ホームページからご依頼いただき、茅ヶ崎市香川にお伺いしてきました。
ご依頼有難うございます。^^
既存のアンテナで地デジを受信されていますが、不安定な状態だとのことです。
まず現状を調べてみると、卓上ブースターが付いているのですが、その出力で60dBμ前後しかありませんでした。
30dBタイプのブースターなので、単純計算で入力で30dBμ前後しかないことになります。
電波が弱くなりすぎていると、どんな高性能なブースターでも改善させることはできないです。
まずはアンテナがきちんと受信できているかを調べます。
アンテナが問題なければ、テレビ端子までの配線系統に問題があるとわかります。
アンテナではきちんと受信できていました。
金具は錆びていますが、マストはまだ大丈夫そうです。
このジョイントが怪しいと睨みましたが、ここはほとんど減衰していませんでした。
この先の経路に減衰させる原因があるようです。
テレビ端子は2箇所なのに、アンテナ直下からテレビ端子まで38dBも減衰しています。
ブースターでは根本的な改善とはならないので、同軸ケーブルの交換が必要でしょう。
テレビは一部屋で視聴できれば良いとのことですので、外から露出配線で同軸ケーブルを配線すれば
卓上ブースターも要らなくなります。
アンテナ自体はまだしばらく使えると思いますが、アンテナ工事と同時なら配線工事の金額は安くなります。
既存アンテナの状態や料金などをご説明させていただき、今回はアンテナの交換もご依頼いただきました。
ありがとうございます。
それでは作業にかからせていただきます。
既存アンテナのマストは3.6mですが、今度は半分の1.8mのマストとなります。
支線の準備ができました。
同軸は、アンテナからテレビまでジョイントなしで一気に持っていく作戦です。^^
立てて・・・
調整して・・・
完成しました。^^
湘南平の鉄塔が目視できるので、文句なしのロケーションとなっています。^^
1階の居間まで直接配線し、安定受信確保にて完了です。^^
不安要素は残していないので、これで安心してテレビをお楽しみください。
ご依頼有難うございました。^^
それで・・・・
2枚目の写真のジョイントが、どれくらい電波を弱くしているかをみてみました。
電波発信機で78dBで出力させて・・・
ジョイントを通過させてみると・・・
1.2dBしか減衰していませんでした。
悪者にされがちな「芋結びジョイント」だけど、ちゃんとつながっていればこんな感じです。
BERやC/Nがどれくらい悪くなるのかは判りませんが、この手のジョイントが必ず悪いわけではないので
受信不調の原因探しは慎重に・・・^^
おまけ
卓上ブースターも、きっちり30dBの仕事をしていました。
UHF1波だけしか流していないので、現実とはちょっと違うかもしれません・・・^^