北関東の宮彫・寺社彫刻(東照宮から派生した宮彫師集団の活躍)

『日光東照宮のスピリッツ』を受けついだ宮彫師たち

妻沼聖天堂の奥殿(埼玉県熊谷市)

2018年11月15日 | 総論 
 日光東照宮、世良田東照宮と紹介してきまして、次に紹介すべきは「妻沼の聖天山」です。国宝にも指定されている名建築物です。特に奥殿(本殿)は、三面に素晴らしい彫刻が施されています。  寛文10年(1670)に大火で焼失。享保5年(1720)に地元の大隅流大工・林兵庫頭藤原正清によって再建が計画され、享保20年(1735)に着工。途中工事が中断(寛保2年(1742)の洪水:信濃では『戌の満水』)されま . . . 本文を読む