙に鉛筆ではしり書きしたものが。

一、 一生懸命働いて
二、 二の腕真っ黒、あかぎれつくり
三、 散々苦労するけれど
四、 寄ってこないは運と金
五、 何時でも財布はからっけつ
六、 無理して朝晩働いて
七、 なんでこんなに運がない
八、 やっぱり俺は馬鹿だった
九、 苦労続きで判ったことは
十、 とうとう俺も八十坂


そしてその裏に

一、 一人さびしく旅に立つ
二、 二度と帰らぬ古里離れ
三、 三途の川へまっしぐら
四、 死出の旅路を大急ぎ
五、 極楽浄土に着いたなら
六、 昔懐かしき人に会い
七、 仲良く皆の仲間入り
八、 やっぱし浄土はよいところ
九、 こんな良いとこほかにない
十、 ともに阿弥陀のお弟子入り


   ヨッ! オヤジ♪

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